ぼくの絵本美術館 新装版

著者 :
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 17
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729067

作品紹介・あらすじ

あの『ぐるんぱのようちえん』の!
あの『アンアン』の!

『アンアン』をはじめ、
『ブルータス』『ポパイ』『オリーブ』と
数々の雑誌のロゴデザインを手がけ、
天才的なアートディレクターとして活躍した堀内誠一の
もう一つの顔。それが、絵本作家です。
『ぐるんぱのようちえん』『マザーグースのうた』など
幼少の頃、手にした人も多いのでは?

絵本は官能的だ。

堀内誠一が生涯愛しつづけた絵本の世界とは
いったいどのようなものだったのか――。

ラスコーの壁画、マチルダのタピストリーから
ボッシュ、ブリューゲル、シャガール、カンディンスキーまで、
絵本の古典コールデコット、モンヴェル、グリナウェイから
現代のムナリ、レオニ、長新太まで――。

本書は、絵本の歴史と魅力を一望する画期的な絵本論。
ここでしか味わえない「偏愛的個人美術館」です。
カラー図版多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 2022.1.16市立図書館

    1.絵本の絵を考える(「こどものとも」折り込み付録)
    2.ギャラリー 絵本の楽しみ(「こどものとも」折り込み付録)
    3.さまざまな絵本のなかで(掲載誌いろいろ)
    4.こども・大人・絵本
    ・絵本の無限の可能性 対談:長谷川摂子(「こどものとも」折り込み付録)
    ・子ども・大人・そして絵本 鼎談:安野光雅+岸田衿子+堀内誠一(「別冊太陽 絵本」1984)
    5.子どものための展らん会(「母の友」15回連載)

    鼎談目当てで借りたけれど、他もよかった。とくに5の「子どものための展らん会」はお題のモチーフを古今東西の名画から集めて見せてくれるのが下手な美術の教科書よりずっとおもしろくてよかった。堀内さんはほんとうに子どものこと、芸術のこと、絵本のことをいつも一生懸命考えていたんだなあと改めて知った。

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著者プロフィール

堀内 誠一(ほりうち・せいいち):1932年12月20日、東京都向島で生まれる。1946年日大第一商業高等学校に編入。1947年4月、伊勢丹宣伝課に入社。1949年現代美術会展に出品、奨励賞受賞。1956年9月、伊勢丹退社。1957年アドセンター株式会社創立メンバーとなる。1958年6月、内田路子と結婚。1987年逝去。デザイナー、アートディレクター、絵本作家。数々の雑誌のエディトリアルデザインやロゴデザインを手がける傍ら、生涯で60冊を超える絵本を描き、また挿絵も数多く担当した。1973年から81年にかけてフランス・パリに暮らし、世界を巡り、旅先の風景や地図を描き雑誌で発表するなど、多彩な表現に意欲的に取り組んだ。「anan」創刊時には、ロゴ、表紙、ページネーションなどを手掛ける。海外取材を手掛けるなど、雑誌の可能性を大きく広げ、現在まで続く雑誌のコンセプトやイメージを作り上げた。

「2023年 『父の時代・私の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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