- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839929732
作品紹介・あらすじ
7人のプロ直伝の、「いま知っておくべき」XHTML+CSSの知識とテクニックを集成。
感想・レビュー・書評
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Webアプリを開発するから買いました。
結構、お世話になった本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウェブ・サイトを制作するときに気をつけなければならない、XHTMLおよびCSSのさまざまな知識を解説している本です。なお、CSSへの対応がじゅうぶんでないブラウザへの対処のしかたや、ガラケーのインターネット・サーヴィスへの対応など、現在では古くなってしまった内容を多く含んでいます。
著者たちは、「CSS Niteビギナーズ」という、ウェブ制作の初心者向けのセミナー・イヴェントを開催しており、本書はその内容をまとめたものになっています。もちろんHTMLやCSSの基本的な知識は前提されているようですが、初心者向けということが意識されていることもあって、それらの基礎知識を解説している章もあります。
その一方で、ウェブ制作の実践において役立つさまざまな知識もとりあげられていますが、HTMLやCSSの基礎を学んだばかりの読者が、段階的に学習していくことのできるような構成にはなっていないように感じました。むしろそうした読者が、これからウェブ制作の実践的な知識を学んでいくうえで、留意しておいたほうがよいことをあらかじめつかんでおくために有益な本なのではないかという気がします。 -
2011/05/28読了。(X)HTML本は入門書が圧倒的に多い印象がありますが、この本の内容は入門書には無い、現場でしっかり役立つものでした。その一部は10年経っても活かせるものもあります。
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便利だという理由だけで、なんとなくCSSを使っていたプログラマこそ読むべし。
CSSというとデザイナーの領域だと思いがちだが、プログラマこそマークアップの重要性をきちんと理解し、しっかり構造化されたXHTMLを構築しなければならないということが分かるだろう。CSSを作成するのがプログラマであろうとデザイナーであろうとプロセスは同じだ。コーディンクとデザインの分離によって、あらゆるWEBページを効率よく開発することが可能となる。このようなXHTML+CSSのメリットについて、本書では冒頭のページで説明している。7人で執筆しているのにもかかわらずチグハグな感じを受けないのは、この一本筋の通ったポリシーによるところが大きい。
本書には現場で活躍しているプロのワザがぎっしりと詰め込まれているので、即座に実践で活用できそうだ。ポイントを突いた説明と惜しみなく挿入された図表によって、初心者にもとっつきやすい構成となっている。レガシーブラウザへの対応方法はもちろん、さまざまなデバイス(携帯電話、ゲーム機、テレビ画面、iPhone等)のCSSデザインについての解説もある。XHTML+CSSのキホンから応用まで、幅広い知識とナマの技術を習得できるだろう。
まずはこの一冊をマスターし、不足分をインターネットや他の書物で補うことをオススメする。 -
うーん。それほど
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XHTMLとCSSについて書かれた本。著者はCSS Nite周辺の人たちでの共著で、益子貴寛さんが中心となって書かれているような印象を受けた。XHTMLとCSSのつくり方、XHTMLのキホン、CSSのキホン、CSSセッティング、CSSデザインのための実用テクニック、CSSレイアウト、CSSデザインのブラウザ調整、多様なデバイスでのCSSデザイン、JavaScriptライブラリとCSS、CSS+トラブルシューティングという全10章で構成されている。
序盤のXHTMLとCSSのつくり方は文書構造とデザインを分離する理由や、エディタの紹介がされている。XHTMLのキホンではヘッダやボディで使う要素の説明とブロック要素、インライン要素の説明がされている。CSSのキホンではCSSの適用方法、出力デバイスによってCSSを切り替える方法、セレクタやプロパティ、視覚成型モデルの説明、スタイルの優先順位などの説明がしてあった。ここら辺までは他の書籍に見られる内容と変わりはないように思う。他書よりも親切に書いてあるくらいか。
CSSのセッティングでは、CSSの設計とファイルの分割、リセットスタイル、タイポグラフィについて一歩踏み込んだ説明がしてある。後に発展していくであろうSMACSSやOOCSSの考え方に近い内容だった。
