怪談の学校 (ダ・ヴィンチブックス 怪談双書)
- メディアファクトリーダ・ヴィンチ編集部 (2006年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840114974
感想・レビュー・書評
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イラスト/藤井奈津子
写真/首藤幹夫
ブックデザイン/祖父江慎+梅津佳子詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一冊は書店で購入。もう一冊は「『怪談』トークライブ試写会」で購入したもの。こらちは京極夏彦氏・木原浩勝氏・東雅夫氏のサイン入りです。
「トークライブ試写会」の模様は、上記リンクから。 -
対談形式って苦手かも。
投稿作品も添削前のほうが好きだなっていうのがちらほらあった。 -
怪談之怪(京極夏彦、中山市朗、木原浩勝、東雅夫)の四人が投稿怪談の評価や添削をしながら怪談について語る本。読み物としても指南書としても面白いです。怪談の構造や怖さの表現について勉強になります。無駄をそぎ落として伝えたい怖さを表現しようとするのは他に通じるものがあります。ちょっとの表現や一文のありなしで、怖さも余韻も変わってくることを、プロのコメントや添削を通して示してくれるのも面白い。怪談をますます好きになり、書きたくなる本。
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「怪談の怪」の諸先生方による、怪談書き方指南。
勉強になったし、なにより面白かった-。
怪談はやっぱ削って磨いて怖さを際立たせるってのがキモなようで。
チラー・ポイント、が気に入ったぜw
参考文献もいっぱい載ってるです。うれしいな。 -
「花火の夜」を読んである話を思い出した。山を車で下っていて、あるカーブにさしかかった時、老人ホームのような所で、お爺さんお婆さんが楽しそうに盆踊りを踊っていた。横目に見ながらさらに山を下ったが、また同じその老人ホームの横を通り過ぎた。どんなに車を走らせても老人ホームの周りを回っているだけだったと。狐の仕業じゃなかったかと、その人は思い返してたなあ。
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「学校の怪談」ではないので、お間違えのないように(笑)。怪談とホラーのち違いや、怪談の語り方、怪談の作り方・読み方などが、文芸雑誌風に述べられている。どちらかといえば、怪談の読者というよりは、怪談作家を目指す人向きの内容かもしれない。作品例としてたくさんの怪談が掲載されているので、そこだけを拾い読みしてもそれなりに楽しめるだろう。
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怪談の書き方・語り方・作り方・読み方。投稿作品の品評をしながら解説。
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【目次】
開校の辞(京極夏彦)
一時間目−−怪談ホームルーム(京極夏彦 木原浩勝 中山市朗 東雅夫)
二時間目−−怪談合評会(京極夏彦 木原浩勝 中山市朗 東雅夫)
三時間目−−怪談の書き方(木原浩勝)
四時間目−−怪談の語り方(中山市朗)
五時間目−−怪談の作り方(京極夏彦)
六時間目−−怪談の読み方(東雅夫)
あとがき(東雅夫) -
下宿先に戻るときに電車の中で読んだので、読了したのは結構前なのですが、書くのを忘れていました。読みでがありました。思ったよりも面白くなかった(怖くなかった)。でも、怪談てこういう感じなんだなーと再認識しました。