文庫 セレモニー黒真珠 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

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著者 : 宮木あや子
制作 : ワカマツ カオリ 
  • メディアファクトリー (2011年10月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840142816

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文庫 セレモニー黒真珠 (MF文庫ダ・ヴィンチ)の感想・レビュー・書評

  • 2015年1月18日読了。セレモニー黒真珠は出てくる人のサバサバ感が好きで、再読です。この話って主人公がはっきりしてないなと思う。主人公が笹島なのか木崎なのか妹尾なのか、この味の濃い三人が入混ざってていい雰囲気の本に仕上がってます。そして社長がいいキャラ出してくれてる。葬儀屋にそんなに興味がなかったのに、真剣一発勝負のプロ意識の高い仕事なんやなと感心しました。続編がないのがほんとざんねんなところ。もう一冊ぐらい出てくれたらええのになぁ。

  • セレモニー黒真珠という葬儀屋で働くのは、仕事ができる、老け顔のアラサー・笹島、霊の声が聞けるメガネ男子・木崎、アルバイトから社員になった新人・妹尾。
    3人を中心に綴られる、連作短編集。

    故人とのお別れの儀式を手際よく準備する彼らだが、身近な死にまつわるトラブルに巻き込まれたり…それでも暖かく見送る彼らのプロの姿勢に感動。
    誰もを魅了する姿勢や所作の美しさを保つ笹島も、笹島に惚れて守ろうとする木崎も、カッコいい!!
    そしてさりげなく(?)登場するセレモニー黒真珠の社長もカッコいい!!

    校閲ガールに通じる雰囲気を醸し出す、お仕事小説。
    読んだら「明日からもしっかり仕事をしよう」と思えてくる。

  • 小さな町の葬儀屋“セレモニー黒真珠”に勤務する3人の物語を連作で。

    アラサーなのに42歳ぐらいに見える、所作が美しい女性社員・笹島。幼い頃から葬儀屋に就職するのが夢だったイケメンのメガネ男子・木崎。訳ありのハケン女子・妹尾という面々の、葬儀屋を舞台にしたラブコメで異色。昔ブイブイ言わせていた社長も頼もしく、さくさく読めて痛快爽快。

  • 少し前、電車で目の前に座った地味な女性が集中して読んでいて、表紙が印象的だったので探した。
    登場人物が魅力的。
    読んでよかった。

  • 町の小さな葬儀屋「セレモニー黒真珠」。そこで働く男女たちと、彼女たちとかかわり合う人々とのおかしくも哀しくもあるエピソードを連ねた連作短編集です。

    ざくざくとしたさっぱりした筆致で、語り慣れた男女のあれこれとともに葬儀という場であらわになる人の本性や企みを描いていきます。

    さっぱりとした描写や表現ながら書かれている内容はけっこうエグく、容赦がないと感じる部分もあります。「白真珠」の元恋人の一言はひどすぎる…。

    けれどどんな醜悪な人間の姿を見ていても、しゃきしゃき働く黒真珠の面々を見ていれば、人生捨てたものじゃないかも?と思わせてくれる、前向きさを得ることができます。

    さくっと楽しめた一編でした。作者のコミカル路線はこのくらいが私にはちょうどいいかなと思いました。

  • 2014.05.01読了。ワカマツさんのイラストだったので購入。宮木さん初読みだったのと、「お葬式」というお話にどんなんだろうと思いながら読みました。読む前と読んでいる途中と読んだ後では全く違う気がします。お話は「セレモニー黒真珠」で働く少し年上に見えるがまだ20代のしっかり者の笹島。その後輩でメガネ男子の木崎。風俗で働いていた過去を持つ派遣女子の妹尾。女性2人の切ない過去と木崎の現在進行形の恋を含め6作品があります。プッと笑ったりホロリとしたり読んで良かった本です。木崎に惚れちゃいました。あ、社長のゴローさんはとても良い人です。

