あなたを、ほんとに、好きだった。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ な 2-1)

著者 : 内藤みか

• KADOKAWA(メディアファクトリー) (2008年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[みけさんの感想 · 2014年1月29日]

“ヒロくんを愛した日々。
　けれどヒロくんは、私など愛していなかった日々を。”


タイトルと、このフレーズに惹かれました。

どうしようもないほど誰かを愛したこと、
恋愛が生活に中心になるほど依存したこと、
そんな経験がある方なら、きっと共感できると思います。

むしろ共感し過ぎて…一度目は途中で手が止まりました。

３年経った今、少し大人になって、やっと読むことができました。

[澪さんの感想 · 2011年10月27日]

10代後半の青春。男の身勝手に女たちが振り回される話。
経験値が浅いと、言葉で繕う。繕えなくなったら信用を失い、終わりへと向かうだけ。過去として消化できる時が来たら、いい思い出として記憶に残るのかもしれない。そう思わされる本。

著者プロフィール

ケータイ小説家。代表作『いじわるペニス』は1日のアクセス1万件、累計アクセス70万件を記録し、新潮社ケータイ文庫始まって以来の大ヒットとなる。その他SNS関連書籍も執筆。『1日10分からのソーシャルネット入門』『夢をかなえるツイッター 』（共に技術評論）『３.11 心に残る140字の物語』（学研）。

「2012年 『たたかえ！ てんぱりママ　』 で使われていた紹介文から引用しています。」