神様家族 (MF文庫 J く 1-2)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840108102

作品紹介・あらすじ

神山佐間太郎の父は神様。母・姉・妹が女神様、お手伝いさんは天使。…いやマジで。家族のおせっかいで何でも願いがかなってしまう、ウンザリな毎日。初恋の相手さえ、神である父の力で相手から迫ってきたりして、もう興ざめ!「こんなのは恋じゃない!自分の力で彼女を惚れさせなくて、何が恋愛だ!」果たして佐間太郎は、過保護な親(神様)の干渉ナシに彼女を作れるのか?ちょっとせつなくてアットホームなラブコメ・ファンタジー、颯爽登場。

感想・レビュー・書評

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  • 中盤まで作者視点一人称の地の文のノリについていけず置いてけぼり。
    後半もまぁガンガン行かれて置いてかれたことには置いてかれたが、慣れたのかそこそこ楽しめるようになった。
    あとテンコちゃんかわいい。でもテンコをチンコと誤読することが多々あって困った。

  • 神様の一家に生まれた佐間太郎。過保護な家族によって何でも願いが叶ってしまうその彼が、初恋した転校生に家族の干渉なしに想いを伝えられるのか。
    中盤まではラブコメ、後半は成長物語として面白い。
    主人公に恋心を抱くお目付け役の天使のテンコがまた可愛いんだよね。

    無くしてわかるありがたさって言うけど、後半の神様の加護を無くした描写はかなり怖かった。神様家族っていう設定がとても生かしてあるところだと思う。
    それからの店員とのやり取りもいいし、クライマックスのアクションシーンも見所。ラブコメと見せかけてしっかり〆る感じがいいね。

  • 自分を取り巻く、当たり前"の世界。それはたくさんの善意・愛で成り立っている、かけがえの無い宝物なのかもしれない。失ってみて初めて「当たり前のことは有難いこと」だと気づいた少年は成長し、奇跡が起きる。ハイテンションなギャグにデコレーションされても、作品の奥底に根付いているのは、普遍的なヒューマニズム。読んだ後、家族や周りを見る目が優しくなるかもしれない、そんな作品。"

  • 家族全員神様で、お目付役は天使、という主人公。
    今日も今日とて、彼の願いは不自然に叶えられていく。

    うっかり思った事を叶えてくれる、極甘の父親。
    それに慣れてはいけない、と思いつつ
    利用する主人公。
    これが神様になるとか言われると、よく物語で出てくる
    自己中な神様が出来上がるのか? と思ってしまいます。
    まぁあれほどではないですけど。

    好きな人が出来て、気持ちをつなげようと頑張るけれど
    今までが今までだったために、微妙です。
    ついには人間になりたい、とかいうわけですが
    ここまで甘やかされてきたのに、無理では? と。
    案の定…な事になってましたが、どうにかこうにか。
    だって神様『候補』ですから、と言われたら
    そうですね、と答えそうな状態でした。

  • 美少女転校生が現れて一目惚れするけど、最終的には幼馴染の女の子を選ぶ的な流れ。1巻は友人からの貰い物で、後は自分で入手して積んでたもの。個人的に神様家族という設定は面白いと思うけど、文章の書き方と(神様だからというのはあれど)ご都合主義的なものがあって少しきついかな。取り敢えず手持ちの全巻を読み進めます

  • 既刊9冊(Z含む)。
    かなり、おちゃらけした文章と登場人物達であるが、巻が進むと底にある業がチラ見する。
    小森久美子さんが健気で泣く。

  • うん、すごく良かった。テンコ可愛いです。頭から湯気がでちゃうとことか意地っ張りで健気なとことかもう

    神の加護がなくなった瞬間の世界の変貌のシーンはなかなか残酷。「失ってから気付いた」と左間太郎は言っていたけれど、たぶんほとんどの人間は身の回りにある掛け替えのないものに気付けないんだよね。それは人間の性のようなものだから仕方ないのかもしれないけど。それでも少しでも視点を変えれば気付けることがあるかもしれない、見えていなかったものが見えてくるかもしれない、そう思う

    基本的にはラブコメ。だけど身の回りには「掛け替えのないもの」で溢れている。そして自分の生活はそれらによって支えられている。そんなことに気付かされる作品だった

  • Reader Storで1巻無料だったので読んだ作品。
    無料なら、と気になった作品を読み始めて3冊目でようやく読破できる作品に出会えました。
    いろいろ突っ込みどころが満載ですが、なんか許せてしまう愛らしさと、勢いある展開に飽きることなく読み終えることができました。
    8巻で完結するようだし、機会があれば続きも読みたいと思います。

  • 神様一家と天使の物語。このシリーズは傑作。この巻は人間としてのサマタロウのドンマイぶりが激しくてよい。といいつつも最後あんな感じになるのはパパさんの甘やかしか、はたまた佐間太郎の奇跡なのか…。取り敢えずテンコ可愛いんですけど。

  • 友人が貸してくれえたので。

    正直、このノリにはついていけなかった…笑
    私には合わない作品だったんだなぁ、と。3巻まで一気に貸してくれたのだけど、読みたいとは思えない。けど、せっかく貸してくれたのだから読まなくちゃなぁ、と思うのとでだいぶ板挟み。

    テンコちゃんは結構好きだけど、書く人が変わったらもっと面白くなるのかなぁなんて。
    ラブコメらしいけど、ラブもぱっとしないし笑えもしなかった。

    のに、他からの評価が高いということは、本当に私には合わなかったんだな……

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