- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840115650
作品紹介・あらすじ
特撮映画やアニメ、漫画など、身近な空想科学の世界にはいつの間にか「常識」になっている設定やアイテムがいくつもある。変身、巨大化、超音速飛行、光線、バリア…。これらは、科学的にどこまで正しいのだろうか?無理やり実現したら、いったいどんなことが起こるのだろうか?本書は、夢の世界の出来事を科学で計るというタブーに挑戦し、人間の想像力が生んだ空想科学の魅力を再確認しようという試みである。アトムやウルトラマンに胸躍らせた経験を持つ、すべての「科学の子」に贈る驚嘆と爆笑と感動の書。
感想・レビュー・書評
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相当笑わせてもらった。ウルトラマンにせよ仮面ライダーにせよ『現代の科学では』実在するにはかなり無理があるという事を記述しているが、この括弧書きがこの本のミソで、決してこれらのヒーローの存在を否定しているでなく、あくまで『現代の』技術で実装した場合の仮定なのである。如何に荒唐無稽な話しだ、と言っているのではなく、如何に高度な技術が使われているのだ、というのを知らしめる為に書いたと理解した。少しでも物理をかじったことのある人なら爆笑必死。文章もうまいし、挿絵も絶妙。お勧めはコンバトラーVの超電磁スピンのところと、ウルトラ水流。この技やっちゃいかんわ。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/52278 -
面白かった。
でも途中で飽きてしまってざっと読了。 -
昔から今までのアニメ、戦隊シリーズ、ウルトラマンなどのキャラの話を、科学的にどうなのかを調べた本で、「本当はこうじゃない」とか「えっ!!」と、とてもおもしろい本になっています。
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超科学を無視して科学的な目で見るという本。
コンバトラーは超電磁あってのコンバトラーなのだもの。
そして訳の分からない部分は全部その超電磁が背負ってる。
それを現代科学の目で見れば、そりゃ大変なことになろう。
というのを面白く書いたのがこの本なのですよね。
ですから、原作が好きであればあるほどもやもやします。
でもそのもやもやが、この本の醍醐味なのかもしれないですね。 -
こういうの、好きだなー。
科学の本というと堅く面倒くさいものを連想するけど、研究者でも学生でもない一般人に科学を理解させようとしたらそんな並みのアプローチでは食指が動かないものなのだよ。
米村でんじろう先生のような、おもしろ実験を通じて科学をなじませていく手法、この本はそんな共通項があるね。
「夢の世界の出来事を科学で計る」と書いてるけど、「ゴジラ2万t、ガメラ80t、科学的に適切な体重はどちらか?」とか「ウルトラセブンが巨大化するには最低でも9時間半が必要だ!」など、子供の夢をぶち壊すようなことを滔々と科学の目で語っているところが面白くて、読んでいて思わず口元をわずかに歪めてしまう。
現在、14巻まで出版されているらしいが全巻制覇できるかな? -
著者である柳田理科雄先生が、安住紳一郎のラジオ番組にゲスト出演して以来、ずっと気になっていた本。
宇宙戦艦ヤマト、ウルトラマン、ゴジラ、仮面ライダー等々、有名なアニメやヒーローの設定について、現代科学で分析しています。
文章が秀逸、挿絵もジワジワきます。 -
まさに衝撃の出会いだった。これほどまでにばかばかしくも熱意を持って書かれた本はないだろう。ゴジラの体重についてから最後まで、抱腹絶倒の一冊。
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暇潰しに
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2011/10/13読了
小学生のとき、内容は(まだ学が無かったころなので)よう解らんかったけど、ウルトラマンがリアルな科学で証明されていた事がすごく衝撃的だったのを覚えている。今、まあ理系じゃないけれども、エネルギーとかいう単位の基本的な学とイメージが出来るようになったのでやっと楽しめるようになった。(こうしたらやっぱ大人向けの本なんだな)
…笑い事ではないが、マグニチュードによるパワー、エネルギーの表記など、先日の大震災のイメージが尺になっている部分もある。それだけすさまじかったということである。
シリーズや派生本もあるので読んでいこうと思う。
昔も今も変わらず、ドラえもんのタケコプターの原理にはびっくりである。
ウルトラマンとか仮面ライダーとか、元ネタを知っているほうが、無論、面白いんだろうな。