緋弾のアリア (11) (MF文庫J)

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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840143318

作品紹介・あらすじ

東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵-通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。『師団』と『眷属』の争いに身を投じたアリアとキンジ。その最中、キンジは自称「妹」のかなめと同居生活中だ。この事態に黙ってはいられないバスカービル女子の面々が、かなめに「決闘」を申し込む。キンジはその決闘でかなめ側に付くことになり…?バスカービルがキンジの敵に!?TVアニメ化もされた、大スケールアクション&ラブコメディー第11弾。

感想・レビュー・書評

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  • かなめのこと苦手だったけどしっかり好きになった

  • すごい勢いで戦闘力がインフレしてるな。
    ひとまず、兄弟喧嘩が一段落した話。
    学園都市みたいな全翼機がナイス。

  • 9784840143318 263p 2011・12・31 初版1刷

  • 14巻発売を期に再読中。
    10巻から始まった「Gの血族編」がこの11巻で決着する。
    この「Gの血族編」なんだけど、どうも「遠山の血族が登場する。でも血縁関係は謎のまま」という前提に無理がありすぎて、読んでいていまいちすっきりしないエピソードになってると思う。
    読者の方はとっくにサードやフォースが遠山の遺伝子を使って作られた人工天才であることはわかっている。
    登場人物たちも、フォース(かなめ)をキンジの妹として扱う。
    だというのに、「血縁関係」というところに触れない。いろいろなところで、いちいち無理を感じてしまう。
    白雪とかなめがお互いを姉妹と呼び合うのも突然すぎるし、かなめがキンイチやサードをまったく兄として意識しないのも一切理由が説明されない。
    総じて、作者の都合でキャラが無理やり型にはめられている感が出てしまっている。
    なんというか、設定あり気で無理やり登場人物たちが役割を演じさせられているような、不自然さをバリバリ感じてノレなかった。
    また、この巻はガチバトルが多く、萌え系イベントが他の巻と比べても少ない印象だった。
    せっかくの体育祭でもキンジは見学してるだけでまったく活躍しないし、見どころは女子の水着挿絵だけという寂しさ。
    後半のジーサード戦なんて、ヒロインが一切登場せず、キンジとサードの男だけの戦いで華がまったくない。
    それはそれで、逆に特異なこの巻だけの特長でもあるとは思うんだが・・。
    空を飛ぶ飛行機の上という舞台設定は熱いし、キンジの超人的な戦闘能力も、ついにここまで来たかというレベルに達している。
    ヒロイン不在の舞台で主人公の少年が戦うという思い切りの良さは評価したい。萌えは薄くとも、燃えは熱いぞと。
    ただね・・・。ベルセとかレガルメンテとか言っているうちはまだ良かったんだけど、能力75倍だ、いやいや100倍だからこっちの方が上だとか、数字で語りだすとやっぱり萎えるね。界王拳かよ!ってやつだ。
    かなめにしても、サードにしても、死亡を思わせるシーンがとってつけたような感じだし。
    まあこの巻だけで、かなめ死亡!実は生きてました!
    サード死亡!実は生きてました!
    キンジ死亡!実は生きてました!
    てな感じだから、いちいち盛り上げてられなかったってのはわかるんだけどさ。
    やっぱり、キンジが死んだと思って嘆き悲しむヒロイン達の様子は見たかった。あっさりしすぎて色々もったいない。
    ということで、うーん・・・バトルは熱いし、キンジがどこまでも最強主人公してるし、ガリアンでの戦闘は好きな面もあるんだけど・・・やっぱりこの巻は、総合して評価がちょっと低めになるのかなぁ、なんて思った。
    この巻だけに色々盛りすぎちゃった感があるのかな。
    詰め込みすぎて、整合性が取れなくなってるし、勢いも死んでるし、盛り上がるべきシーンもぽろっと零れ落ちてしまった印象。

    それはそれとして。
    キンジと戦う前に、サードが「過去色々あって、女はどうもダメでな」とこぼすんだが、これは想像してみると結構イタイ。
    ヒステリアモードの発生トリガーは、性的興奮だ。
    軍の研究所で生体兵器として戦闘能力を開発されていたサードは、幼いころからヒステリアモードについても色々「実験」されていたんだろう。
    サードは、12歳の頃にはオリンピックの記録を複数塗り替えていた、とされている。
    つまり、それよりも若い頃から、軍の研究所で、能力開発のために、性的な刺激を・・・与えられていた、のではないか、おそらく。
    それで、性的に倒錯し、女性では興奮できない、美術性嗜好に目覚めてしまった、のかもしれない、なんて想像してしまった。
    ただ、それが真実なら、当然同じ環境におかれていたフォースことかなめも、能力開発、軍の実験として性的興奮を与えられていたはずなんだよね・・。
    そのわりには、サードの性格からはそうした痕跡が見られない。
    そのへん、もう少し妄想が膨らむような展開が用意されていたら、また少しは感想が変わったのかもしれない。

  • なんていうか、読み終わったのが1月1日のちょうど3分すぎという……。
    いわゆるいつの間にか新年を迎えていたという事実でした。
    内容の方ですが、Gの血族編の最後……。
    そして、新たなフラグと次回作への幕引きですかね。
    なんだかんだ言ってキンジがやっぱ一番強いというのが
    また本人の意図しないことでちょっと面白いかなと思います。

  • 前回あれほどまでに負かされてたので、どうするのか気にしながら読みました。まぁ、ジーサードには少し予想外でしたが面白かったです。特に白(黒)雪がGOOD。

  • 毎年この時期(クリスマス)に出してくれるのはもうお決まりみたいで…。
    今年も楽しみです^q^

    個人的にはジャンヌの出番が割とあって良かった巻。すぐに散ったがな!
    戦闘シーンもいつも通り厨二病全開、チート技の連発。
    サードは今度は味方として登場しそうですがさて…。

  • 結構久々の新刊な気もするが、気付けばはや11巻目。前巻から続いてた対ジーサード戦が終結。毎回新手の敵が出て来て、初めは苦杯を舐めるも、新たな技の習得や更なる能力の開花などで勝利する(そして多くの場合味方になる)、という往年のジャンプ系マンガを思わせる流れはすっかりお馴染みのものに。些かマンネリの感は免れ得ないが、毎度手を替え品を替え様々なタイプの敵が現れて、アクション映画の如き手に汗握る展開を見せてくれるので、何だかんだで引き込まれてしまう。「え?何それ?Σ(゚д゚lll)」と次回に向けて謎だけ提示する終わり方もテンプレになっているが、今度は少し毛色の違う展開も期待できそうな幕引きに見えた。さぁ次は如何に?

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著者プロフィール

第3回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞を受賞。代表作は『緋弾のアリア』。

「2016年 『やがて魔剱のアリスベルVI さらば妖〓(刀刀刀)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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