地球外生命体 ~実はここまできている探査技術~ (マイナビ新書)

著者 :
  • マイナビ出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839965174

作品紹介・あらすじ

わずか数十年前には、「地球以外に生命が存在できる惑星はない」と言われていました。
ですが、高度な観測機器や探索機の登場によって、今その歴史が書き換えられ、テレビや新聞、雑誌などでも盛んに新たな発見が取り上げられるようになり、宇宙にそれほど興味のない人でも地球外生命体の話題に触れる機会が増えてきました。
本書では、最新の研究や探査を基に、ここ数年で急にホットな話題になった地球外生命体発見の可能性をわかりやすく解説し、誰もが憧れて知りたいと思う地球外生命体の謎に迫ります。

感想・レビュー・書評

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  • 最近、息子が宇宙に興味があるため、宇宙関連の本をよく読むようになった。
    地球外に生命体がいる/いない等の議論は、宇宙が分からないことだらけだから成り立つと思う。今後、どんどん研究が進んだら「いる」ということが分かるのだろうか?私が生きている間に分かると嬉しい。

  • 読了。読みやすかった。やはり、天体より地球外生命体に興味が引かれた。

  • 分かりやすく現在の研究がどこまで進んでいるかを説明してくれている。生命体の定義や、地球上の生物は大腸菌から人間まですべて遺伝子構造が同じ一系統の生命体であることが興味深かった。現在は、宇宙人同士がコミュニケーションに使っているであろう電波をキャッチする目的で電波望遠鏡を開発する議論が行われている。私たちが特別であるかいなか答えが出る日も遠くなさそう。地球の潮汐力が月と太陽の見た目の大きさに比例することも驚きで、月と太陽の大きさがたまたま同じ時に我々が存在するのは偶然なのか必然なのか考えるとロマンが広がる。

  • ここ百年、科学的には封印されてきた地球外生命体だが、20世紀末に封印が解かれた後は急速に発展、新学問アストロバイオロジーが立ち上がった。これから10-20年のうちに、地球外生命体が発見されるかもというエキサイティングな状態になっている。

    探査機や惑星など時折のニュースで断片的に聞いていたことが、科学領域ではすごくホットなテーマであったと、初めて知りました。

  • 地球外生命体の存在を明らかにできるかも。そんな気持ちになりました。

  • 2017年2月、NASAの「系外惑星に関する発表」に対する一般人の反応の鈍さを、20世紀の100年間に地球外生命体に関する科学的議論のタブー視にあるとしている。そのせいでタコ型宇宙人のイメージが定着してしまったと。木久扇師匠が大喜利でやってるヤツねw。ま、SF界のパルプマガジン系の悪ノリも一因かとは思うけど。でも「火星の人面岩」はNASA の悪ノリだよね。
    それが「極限環境生物」の発見から「生命体の定義」の拡大に繋がる。生命系統が一つしかない地球で、地球生命の概念に縛られないで別の生命系統ってどんなものかを想像するのはとても困難。でもそこを乗り越えて、アストロバイオロジーの興隆に発展する。生命体そのものでなく、まずは生命体が生存し得る環境を探そうと。この発想の転換って大きい。更に観測技術・精度の向上。ノイズや欠損の多いデータ解析もAIなら可能になってきた。そしてAI なら先入観なしに人間がスルーしていた生命体を発見できるかも。長生きしなきゃ。

  • 2018005

    太陽系外惑星の発見や、太陽系と言った銀河系の体系や常識を覆すホットジュピタの発見。探査機オポテュニティやキュリオシティが火星に降り立つなど。考えてみたら、自分達の想像外の所で凄いことが行われてるなと思いました。

    自分達が考える地球外生命体と専門家が考えるそれにはギャップがえるんですね。確かに、知的なものを想像してしまいました。

    自分が生きてる間に月面基地が出来てもらいたいなと思ってしまいました。

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著者プロフィール

東京工業大学地球生命研究所教授

「2021年 『太陽系と惑星 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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