- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840124133
感想・レビュー・書評
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軽くさらっと読めた。
恋愛ものだが苦手意識なく読めたし、現役図書委員というかなり近い位置だからかすっと物語に入り込めた。
藤枝くんがんばれ。かわいい。
大地くん視点もほしかったような。
ただ汽車通学というのがかなり気になった。電車じゃないの?時代設定が古いのかなと思ったらケータイ持ってるし。汽車?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若い人が読書のきっかけにしたり、純愛みたいなものが好物の人には良いと思うけど、
悪く言えば複雑な描写もなくありきたりなので読みごたえはない。
高校生ってもっとどろどろしてるはず。文系なら特に。 -
いっそ、大地のことを好きだったらよかった。
あゆみのことを嫌いになれたらよかった。
今の状況を憎めたらよかったのに……、
ただ淋しいだけだなんて。
とことんどうしていいのか分からない。
徳島にある吉野北高校図書委員会のメンバーの、甘くて切なくて心あたたまる青春ラブストーリーって感じかな。
こんな青春あるかー!って思いながらも、あっという間に物語の世界に引き込まれて読み終えてしまいました。
もう、かずちゃんがかわいくてかわいくて仕方ないです。
強くて明るくて元気で、だけど人一倍周りのことをよく考えてて。
私も、かずちゃんみたいな人になりたいな。
ちなみに私は、大地よりも藤枝くんが好き。 -
ボブカットで誰にもフランクに接して、図書委員の仕事もテキパキこなす主人公川本かずら(女子力不足?)、サッカー部エース、文武両道、性格もいい武市大地、不登校だったけど図書委員をしてるうちに学校に来るようになった藤枝高広、女子力MAX上森あゆみ、部長っぽい岸本一、オタク西川行夫、が図書委員の仕事をしつつ恋があったり、恋があったり、、、恋話中心ですね、やっぱり。
本を読んだことのない人に進めたのが「ノルウェイの森」だったり、と妙に時代があってるような感覚で読みました。続編があるみたいなので次回は行夫クン活躍しないかな? -
「高校生」「図書委員」「本が好き」「夢は司書」「すぐ人に言い返す」「可愛いとはあまり言われず、しっかりしていると言われる」「素直になれない想い」驚くほど、かずらが私と似ていた。
だからか、こんなにも主人公に感情移入したのは初めてだった。
そして気持ちもよくわかった。
仲良しだけど、でもやっぱり、それ以上は自分は立ち入ることが出来ない。そんな状況と自分が歯痒い…。
切なく、苦しく、愛おしく…とても強く胸を打った物語だった。 -
少女小説!なかなか探すのが大変なジャンルかも。
中高生の女の子がこういう本に出会うと、本が好きになっていくんじゃないかなぁ、と思います。マンガみたいに気楽に読めて、丁寧な心理描写が楽しめる本です。
後書きが堀北真希さんでびっくりしました。なるほど、ピッタリかも。 -
方言がちょっと読みづらかった。
けど、みんなかわいい!
特に藤枝! かずらとうまくいってほしいな〜。 -
タイトル通り、吉野北高校の図書委員たちのお話。
ただし、図書委員としての話題よりも、彼らの恋バナの方に重点が。
最も気が合い、感覚も似ている同級生の大地に、恋愛にも似た、
だけどはっきりと言い表せない特別な感情を抱いていたかずら。
高校生の間は誰とも付き合わないという大地の言葉を信じていたのに、
ある日、同じ図書委員の後輩あゆみと付き合っていることを告白され
ひどく動揺してしまう。
また、そんなかずらと軽口を言い合う仲の藤枝にも、彼の心の中に
隠していた恋心があり…
大地と付き合うあゆみには、あゆみなりの悩みがあり…
という、ちょっと軽めの恋愛・青春モノ小説です。
登場人物たちのキャラがとても分かりやすくて、
かと言って個性がありすぎるわけでもなく、丁度良い。
それに、変に現代の若者のリアルさを求めていないところもいい。
ありふれた感想になってしまうけど、読む人それぞれに、
登場人物たちのどこかに共感を覚えて、自分の学生時代を
思い起こしてしまうんじゃないかな。
そういうちょっとした懐かしさがまたいいのです。
すでに3作目まで刊行されており、購入済みなのでどんどん読んじゃうぞ!
とても読み易いので、普段あまり読書しない人にもオススメ。
今年は読書の秋にしてみてはいかがでしょうか。 -
こんな時代が自分にもあったなあ…と懐かしくてたまらなくなる本。
どこにでもいるけどここにしかいないひとたちが、カーテンの向こうで影絵芝居をうっているような。私もあの登場人物の一人だったこともあるのに、今は絶対とどかない。
主婦業のかたわら書かれたそうだけど、すてきな想像力・創造力だなあ。
ハチクロの高校生バージョンとも呼びたいようなオハナシ。 -
久しぶりのヒット。キュンキュン来た。もう50歳に近いというのに、まだこんな気持ちを味わえるんだ!と自分で驚いた。