舞姫 テレプシコーラ 10 (MFコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840116619

感想・レビュー・書評

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  • 第一部の終わり。
    こうなるのではないかと途中予感したこともありましたが、やはり残念で悲しい。
    長く読み続けてきた後だと、主要登場人物である千花のことは、かなりの衝撃がありました。
    もう少し、取り返しのつく形にして欲しかった…

    現実に、バレリーナをめざしている子達の十代は、決して楽ではないんですよね。
    素質だけでなく色々な事情で、どんどん振り落とされていく。
    バレリーナでなくとも、自殺してしまう子もいるし、拒食や過食に悩む子もいる。
    家庭内暴力や、さまざまな苦難が、人に知られても知られなくても、子ども達に襲いかかっている…
    そういうダークな一面を、目をそらさずにえぐるように描くことが出来るのも、山岸さんの素質の一部。

    ネットも含めたいじめの陰湿さ。
    それよりも親が原因だと自分を責める母の哀しさ。
    このお母さんのやや片寄った性格は、容赦なく描写されていましたから。ありがちな感じで、普通よりひどいとも言えないんだけどね。

    六花(ゆき)の成長は、10巻通して描ききってあるので、そちらを思い出せば、からくも生き延びた個性と才能の~さらに伸びることを祈る気持ちになります。
    これまでにない気迫と切実さを見せる六花の踊りは、圧巻でした。

  • 千花ちゃんが痛い。あのクラスメートはその後どうしてるのか気になったりもする。そんなこと言ったら、空美ちゃんもだけど。
    トゥオネラの白鳥を聞いてみたいし見てみたい。夢のシーンはとても美しくて哀しくて、でも救われるシーンでもあった。

  • テレプシコーラはまだまだ連載中の漫画なので、表紙が素敵だと思う一冊を代表して登録。

    理屈抜きでワクワクして面白い漫画。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「理屈抜きでワクワクして」
      愉しみ!
      連載が終わったので読もうと思ってます。第2部を含むと15冊、図書館からチマチマ借りたら、読むのにどれく...
      「理屈抜きでワクワクして」
      愉しみ!
      連載が終わったので読もうと思ってます。第2部を含むと15冊、図書館からチマチマ借りたら、読むのにどれくらい掛かるかなぁ~
      2012/10/01
  • 小さい子の悪意がとても怖い・・・
    主人公はとても強いな
    才能豊かな姉と、恐怖の祖母を持つ転校生やら個性的なキャラが目白押し
    毒度:★★

  • 何度となく10巻を読んでは涙を流します。思い出しても泣けてくる…。

  • 最初に読んだ時は千花のシーンがリアル過ぎてショックで頭が真っ白だった。自分の体験とあまりにかぶる部分が多過ぎて…。
    ようやく冷静に読めるようになったけど、やっぱりすごいな、山岸涼子って…。

  • まさかの展開に少々ショックを隠しきれなかったりする。

  • なんかもう…山岸凉子こえぇ、と思った
    千花ちゃん(´;ω;`)

    10巻まで読んでから1巻に戻ると絵の濃さがなんか違うなぁと思う

  • 言葉ではっきり言ったわけでなくても、ひとからひとへ伝わるものがある。きっとあると思う。確信してる。

    でもそのことをハッキリ考えたことはなかったなぁ。
    「隠しておけるものだ」と考えている部分も自分の中にあるんだなぁ。

    まだ整合性がとれてないや。

    ♪♪♪♪♪♪

    いろんな先生に出会えるって、いいなぁと思った。
    六花ちゃんがおかあさんと五嶋先生だけに指導されていたら、途中でバレエやめちゃったかも。

    いろんなひとがいて、いろんな見方をしてくれるって、大事だね。

  • 第一部最終巻。衝撃的過ぎて翌朝になってもショックが抜けず読み返してしまった(純粋すぎ?)。最後は目がウルウルして…それ位のめり込んでいたということで。

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著者プロフィール

山岸凉子(やまぎし・りょうこ)
1947年北海道生まれ。69年デビュー後に上京。作品は、東西の神話、バレエ、ホラーなど幅広く、代表作に「アラベスク」「日出処の天子」「テレプシコーラ/舞姫」など。

「2021年 『楠勝平コレクション 山岸凉子と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山岸凉子の作品

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