- Amazon.co.jp ・マンガ (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840134781
感想・レビュー・書評
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「思うこと空しき夢のなか空にたゆともたゆなつらき玉のを」
有名な「玉の緒」の歌の式子内親王への返歌ですが、切なさがMAXですね。
和歌の中でしか自由に恋ができない内親王を思わず抱きしめて詠う歌。
「詠って…定家」この一言で泣けます。カラー口絵の恋人たちの雰囲気がまた素晴らしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校の時に出会っていたら、絶対古文とか日本史とか頑張って勉強したし、百人一首覚えるのも楽しかったはず!
この頃の恋愛って女性は男性が来てくれるのを待つだけ、男性も恋愛期間は顔が見れなくていざ結婚(夜ばい)の段になって初めて顔が見れるというまさしくギャンブル!わかっていたけど、ギャンブル!
でも連絡手段が手紙で、すぐに連絡を取り合えない時代、待って待ってやっと届いた和歌はとってもロマンチック!
たった31文字しかない中に風情や想いの丈を盛り込む事が出来る和歌は奥深くて想像力をかき立てられる。私は長々と説明したってしきれないのに。
エピソードも和歌も、藤原義孝が好き。
後、元祖ツンデレ(?)の貞明には萌えた。態度と和歌のギャップもイイ!!
君がため をしからざりし 命さへ
ながくもがなと 思ひけるかな <藤原義孝>
(いつ死んでもいいと思っていた 君に会うまでは
君に会えた今 いつまでも君といられたらと僕は願っている) -
1、4巻
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君がため
をしからざりし 命さへ
ながくもながと 思ひけるかな
藤原義孝
こんな恋がしてみたい。もう結婚してるから無理か。
当時の恋愛模様は命がけのスリルを持った一種娯楽的要素もあったようです。飽くまで貴族階級のお方たちだけの話だと思いますが。
まあ、現代のように長生きできるわけでもなく、病は即死につながるような時代ですし、厳しい身分制度もあったようですから、激しい恋愛にはうってつけの場面設定だったのかもしれませんね。
レベル:234
う~ん、まあ、何とも言えない数字ですが、こんなものではないでしょうか。 -
百人一首の現代語訳の傑作。
定家が石田彰の声で語りかけてくるようだ。
藤原高子、陽成院、当子、紫式部、式子内親王…実に生き生きとした平安人たち。
こんな世界なら、あの歌ができるのも納得。 -
ぱらぱら、と。
ふうん、こんな感じか。 -
図書館借り。せつない、、、、、
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2014年1月26日に行われた、第13回ビブリオバトルin生駒で発表された本です。テーマは「和」