アーサー・ピューティーは夜の魔女 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- メディアファクトリー (2011年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840137782
感想・レビュー・書評
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不条理をハッピーエンドにすることに関して作者は天才だ
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一話完結式の寓話っぽい形式。『おろち』ものというか。人類みんな変容して主人公が最後の、と思わせといて…というアイディアは面白い。
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1巻を読了。木々津作品には、内容が明るい作品と邪悪な作品があるが、これは明らかに後者。フランケンふらんと同種。黒木々津が炸裂している。2巻は出ないんだろうか…
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『フランケン・ふらん』が面白かったので、そのままの流れで。
あらすじから、パニックホラーのようなものだと思って読み始めたら、いきなりひっくり返された。だ、ダマしやがったな! でもうれしい。
僕は、「妖怪人間ベム」と「もののけ姫」をサッと和えたものという感じがしたけど、この人は面白味のブレンドが絶妙だ。
SF? 神殺し? いろいろ考えながら楽しめるエンターテイメント作品。
続きが気になって仕方ないのだが、巻末の広告で、2巻の発売は「未定!」となっていた……ぐぬぬ。
フィボナッチ! 2巻取ってきて! -
人間と人間を支配する側のバランスがとある事件により崩壊した世界。逃亡する一組の男女がいて…。
これまで巧妙に人間の上に立っていた「人ならざるモノ」が正体を見抜かれた途端に立場が危うくなる、というのはこのテの話では基本フォーマットのひとつ。
詰まるところ、いわゆる支配者の黄昏にそこはかとない美しさを見てしまうわけですよ。
叙述トリックではないけれど、マンガならではの描写トリックとでもいうような表現がいくつかあるところも注目。
それから…最後に意外な、というかファンにはおなじみの人物が登場したのはまさにサプライズ。
それからそれから…すぐにベソかくアーサーさんカワイイな! -
相変わらず、適度に気持ち悪い人達と業の深い人達が、堪らなく面白く、堪らなく切なくて堪りません!堪りませんったら!
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木々津先生はフリークの描き方が絶妙だな。
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昔の漫画みたいな読みづらいところがある。
でも嫌いじゃない。
事の発端?はヘレンっていうのもいい。 -
ラブありホラーありミステリありのファンタジーでした。アーサーがとてもかわいい!単なるグロではなく人間の醜さが詰まってました。他作品との繋がりもあり(しかも大好きなキャラで)、続刊が楽しみです。木々津先生はほんとうにすごい。