  • 基本的には面白かったです。文章自体はとても巧いひとだと思うし。ただ恋愛要素がやや唐突だったかな?つきあってもない女性にいきなりプロポーズはちょっとビックリ。あと最近流行りのこのテのイラストレーターの表紙とかってラノベ系読者の受けは良いのだろうけど(私も嫌いじゃなかったけど)さすがにそろそろ食傷気味かなあ。ていうか、29才だけど40代にしか見えないヒロイン、22才だけど30代にしか見えないその後輩、という女性陣を、どっから見ても10代美少女にしか見えないイラストにしちゃうのはどうかと思う(苦笑)。

  • 単行本が発売されたとき、バカ売れではないけど、地味に且つコンスタントに売れ続けており、当時書店勤めをしていた私にとって、ものすごく気になる存在の本であった。
    宮木作品の中でも評判もよく、読んだら間違いなく面白いと思えるんだろう。そうはわかっていながらなかなか手に取れず今まできてしまったが…
    ようやく購入し、予想以上にドはまり!!!
    「葬儀屋」というテーマ。湿っぽさを感じさせつつもじっとりとしすぎず、うまい具合に笑いも絡め、時々切なくもあり。そしてほんのり「恋」もあり。ものすごいバランス感覚!
    私は宮木さんの作家としての振幅の広さに惚れ込んでおり、狂おしいまでの愛を描く宮木さんも、ぶっ飛んだラブコメを描く宮木さんも好きなのだが、本作品は丁度その中間かなと思った。いつも振り切っているイメージがあったが、中間もお見事です。
    何よりこの作品は、キャラクターがいい。所作美人でありながら「アニキ」と呼びたくなる豪快さを持つ笹島にはすごく憧れるし、葬儀屋が夢だったイケメンメガネ男子の木島は、読んでいて惚れた。好み・ド「ストライク」だよ!他のキャラにも言えることだけど、「意外性」がたまらなくいいのだ。
    「続編期待します」という声が多いようだけど、私も同意。もっともっとこの「葬儀屋」の世界、そして彼らの仕事っぷりや恋愛っぷりを読みたいもの。ワカマツカオリさんの装画も素敵すぎます。

  • 葬儀屋さんのお話。笹島さんへめちゃくちゃ感情移入。同情を恋だと思ってた、みたいな文章読んだ時ずきーんときました。恋愛をよくわかってない、心が幼かったときを思い出しました。でも仕事のテキパキサバサバ感は自分にはないので惹かれます。妹尾さん吹っ切れるといいな。木崎さん内弁慶すぎるよ。典夫さんには言葉もない。オカルトな要素もありましたが、怖い感じはないです。
    h29.6.11

  • 軽妙明るい路線に振り切れてなくてちょっと消化不良な感じかも。

  • 読書で、久々に泣いた。
    重松清さんの「その日の前に」を
    読んだ以来かもしれない。
    あちらも、死がテーマだったけれど、
    こちらは、大笑い、のちの、大泣き。
    話の振り幅に驚く。
    過去のヒトの冷たさに、
    背筋が凍る話もあれば、
    見事なチームワークに、
    ココロ極暖になる話もあり。
    笑えて、泣けて、ゾクリも、ホロリも。
    宮木さんの底知れぬ魅力を、
    まるごと味わえた一冊でした。

  • 葬儀屋稼業。ドラマ化されそう。

  • 小さな町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、シッカリしすぎなアラサー女子・笹島、悩める眼鏡男子・木崎、どこかワけあり気な新人ハケン女子・妹尾の3人が織りなす連作短編6話。

    セレモニー黒真珠…3人、主に女子、そして妹尾中心の話。
    妹尾の過去が壮絶過ぎる…そして目的のためとはいえ凄い胆力行動力!

    木崎の秘密…エリート街道進めたバスの木崎が何故に黒真珠で働いてるか。
    趣味が高じてというか業だよね-

    主なき葬儀…そうでなくてもぼったくり感ハンパないなに詐欺か-
    なんかもう敵役が下品すぎて…
    黒真珠の社長の活躍!

