文豪の味を食べる ‾作家・落語家・芸能人・画家・音楽家が愛した店‾ (マイコミ新書)
- 毎日コミュニケーションズ (2008年2月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839926007
感想・レビュー・書評
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新書文庫
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[ 内容 ]
夏目漱石、永井荷風、池波正太郎、開高健などの文豪から、小津安二郎、黒澤明、岡本太郎などの巨匠、渥美清、石原裕次郎、美空ひばりなどの芸能人まで、食をこよなく愛した45人ゆかりの店を、辛口グルメ評論家がくまなく訪れて格付け。
食にまつわるエピソードから偉大な先人達の心の深淵をのぞく異色のグルメガイド。
[ 目次 ]
第1章 文豪の味-明治生まれの作家たち(森鴎外 上野精養軒-あの栄光を再び 夏目漱石 竹葉亭本店/松栄亭-幼い頃から洋食を食べていたら ほか)
第2章 文豪の味-大正生まれの作家たち(柴田錬三郎 王ろじ-とんかつが編み出した円月殺法 池波正太郎 煉瓦亭/鎌寿司/花ぶさ-頭の中を食べものがグルグル ほか)
第3章 文豪の味-昭和生まれの作家たち(向田邦子 芳味亭-お皿の向こうに父親が見える 梶山季之 バー魔里-飲む・打つ・買うの無頼漢 ほか)
第4章 落語家・映画監督・芸能人の味(5代目古今亭志ん生 並木薮蕎麦-そばよりお酒 5代目柳家小さん 小福-師匠ゆずりのうなぎ好き ほか)
第5章 画家・漫画家・音楽家の味(藤田嗣治 カフェーパウリスタ-コーヒーのない日本なんて 岡本太郎 蛇の新-クレヨン画爆発偲ぶ手酌酒 ほか)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
是非はともあれ単なるグルメガイドブックである.格別に日本文学史の上で参考になるような記述はない.
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よだれ
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なんかNorman Yamazaki先生と同郷のみならず
媚びない辛らつ口調で面白かったわ。
はからずも<a href="http://blog.livedoor.jp/akkochama3/archives/2006-05.html#20060521">藤田嗣治展</a>、
オカザワ先生も足をお運びになったのねえ。
カフェ・パウリスタ、アタクシも行ってみよう♪
永井荷風がとお〜っても傲慢チキに書かれているわん。
できる人ができない人に対してイライラしちゃうのは仕方がないことだわ。
「俺様以外はみんなバカ」な風潮は、否定しきれないの。
魚嫌いなくせに「いわしや」のから揚げは大好きで
丸ごと食べられちゃうの。
林芙美子先生も召し上がったのかしら。 -
文豪から芸能人まで45人の有名人が愛したゆかりの店を著者が訪れ、味わい、厳しく評価した一冊。味の評価は、人それぞれですが、本来の主旨とは違うところで、明らかに筆が滑ったと思われる文があり、残念でした。