ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]
- 毎日コミュニケーションズ (2008年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839928407
作品紹介・あらすじ
4つの基本原則を知るだけで、見違えるようなデザインに。コミュニケーションを強化する活字のアレンジについて、解説。デザインの基本原則を適用して、名刺、チラシ、パンフレット、広告、ウエブサイトなどをデザインする際のテクニックを解説。レイアウトデザインの基本書。
感想・レビュー・書評
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ほんの少しの知識を得るだけで、「ん?」というデザインの資料をちょいちょいと手直しできるようになります。勉強って気持ちいいね
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かっこいい(かわいい)、魅力的で斬新なイラストやデザインが誰でもできるようになる!という本ではございません。
デザインのデの字も学んでいない一般人がそんなことをできるわけがありませんので。
これは「デザインブック」という本のタイトルが誤解を招く可能性があると思います。
どちらかというとデザインではなく、レイアウト入門といった内容です。
イラストではなく、文書がメインの一枚紙(名刺、招待状)やウェブページをいかにわかりやすく見やすく整えるか?ということを教えてくれています。
報告書などを書く必要がある、社会人1年生のための基礎的教養が学べる本です。 -
何年も前に読んだ本。
今年、もう一度基本に立ち返りたいと思うことがあって、
ひっぱり出してきた。
読み返すと、以前よりももっと真剣に内容が入ってきて
実際の制作物にも基本のルールを適用して作り直した。
デザインの基本の、余白と、色、文字についてが本当によくわかる。 -
デザイン学習入門には素敵な一冊!
最近デザインの勉強をしたいなと思って、図書館で借りた。
良いデザインはどういう点が意識されているかが、書かれていてこれまで無意識に行っていたことを意識的に行えるようになる。
今回は図書館で借りてしまったが、デザインの勉強に力を入れ始める時には是非買おうと思った。
内容も印刷物だけではなくWebデザインについても書かれており、一通りの媒体におけるデザインの仕方がのっている。
独学でデザインを勉強したい人には是非オススメの一冊! -
本書はタイトル通り、デザイナーでない人(デザインを学んだことがない人)向けの本です。レイアウトや色遣い、タイポグラフィなどについて学んだことがないけれど学びたい人、そんな人が最初に手にとって欲しい一冊です。(バイオエンジニアリング専攻)
配架場所:工2号館図書室
請求記号:021.4:W74
▼東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2002859739&opkey=B148065623722574&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&fc_val=dptidpl%23%40%23113&cmode=0&chk_st=0&check=0 -
いい本だった!対象を「ノンデザイナー」に絞っていることで、極めて明快な趣旨の本に仕上がっている。色とタイポグラフィに関する説明も、これ以上ないほどわかりやすくて秀逸。
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「なんとなく」の自己流デザインに限界を感じている時に!
豊富なビフォアー&アフターで、その違いがひとめわかります。
翻訳本なので事例やフォントはみな英文のものですが、大丈夫、エッセンスは十分理解できます。
私も身近なところから「すぐにやってみよう!」と勇気がもらえました。ホント出会ってよかった楽しい本です。 -
読んだことがなかったので、デザインの基礎復習のために借りてみた。
デザイナーでない人が急場でデザインしなくてはいけなくなった時に、内容を丸ごと信用して使ってみても大丈夫という意味で最良の本だと思う。
翻訳はだいぶ粗く、ところどころ解りづらい文章になっているが、恐らく元々の説明が解りやすいので理解の妨げにはならない。
本書のターゲットでない本職の人間には解りきってることばかりで役に立たない本かというと、もちろんそんなこともなかった。
理解していることを言語化することで、より一層基本に立ち返りやすくなるし、基本が疎かになっていないかチェックする用途にも使えるので、一度も読んだことがない人はとりあえず読んでみればいいと思う。
個人的には書体についての基礎知識も載っていたのが有り難かった。 -
図版が豊富で、紙面も美しい。時々ページをめくって、気になったところを読むと、基礎に立ち返れる。本棚に1冊置いておきたい「教科書」ですね。
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「基礎に立ち返れる」
知人が、何でも盛り込みたがるクライアントさんにプレゼントした。って言ってたけど、真意が伝わったかどうかが気になります。「基礎に立ち返れる」
知人が、何でも盛り込みたがるクライアントさんにプレゼントした。って言ってたけど、真意が伝わったかどうかが気になります。2012/05/17
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Webサイトを作りにあたり、デザイン4原則について学ぶために読んだ。
どうしてもいい感じに作れないためデザイナーである妻に尋ねたところ、デザイン知識がゼロじゃうまくいくわけない、デザイン4原則をまず知っていないとどうしようもないから勉強しろと言われて手に取った。
目的は達成された。
4原則が非常に分かりやすく解説されているためよく理解できた。
それと同時に、デザインというものが、西野亮廣のいうところの「機能」と「意味(ブランド )」を橋渡しするものと言えることに気が付いた。
これまでデザインというのは「見た目を美しくしたり良い感じにする技術」と考えていたが、本書を読んでそれは狭い見方であると理解した。
例えばWebサイトに限らずチラシ、名刺、本、広告などあらゆる情報媒体にデザインが関わるが、これらの情報発信元には、情報を相手に届けるという使命が存在する。
そのためには、興味を持ってもらう、理解してもらうという、読み手へのアクションを促したりスムーズに情報を受け取ってもらうための工夫が必要になる。
そこをどうするかという問題解決にデザインが関わる。
デザインの良し悪しによって、情報の受け手を読む気にさせることもできれば、途中で放り出したくさせることもできてしまう。そもそも見た目が悪いものだと意識に留めてもらうことすらできない可能性がある。
恐らくデザイナーというのは絵描き屋さんやコーダーのような技術者では不充分で、情報発信者の意図をくみ取り、どのようにその目標を達成するかといったビジネス的観点を理解していいなければならない。これは製造ではなく要件定義から設計のフェーズに当たる。
僕自身はデザイナーになる気はない。しかしこれは知っておくべき情報だと思う。
Webサイトをはじめとして、自分の目標を達成するためにはこのデザインについての知識抜きには、ベストどころかベターな解すら見いだせないように思った。
さて基本の「き」は知れたが、いざこれを思い通りにアウトプットするには場数が必要になる。
多くの好例をインプットし、継続的に形にする行動に移していこう。
なお図書館にはこの版しかなかったが、2016年6月発刊の第4版が存在するそうだ。