- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840145558
作品紹介・あらすじ
著者初の山岳作品集。柴田錬三郎賞受賞作『神々の山嶺』のスピンオフ作品を単行本初収録。
感想・レビュー・書評
-
たいへんおいしくいただきました。
「鳥葬の山」は文庫版を持ってるから再読になるけどシェルパのモデルがこんなところに!
「呼ぶ山」の主人公はあの人!スピンオフ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昨日が発売日になっている新刊図書である。
しかして、新しい作品は「呼ぶ山」1作品だけである。
あとはみんな過去作品の寄せ集め・・・。
(なんとか集・・・って書けば、そうなんですよ、って・・・わたしには解らんかったど)
こういう本を出すときの出版社って、いったいどういうつもりなのであろうかね。
作者はあとがきを書いている。
そこでは特になんとも言っていない。いや懐かしい作品だ、と言う程度のことは書いていたか。
まあ、面白ければいいのだけれどね。
ちなみにわたしの場合は約1/3が既読の作品であった。
まあ、何度読まされようが面白ければいいのだけれどね。
おもしろければね。 -
ねっとりとした濃密な空気が味わえる一冊。
山も怖いが人間はもっと怖い。 -
山をテーマとした幻想的でややホラーめいた短編集。山の持つ霊気のようなものをひしひしと感じられる作品ばかりです。
お気に入りは「歓喜月の孔雀舞」。これが一番幻想的で美しく思えた作品。浮かぶ情景のどれもがとにかく綺麗。呪法も恐ろしいものというよりは、うっとりさせられ魅せられるもののように思えます。
「ことろの首」もいいなあ。タイトルがとにかく不穏。そして一番ホラーだと思えた作品。なのに、どこかしらユーモラスで可愛らしく思えてしまうのはなぜなのでしょう。 -
短編5作が入っていた。思いのほか面白く、山の神を感じた。
最後の歓喜月の孔雀舞(パヴアーヌ)は以前何かで読んだが、思い出せない。 -
時代伝奇物がメインの夢枕が、山岳短編集というので気になって読んでみたが・・まぁ、こんなもんかなってレベル。特に面白くはないが、暇つぶしにはなる。ただ、第二巻があっても読まないなぁ~(笑)
最初の「深山幻想譚」で、もしかしたら前に読んだのかなって内容。ただ、似た内容のは時代物だったと思うから、夢枕の焼き直し作品かな?後は暗いし、読むのに疲れる感じが多かった。まぁ、山岳だと基本地味だしねぇ~ -
山にまつわる不思議な話を集めた短編集。民話のような、詩のような最後の一遍が印象に残った。
-
幾つかは別の短編集、雑誌掲載時に読んでいた。それぞれは短いものの、眼前に映像を映し出すような力強さと妖しさを持っている。
-
山にまつわる短編集。
ただでさえ作者の文章はスピード感が半端ないので、短編てことになるとあっという間に読み終えてしまう。(それがいいのだけども)
古い作品はオチはさすがに今となっては斬新さは感じないが、山登りをする身としては共感する部分も少なくない。