鈍器降臨 (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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本棚登録 : 273
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840110389

作品紹介・あらすじ

古屋兎丸と読者の強力コラボレーション、それが「鈍器降臨」!読者から寄せられたエッセイを、古屋兎丸がときに飛躍し、ときに脱線して4コママンガ化。笑いと知性と狂気がほとばしる。

感想・レビュー・書評

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  • 古屋兎丸氏の作品『鈍器降臨(2004)』を読了。 読者から寄せられたエッセイとそのエッセイを古屋兎丸氏が4コマ漫画化・・・ 面白い。 古屋兎丸氏の漫画も好き、エッセイも大好き!! 特に 「笑うな!」での・・・古屋兎丸さんとその読者さんとの対談・・・良かったなー。

  • とても面白い企画作品。
    読者投稿エッセイ(個人的には、エッセイとは捉え難いものもアリ)にインスパイア、ヒントを得、下敷にし…etc、古屋兎丸が鈍器降り下ろし、4コマ漫画に仕立てるという「ダ・ヴィンチ」の連載をまとめたモノ。
    作風的には、4コマという点もあり、『パレポリ』に近い感じ。
    ブラックあり、シュールあり、一作ごとのふくらませ方、展開、それぞれの振り幅。そして、それを表現する、圧倒的な画力。まさに、お見事。
    実は自分、この作品、知りませんでした。
    BOOK・OFFで見つけて、タイトル&表紙に惚れ、即、購入。
    ただ、スゴく印象が残る作品、キャラクター等には欠けるかなという点で、★★★☆☆。
    ちょっと、評価しにくい作品ではありました。

  • エッセイつうのも、なかなかいいもんだね

  • ブラック4コマ漫画といった感じ

  • 読者の投稿エッセイ?から古屋兎丸が妄想で4コマを描く、というコンセプトだけど、投稿がけっこう病んでいたり重かったりするのが多かったのがちょっとマイナス。
    ダヴィンチでリアルタイムで読んでいた時はもっと気楽に笑えるかんじだった気がしたんだけど。誰にも相手にされないオタクの悲しさを語った投稿で、4コマが「実は神聖な存在なので畏れ多くて誰も話しかけられない」という妄想になっている回がすげーおもしろかったんだけど、それが載ってなくて残念。

  • 天高く降ってくるもの、それは鈍器。
    頭蓋骨を陥没させるほどの重々しい質量。
    少年少女たちは生きるために凶器が必要で、
    大人たちの疎外と殺戮から自分を守らなければならない。
    狂った世界と壊れた人格は等量に地球を支配し、
    僕たちはただそれを無条件で受け入れる。
    純真はすぐに黒く変色したヘドロと化し、
    貞節は石油の膜でギトギトに薄汚れるのだ。
    歪曲、解釈された物語は現実そのものであって、
    けして脳が見せる夢・幻の類や妄想ではない。
    古屋兎丸氏のハイセンスな詩とも言える、
    個々の掌編を咀嚼し味わって飲み込んでほしい。
    グロテスクなエロスはタナトスとなって全てを潰し、
    こころ奥深くに巣食う寄生虫を揺さぶり圧死させるのだから。

  • 漫画っつーか、なんだこれ!だがそこがいい

  • ポテチが食べたくなる一冊。
    ボリューム満点でなかなか読み終わりません。
    シュールでちょっとエロい。そこがいい。

  • ボリューム満点

  • ライチは暗い部屋で、机に向かって読みたいけれど、
    鈍器は布団に入って寝そべりながら読みたい本。
    どきどき、まったり。

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。九四年に『月刊漫画ガロ』より「Palepoli」でデビュー。卓越した画力と多彩な画風で熱狂的な支持を集める。著書に『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』『女子高生に殺されたい』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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