空想ライトノベル読本 (空想科学文庫 24)

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  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840135733

感想・レビュー・書評

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  • ラノベガイドとして面白く読める。

  • ライトノベルに登場する魔法、ロボット、時空等々を紹介するという本。様々なライトノベルが紹介されています。

    ただなんせ2010年の本ですから昔の作品ばかりですね。

  • Sat, 11 Dec 2010

    某学生スタッフが,取材の後においていってくれた本.
    # ありがとう!

    僕が「コミュニケーションするロボットは創れるか」という本を書いたのだけど,コミュニケーションするロボットの話もはいっているというので,読んでみる.

    内容は,名の通り,空想科学読本へのオマージュか,ライトノベル内であるSFであったり魔法だったりする現象を科学の言葉で解説してみている.

    とはいえ,空想科学読本が「SFの世界はこんなにトンデモ!」と,言うことを数値計算含めて,リアルに指摘して居たのに対し,こちらは,ライトノベルのシーンを列挙していく中で
    「こういう風に考えたら,科学的にありえるかもしれない.」
    的な,むしろ,ライトノベルに寄り添う感じ.

    むしろ,ごつごつした科学本というよりは,ライトノベルのガイドブックみたいな感じになっている.(著者もそういっているが・・)

    まぁ,読んでみようかとおもう,ラノベもいくつかあったのでよしとしよう.

  • これでもかというくらいライトノベルが紹介されている。気に入った作品を見つけ読むいい機会になるかもしれない。がこの本の本質はライトノベルで使われている空想の設定を現代科学の側面からぶった切ろうというもの。なかなか考えさせられる部分もあり、妙に納得。

  • パラ見しただけで、お友達にゆずる。
    43作品の紹介がしてあるらしい。
    魔法、ロボット、時間、宇宙、異界について書かれてありますが、すべて少年向けだし、実際男の子が好きそうな要素だー。
    そしてわたしは興味ないw

    魔法については、レベル、道具、召喚、よみがえり等について書かれてて多少の参考に。
    ロボットに心があるか、とかはあんまり好みではないんだよねー。映画のアンドリューは好きだけども。
    異界は、「途中から別の歴史を歩んだ世界」の記述は面白かったかな。フルメタル・パニック!や図書館戦争について。歴史改変モノとかイフの世界と呼ばれるそうな。村上龍さんの「五分後の世界」と同じだね。世界を把握したがる男の子好みの作品だなーと思うけど、歴史が好きなので少しは気になるジャンル。

  • うーん、どの記事も食い足りない。素人の漫談レベルとしてもどうか。
    『ウルトラマン研究序説』や『ゴジラ生物学序説』程ではなくても、もう少し自然科学者っぽい話を期待したのだけれど…
    法学だけれど『空想科学裁判』のほうがずっと面白かった

  •  魔法・ロボット・時間・宇宙・異界。これら5分野(?)が発展・あるいは存在する可能性について、関連した世界観を持つ様々なライトノベル(以下、ラノベ)を引用しつつ(空想)科学的に考察する。私は物理学も天文学もかじってないから、妥当性は分からないけれど。
     主な感想は、「あぁ、こういう読み方もあるんだな」という驚きと、各ラノベの設定が「こういう読み方」に耐えうるほど緻密なことへの驚き。エンタメ性にとどまらないラノベの持つ魅力が垣間見られて、とても楽しかった。著者も重度の(と言っては失礼だが)ラノベ好きらしく、随分と熱く語ってくれるので、単純に読み物としても面白い。
     有名どころ以外のラノベも、そこそこの数が上がっている。本の性質上ジャンルに偏りはあるが、まだ見ぬ良作を探すための参考として読んでみても良いと思う。

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著者プロフィール

大阪教育大学教授,理学博士,専門は理論宇宙物理学,とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット.
 1956年宇部市生まれ.1978年京都大学理学部卒業,1983年京都大学大学院理学研究科(宇宙物理学専攻)博士後期課程修了.日本学術振興会特別研究員,大阪教育大学助手,助教授を経て,2004年4月より現職.
【主な著書】
『アインシュタインの宿題』(光文社,2003年),『となりのアインシュタイン』(PHP研究所,2004年),『100歳になった相対性理論』(講談社,2005年),『科学の国のアリス』(大和書房,2005年),『シネマ天文楽入門』(裳華房,2006年),Black-Hole Accretion Disks(共著)(Kyoto University Press, 1998, 2008)ほか

「2007年 『光と色の宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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