    セレモニー白真珠…笹島の過去襲来。
    どっちもこんなに引きずるって珍しい気も。
    奥さんが代替品扱いっぽくて嫌な感じで可哀想。

    あたしのおにいちゃん…木崎の妹が主役。で、兄ラブ!から、現状を自覚して自立へ一歩踏み出す話。

    はじめてのお葬式…地方在住の女子中学生が引越先で亡くなった初恋の同級生の葬儀に行く話。
    爽やかに締めたな-

    終盤、木崎の妹、地方の女子中学生、と続いたので、最終話はメイン3人の誰かが中心の話が良かったな…
    こういう風に黒真珠社の日常は進んでいく、てことなんだろうけど。
    サラッと読めるけど、この著者の話ってどことなく下い雰囲気が漂ってる気がする…
    R-18文学賞から、だからかな-
    巻末解説が作品ではなく著者について、でべつに要らないな-と思いました。

  • 気配りの世界。なんだか後味がいい

  • 葬儀屋を舞台とした6編の連作短編集。
    結構重たかったり、胸が痛くなる描写があるもののすっきり読みやすい。葬儀屋の面々それぞれ個性的で、彼らの仕事に取り組む姿勢に背筋が伸びる。
    笑いあり、涙あり、キュンあり、色々な要素が詰まった一冊でした。

  • 読みやすい作品で、ハートフルなものもある。
    すぐ読破できました。
    葬儀屋さんが舞台の社員とその周りの人々に纏わるストーリー。

  • 表紙装丁が素敵。
    恋愛要素があるものだと思ってなかったので最初の一話でプロポーズかました木崎にびっくりして、恋愛要素の強さが如実に感じられて思ってた感じとは違うな。合わないな……って思ってたのに、四話目からすごく魅力的で面白く読めたので結果的には面白かった本になる不思議。

    一話に一人葬儀やお別れのしめやかとは程遠い、胸糞悪くなる登場人物がいます。
    よく言えばエネルギーの塊でしぶとく生きる葬儀とは程遠いこういう人物を書ける作家さんの引き出しは多いのだろうなと思えます。

  •  死ぬならこういうひとたちに送られたいと思う。

  • 「野良女」みたいに、さらっと読みやすかった。設定が重いので敢えて文体を軽くしたのかなという印象でした。
    木崎のキャラが好きだったので、もう少し笹島との絡みを読みたかったのに、恋愛方面もあっさりと軽めで、そこが少し残念でした。
    最後の、中学生のお葬式の話は、甘酸っぱい初恋だとか、郷愁が感じられて、とても良かった。

  • 葬儀屋が舞台の連作短編集。
    主人公は、葬儀屋に勤める若者3人。
    それぞれの個性が良く出ていて面白かった。
    ホラー、恋愛、家族愛など、
    幾つものテーマが混ざっているものの、
    ゴチャゴチャ感はなく、読みやすい。

  • 亡くなったことを、誰かに惜しまれる人と、惜しまれることもなく、気づかれないままの人もいる。でもどちらであってもその人には必ず人生があった。

  • キャラクターがいい!
    続編があれば読みたい。。

    霊を前面に押し出した
    物語でもよかったかも。。

  • 葬儀屋を舞台にした物語。
    2人の女性の過去は重いですが、最後の話だけは青春でした。

  • 6編からなる、連作短編集。
    29歳なのに、42歳くらいに見える笹島、物腰や動作がすばらしく美しい。
    21歳なのに、35歳くらいにしか見えない、老け具合と落ち着き具合が評価されている妹尾。
    年相応だけど、異常なくらい喪服の似合う木崎。
    この3人を中心に物語は展開していく。

    人のお葬式が絡んでくるので、暗くなりがちな話題なのに、登場人物の人間性の良さで、お互いに助けられて、前を向いていくところがさっぱりとした読後感になりました。
    セレモニー黒真珠という名前や本の装丁が素敵なのも、イメージをとっても素敵に上げてます。
    ただ、社長がやっぱり老け顔で、「干からびたマンドラゴラ」みたい・・・ってどんな顔?マンドラゴラ知らないから、全然想像できませんでした(^^ゞ
    妹尾のが幸せになる短編含めた続編が出たらとっても嬉しいかも(^_-)-☆

  • 職業系で初めてみた葬儀屋モノ。
    地味目な人物設定と思いきや、それは外見の話だけでなかなかに濃い。
    ホラー、恋愛、家族、切なさ、恐ろしさ、温かさ…
    ショートながらに色んな要素が詰め込まれていながらスッキリおちる良質のエンタメ。

    あとがきを読んでいて宮木さん本人もとても気になった。

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