アネモネ探偵団 香港式ミルクティーの謎

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840132619

感想・レビュー・書評

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  • 著者、初の児童書。
    お嬢様中学校に通う仲良し3人組と、隣の中学校に通う普通の男子中学生2人との探偵物語。

    児童書と言っても普通に面白かった。
    もしかして「続編に続く」かと思うくらい最後の最後に解決。
    香港に行きたくなった。
    (図書館)

  •  大人と間違われそうな長身の智秋、気弱な剣道女子の巴、愛らしい外見のパソコン大好き少女・あけび。仲良し中学生3人組の日常は、カツアゲに遭っている少年を助けたり、不審者に拐われそうになったりと、スリルがいっぱい。
     その頃、カツアゲられ少年・光紀と時生は偶然、智秋の誘拐計画を耳にし、彼女を守ろうと行動を開始する。

     図書館本。
     う~ん、ビミョー。
     とにかく登場人物が多く、互いに知り合うところから始める必要があるのに、あれもこれもと盛り込みすぎ。
     その煽りで本作では存在意義が薄くなってしまった、不遇な主要登場人物たち。そして、なかなか本題に入らないストーリー。
     事件の予兆は辛うじて前半に現れるも、その後は延々と何も起こらず。全体の4分の3を過ぎたあたりでようやく事件が。
     それでも謎解きには至らず、真相が判明するのは本当に最後の最後、物語の終了間際だ。
     タイトルにある『香港式ミルクティー』にも大した意味は無い。一応、真相解明のきっかけではあるのだが……無理やり感がすごい。
     リアリティ度外視の面白設定と、作者の得意なめんどくさい人間関係が噛み合っていない感じがした。福引きの下りは面白かったが。

     “探偵団”とはあるが推理要素は無いに等しく、さながら2時間旅情サスペンスドラマといったところ。本格ミステリーを期待してはいけない。

  • <Anemone Detective Squad>
      
    イラスト/加藤アカツキ
    ブックデザイン/岩瀬聡

  • 図書館で。
    ヤングアダルト小説だなぁ~。
    少年が料理好きってのは良いな。でも折角なんだから両親にくっついてエジプト行けば良かったのに。見聞が広まるぞ~ きっと。

  •  女の子の夢と憧れを詰め込んだような可愛らしいお話でした~。自分が彼女達とそう変わらない年齢だったら、きっと羨ましくて仕方なかったと思います(笑)
     設定やストーリー展開は子どもが手に取りたくなる事を基準にしているであろう為、大人が読むと漫画的すぎるきらいがありますが、作品のディティールは作者がこだわったそうで、お菓子や香港での観光の様子など楽しく読めましたね。
     この作品は児童向けの漫画にしても人気が出そうです。

  • お嬢様学校に通う中学生トリオ。

  • シリーズ第1弾。智秋編。
    児童向けらしく、かわいい話。

  •  作者の名前だけは知ってたんだけど、本を読むのは初めて。
     初めての児童向けミステリてことなんで、普段からこんな感じのミステリを書いてるのかどうか分からないけど、テンポもよくておもしろかった。

     ご都合主義のところもあったし、後半駆け足で大分バタバタしてたけどね。

  • 子供向けの作品だけあって、これまでの近藤史恵さんの作品とは少しトーンが違った軽い作品でした。でも食べ物の描写が妙においしそうだったり、お話が進むテンポがいいのは、近藤さんの作品らしいと思いました。

  • 生徒に人気があるので、読んでみた。なるほど。
    とても健康的で、文章もスムーズで、さすが!
    正義感強い女子が、カツアゲされてる男子たちを助けるのは、現代的だよな。今、この逆を書いたってなんも面白くないだろうな。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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