ゼロの使い魔 16 ド・オルニエールの安穏 (MF文庫 J や 1-19)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2009年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840126649
作品紹介・あらすじ
様々な思いと策謀が絡んだガリア王ジョゼフとの戦いが終わって、才人たちは学園へと戻ってきた。全生徒の前で表彰され、アンリエッタからの褒美をさずかった水精霊騎士隊の面々は、それぞれ人気を取り戻して、幸せな時を過ごしていた。才人とルイズも、ふたりだけの世界に浸り…たかったのだが、シエスタがくっついて離れない。約束したお屋敷探しにも口を出されて、ルイズはご立腹。「メイドは雇わずって言ったでしょーっっ!」一方その頃、ガリアの女王となったタバサは、慣れない生活を送りながら、ロマリアの陰謀に立ち向かう決意を固めていた。冒険ファンタジー16弾。
感想・レビュー・書評
-
[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
この巻の印象を聞かれたら「デルフが……」という感じだろう。
サイトを危機から救い、役に立ったのかわからないアドバイスでサイトやルイズを導いてきた相棒がここでこんなことになってしまうとはと言った感じだ。
他にも色々と書くべき内容はあるのだろうが、とにかく最後の印象が強すぎて全てが吹っ飛んでしまった感じだ。
とりあえず色々と蠢いているようだけど、どうなることやら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル
-
ロマリアのとんでもない暴走は止まったかと思いきや……不穏な空気。
サイトとルイズのいちゃつきもとどまるところを知らず、なのにすれ違いばかり。
早くくっつけよ!ま -
アンリエッタは、サイトの活躍に答えて、彼にド・オルニエールという領地を下賜することになります。ルイズとシエスタを連れて領地に赴いたサイトは、さっそく2人の美少女の間で引っ張りまわされることになります。
しかし、トリスタニアの貴族たちの中には、そんなアンリエッタの施政をよく思わない者がいました。「灰色卿」(グリ・シニョール)と名乗る人物を中心とする不平分子は、イザベラのもとに所属していた「元素の兄弟」という騎士たちを抱き込み、サイトの暗殺を企てます。
一方サイトは、ド・オルニエールの屋敷で地下室を探索します。地下室へ降りていった彼は、アンリエッタの部屋へと通じている魔法の扉を発見することになります。望まない結婚を強いられて苦悩するアンリエッタは、とつぜん魔法の扉を通ってやってきたサイトに驚きます。やがて彼女は、揺れる心のうちをサイトに打ち明け、2人はキスを交わします。しかしその様子を、サイトを追って屋敷の地下室へとやってきたルイズに目撃されてしまうことになります。
ルイズは一人で屋敷を飛び出し、サイトは彼女を追いかけますが、そこへ「元素の兄弟」の2人、ドゥドゥーとジャネットが立ちはだかります。先住魔法で強化したドゥドゥーにサイトは苦戦し、ドゥドゥーの魔法を吸収したデルフリンガーは負荷に耐えられず、崩れてしまいます。怒りに駆られたサイトは渾身の力でドゥドゥーに攻撃を加えますが、ジャネットの不意打ちに倒れてしまうことになります。
今回は強い引きで終わっています。エルフたちとの駆け引きの前に、保守的な貴族たちとの間で一波乱となりそうな展開です。 -
主人公にイラッとさせられる展開が続きますなぁ。
-
最終章見えてまいりました!エルフは全部知ってそうだな。
-
平和な中でもどこかきな臭い雰囲気が漂う話だった。
今回の展開はアニメ版と割と近いような気がした。 -
今さら女王さまのフラグ作る構成ってどうなの? って思うも、我らがマリコルヌ様にも女王様ができてハッピ-な話。
-
ジョゼフ王との対決が終了し、平和な時のまったりとしたバカ話・・・かと思いきや、後半から新たな展開が。
平民から貴族になりどんどん活躍するサイトを良からぬモノとして排除しようする貴族が影がちらほらと。
純粋に旧態依然な貴族ではなく、その裏にも何か居そうな感じはする。
サイトとアンリエッタの関係もさながら、家出したルイズの行方、砕け散ったデルフ、元素兄弟と呼ばれる強敵な傭兵とその裏に垣間見えるエルフの影。と気になる要素がもりだくさん。
次刊はいろいろと修羅場な予感。