消えた戦国武将 帰雲城と内ヶ嶋氏理 (メディアファクトリー新書 41)
- メディアファクトリー (2011年12月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840143448
作品紹介・あらすじ
天正13年11月29日、難攻不落を誇った奥飛騨の帰雲城は、突然起こった大地震による山津波に呑まれ、城主・内ヶ嶋氏理と一族郎党500余名と共に地中に没した。一片の遺物も発見されず、城のあった場所も特定されぬままに、帰雲城はやがて、その存在すら忘れられていった…。この戦国最後のミステリーを解き明かすべく、歴史家・加来耕三が現地に飛んで、調査を開始した-。
感想・レビュー・書評
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天正地震で突然消えた帰雲城と、そこを根城にしてた内ケ嶋氏について記した一冊。
前半は鎌倉時代以降の奥飛騨の地理的事情、つまり内ヶ嶋四代が全然出てこない!
日本のポンペイこと天正地震で潰れた帰雲城についての記述は最後に申し訳程度。
まぁ、潰れるのは一瞬だから仕方ないけど。
内ケ島氏理より姉ヶ崎(三木)頼綱が気になった。 -
時代背景はよく調べてあるが肝心の話が抜けている印象
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20120219読了
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さわりをサラ〜っと触って終わった…。
発掘とか進展がない限りはこれが限界なのかもしれないけど、なにその面白そうなタイトルは!と飛びついた分のガッカリ感は否めない。郷土史と内ヶ嶋氏の系譜が割合占めてて、淡々と説明されるなら読み物にしてくれたらなぁとか思わなくもない。
興味を持ったどこかのジャパニーズシュリーマン!是非ともほっくりかえして! -
一夜にして歴史の彼方に消え去った、いまだ知られざる戦国武将…なんというロマン!!!
と思い込んで購入したくちだが、本書はその一大カタストロフに関する書籍ではない。その一族とは誰ぞや、の来し方を探る本である。したがって、行く末のほうを知りたいんだよ! という私のような者には肩すかし。
ただし丹念に史料を当たり、律令から戦国までの世を横断する一大歴史書であることは事実。そういうのが好きな方には、充分満足できる内容だと思われる。
2014/1/13読了 -
帰雲城に関しては少なめで、飛騨の土地や歴史の話が長々と続いていて、結局結論は未だ見つからず…で終わってます。発掘して欲しいですね。
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史料がないのか、帰雲城と内ヶ島氏のお話は少なかった。大半は飛騨と周辺の話し。地震で消えた城の全容解明を祈る。