大きな字で読みやすい囲碁シリーズ 圧勝・置碁戦法 -碁とはこうして打つものだ-

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839957322

作品紹介・あらすじ

置碁は、もともと有利な地点からスタートします。そのため「正しい手を打つと、優位に立つ」ことをわかりやすく示すことができます。
本書は、置碁を題材に、碁の本質的な考え方を示す指南書です。

本書の特長は、単なる部分的な技術論にとどまらず、すべての局面に通ずる考え方や心構えを示すことに注力していることです。
一例として、本書の冒頭「上手と下手の対照二十カ条」という項を紹介しましょう。


「上手は頭で打ち、下手は眼で打つ」
「上手は投げる時機を選び、下手は最後のトドメを刺されるまで打つ」
「上手は敵の疲るるを待ち、下手は敵のつまずかんことを希う。」
「上手は黒を持ちては治まらんことを欲し、白を持ちては乱れんことを欲す。下手は黒を持ちては取らんことを欲し、白を持ちては潰さんことを欲す。」

いかがでしょうか。身につまされる方も多いのではないでしょうか。

もちろん、本書が伝えるのは心構えだけではありません。豊富な実例をもとに、「両翼に広げられたら三々に入れ」「利かした石はあると思うな」などといった格言の形でまとめられているため、実戦に活かしやすい「生きた知識」を得ることができます。本書全体を通してこのような姿勢で書かれているため、飽きることなく技術と考え方を身に付けることができるでしょう。

本書は、「別冊月刊碁学」のシリーズで昭和58年に発行された名著「圧勝・置碁戦法」を再構成したものです。
「大きな字で読みやすい囲碁シリーズ」は、18級~20級の大活字を使用し、開きやすい製本を採用しているので
盤側に置いて碁盤に並べながら読むのに最適。
読書に不便を感じる年配の方はもちろん、落ち着いて自宅で読書を楽しみ、棋力向上したいすべての方におすすめできます。

著者プロフィール

昭和9年生まれ。兵庫県出身。橋本宇太郎九段門下。 昭和25年入段、昭和44年九段。関西棋院所属。 名人戦リーグ2期、本因坊戦リーグ2期在籍。 平成13年、関西棋院山野賞受賞。 平成18年、中日囲碁友好功労賞受賞。 平成24年、死去。

「2015年 『大きな字で読みやすい囲碁シリーズ 圧勝・置碁戦法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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