久保の石田流

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839937256

作品紹介・あらすじ

3手目7五歩の世界。これが石田流の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 石田流の定跡書

    第1章 石田流の入り口
    第2章 升田式石田流の基礎知識
    第3章 早石田定跡
    第4章 鈴木流急戦
    第5章 久保流急戦
    第6章 その他の石田流
    第7章 後手の石田流
    第8章 最新の石田流
    第9章 実戦編

    本書は石田流の基礎と最新定跡を知る上での決定版としたつもりだ
    とまえがきにあるように、石田流の基礎から丁寧に解説している。
    石田流を始めてみようと思ってる級位者にお勧め。この本から入るのが良いと思う。

  • 2012年1月現在、王将・棋王のタイトルを保持している久保二冠による石田流の定跡本です。振り飛車党なら先手番は石田流、後手番はゴキゲン中飛車を選ぶのが今風ですね。なのでおしゃれな振り飛車党の人にとっては迷わず「買い」の一冊だと思います。私はまだ最後まで読んでないのですが、久保二冠の防衛戦を応援する気持ちを込めて、読もうと思います。

  • 石田流の歴史及び最新の流行系が網羅されている。
    石田流を本気で誘うと思う人には、必要な本だと思った。

    ただ、アマでは居飛車の対策として持久戦が多いと思うのですがそのあたりがあまり解説されていなかったのが残念。
    また、執筆当時の結論として既に振り飛車側が駄目だと考えられている変化にも多数ページが割かれている。これは振り飛車党にとっては残念なところかもしれない。(居飛車党も読んで損の無い内容とも言える)
    ともあれ、これを読めば自信を持って序盤を乗り越えられそう。

  • 石田流なら本家の升田幸三『升田式石田流』がオススメだが絶版のため、まとまったものなら本書をオススメする。鈴木大介『石田流の極意』もいいがこちらの方が基本から応用まで幅広く変化が掲載されている。

  • 【石田流のバイブル1】

    最強の石田流使いによる最新の石田流定跡書です。急戦は鈴木新手も含めて今までの進化の過程を踏まえた上で久保流新手が解説されています。持久戦は77角型から軽く捌く形を中心に解説されています。

    石田流の基礎と最新研究を押さえながらも、解説や変化が比較的分かりやすいので石田流の入門書としてオススメです。

    …というか振り飛車党なら久保2冠の本は「買い」の一手でしょう!!

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著者プロフィール

1975年8月27日生まれ。兵庫県加古川市の出身。
4歳のとき、のちの師匠となる淡路仁茂九段に王将1枚(19枚落ち)から将棋を教わる。
1986年、6級で奨励会入会。
1993年4月、四段昇段。
2003年4月、順位戦でA級昇級により八段昇段。
2009年3月、第34期棋王戦で佐藤康光棋王を破り、初タイトル獲得(3連覇)。
2010年3月、第59期王将戦で羽生善治王将を破り、二冠となる(2連覇)。
2010年3月、第35期棋王戦で防衛を果たし、タイトル獲得3期により九段昇段。
2017年3月、第66期王将戦で郷田真隆王将を破り、王将に復位(2連覇)。

美濃囲いをこよなく愛する振り飛車党で、「さばきのアーティスト」の異名を持つ。
終盤で苦しくなった際には「粘りのアーティスト」という、裏の顔をのぞかせることも。
タイトル戦登場は14回、獲得は7期。棋戦優勝は6回。
「最強四間飛車マニュアル 急戦編」(日本将棋連盟)、「久保流 最強先手振り飛車」「久保の石田流」「久保の中飛車」(マイナビ出版)など、著書多数。

「2022年 『久保利明 粘りの一手』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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