具体的なCSSの設計方法はルールを設けることだ。ページレイアウトを担当するスタイルを、パーツごとにファイルを分ける。全体の枠組みを決めるレイアウト、使い回しのできるヘッダーやフッター、サイドバーを別々のファイルで作ることで、一つのページだけでなく複数のページで同じレイアウトを採用する場合に再利用性を高めることができる。リセットスタイルや各ブラウザ用のCSSハックもファイルごとに読み込むと書かれていた。 最終的に各CSSファイルを一つのファイルで読み込むことでXHTMLに全体的なデザインを適用するそうだ。また各CSSには編集者名や編集日、プロパティなどを記述しておくそうだ。複数で作業をする場合に、効率的に作業を進めることができるそうだ。この手法を取り入れる理由はリソースの再利用性とメンテナンス性の向上にあると書かれていた。個人的にここの項目がこの本の肝になっている。
他にもCSSシグネチャーというカテゴリごとにデザインを共通化する手法が書かれていた。body要素にクラスを記述しておき、そのカテゴリ内で共通するデザインを採用する場合に使うようだ。また該当のページを表示する場合に、body要素のクラスとリンク要素をセレクタにすることで、ユーザーが該当ページに飛んだ際にグローバルナビゲーションで該当のリンクがハイライトで表示されるという仕組みだ。
CSSデザインのための実用テクニックでは、Photoshopでデザインカンプを作成した際に画像を切り出す方法が書かれている。グラデーションや透過画像の扱いについても書いてあった。他にもXHTMLになるが、クラスやIDでよく使われる名前や規則についても説明があった。文書から見出しや表組みでマークアップする上で迷うケースの解説があった。CSSだけでロゴをデザインするチュートリアルがあったが、実現できるのは欧文フォントの場合に限定される。CSS3でも外部フォントの読み込みは時間がかかるので、ロゴの実装は今後も画像が中心になるのではないかと思う。ナビゲーションバー、テーブル、フォームのスタイリングもこの章で解説してある。
CSSレイアウトでは、カラムレイアウトや可変レイアウトが解説されている。ここの説明は不親切に感じた。レイアウト方法の説明は最小限になっていて、どちらかというとクラスとIDの関連性について説明してある。参考図表のレイアウトもあったりなかったりで読みづらく感じた。
CSSデザインのブラウザ調整では、ブラウザ毎の差異を吸収するCSSの作成方法について説明してある。吸収する方法は大別して3種類ある。トリッキーな記述をして特定のブラウザのみにスタイルを適用させるCSSハックという手法。IE5シリーズにCSSを読み込むパスフィルターを使った手法。IEが独自で実装する条件付きコメントを利用する方法だ。
ブラウザごとの差異を吸収するワークフローがチュートリアル形式で説明してあったので勉強になった。モダンブラウザなどのようにレイアウトの崩れが少ないブラウザで確認をしたあと、IEのバージョンを落として確認していくことで、調整を行うそうだ。
多様なデバイスでのCSSデザインでは、メディアクエリの説明や携帯電話、携帯ゲーム機などをレイアウトする方法について説明してある。各デバイスでのHTMLの仕様や適用できるCSSプロパティが紹介されている。iPhoneやAndroidが普及していない2008年に出た本なのでiPhoneとiPod touchの説明もでてくるが、いささか情報が古いように思う。
JavaScriptライブラリとCSSでは、JavaScriptの初歩の初歩の説明と、Jqueryについて解説してあった。20ページしか割り当てがなかったので、ライブラリの種類や、実装できる機能について幾つか触れる程度だった。
最後のCSS+トラブルシューティングは急いで読んだため、何が書いてあったのかさっぱり思い出せない。CSSを使ったレイアウトの最中によく陥るトラブル毎に対処法が何通りか紹介されていた。
これもXHTMLとCSSをある程度理解している人を対象としていて、基礎知識は必要最低限に抑えて周辺の必要な知識を集めたTipsといった内容だ。全体的にみると内容も濃く、実用的で分かりやすい解説が多かった。さすがCSS Niteといったところだろう。初めて知る事が多く読んだところを書き出していたらレビューが長くなってしまった。 -
各分野毎に丁寧な説明。
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「現場のプロから学ぶ」その言葉通りに、理にかなったムダのない本だと思います。
HTMLもCSSも概念はなんとなくわかるけど、「なぜこうするの?」「なぜこう書くの?」なんて考え方がはっきりわからない方にオススメです。
今やネットで調べれば大半の内容は書いてあるし、自分で探せる内容が多いですが、体系だてて書かれているので順番に学んでいけるため、時間のムダを省けます。
2008年出版の本のため、今読むと少し古い今にあっていない言い回しもありますが、この年に出版された本にしては今に通じる内容が網羅されており、一度は読んでおいていい本です。 -
特定の章がこの本をゴミ同然にしている。他の同種の本を選んだ方が良い。
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セマンティックとは一つ一つの要素に意味をつけるということで、XHTML/CSSの考え方はデバイスが増えている現状では作業効率やより汎用性を高めるためにも必須事項。
HTML5/CSS3が流行りだしてきたが、セマンティックな構築方法はこれから先より重要だろうし、手始めに基礎を学びたいという人にはよいかもしれない。