ダメダメ人間 それでも走りつづけた半生記 (文庫ダ・ヴィンチ)
- メディアファクトリー (2012年8月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840146883
感想・レビュー・書評
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単純に有名人が書いた本って感じではない。
一人の人間の挫折、迷い、自己嫌悪、成功、人生の全てが詰まっている。
読み進めると共感できる部分が多く、はっとさせられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
芸能人本にはよくあるパターンですが、
ミスターが好きな人以外は読んでも
一切面白くないと思います。
私もミスターがあまり好きではないので、
そんなに面白く無かったです。 -
鈴井貴之さん、応援してます♪
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前作ダメ人間の続き。水曜どうでしょうのミスターこと鈴井貴之の三十代から現在までの物語。
鈴井貴之さんの苦悩や葛藤がとても伝わってくる。前作のようにダメ人間な部分は、成長し無くなり、どう生きるかを苦悩する部分が物語の中心になる。
前作との繋がりからこのような題名にしたんだろうが、最早ダメ人間ではない。
この人は、とても稀有な人生を送って来たと思う。
人から見れば、大泉洋などを要する事務所の社長で、水曜どうでしょうのミスターとしてもとても人気がある。どう見ても「成功」だろう。
しかし、(以下個人的な推測も含むが)事務所は嫁が作ったもの、おそらく事務所を大きくしたのも嫁だろう。
水曜どうでしょうも、どうしてもやりたくて始めた物ではない。しかも大泉洋はどんどん頭角を現して行き、自分より大泉洋と藤村を生かした方が番組が面白くなると気づいてしまう。その証拠にミスターはどんどん口数が少なくなっていく。
つまり、成功だと思われている物は他の人の手柄が大きい。もちろん自分もなくてはならない物だとはわかっているが、自分の力の証明にはならない。
自分が作った劇団や映画は一定の評価こそ受けるが、大成功とはとても言えない。自分の社員達はどんどん成功していく中、他の人から見れば、自分だけはいつまでたっても水曜どうでしょうのミスターであり、事務所の社長だ。
もちろん努力してきて、成果も残している。どう見ても成功者だろう。しかし、なんとなくカタルシスの得られない人生。
文章からそんな苦悩や葛藤がとても伝わって来る。
推測や妄想も多分に入るが、少なくとも僕はそう受け取った。
人生の意味や成功とは何かと考えることにおいても、とても良書だと思う。生きることに悩む全ての人にオススメしたい。 -
水曜どうでしょうが軌道に乗るまで、北海道という土地への思い、映画撮影の勉強で韓国に行って体験した文化の違い、TEAM NACS(特に大泉、安田)にまつわること、神様に助けられたと思える人生のタイミング、etc.
各エピソードが、案外ぐちゃぐちゃに出て来て時系列が「?」となったり、文章自体が平易(というよりも推敲したのかなこれ?な箇所もある)なので、強烈なエピソードが迫って来なかったりするところが、ちょっと残念だったと思う。何も考えずススキノの街をふらっと歩くことができなくなった話と同じで、メディアである程度成功して発言できることできないことが出てきたんだろうなあー・・・とは感じつつ。
アマチュアの括りで何かモノづくりやプロジェクトに携わっている人には、地方で発信することって何だろう?アマチュアとプロの違いは何だろう?と、考えさせられる部分大きいと思う。 -
前巻とは一転、社会からはみ出した著者が社会性を獲得していく。重要な役割を担うのが、ご存じ大泉さんであり、藤村くん、うれしー、NACKSの面々。知名度が一人歩きする不安も含め、よかった。とくに結婚を機に、家族との関係性に心の変化が生まれたところなど
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前作と比較すると、若干説教臭さがなきにしもあらずだが、ナックスとの関係性の話なんかは良かった。
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ダメ人間を読んじゃったら、そりゃ気になるよ。
悩みながら、ダメだダメだと思いながら、それでも頑張ってる鈴井さん。
わたしも頑張ろうって思いました。
一度決別したはずの演劇の世界に戻ってきた鈴井さん。
樹海、楽しみです(>_<)! -
2012 9/29読了。有隣堂で購入。
『ダメ人間』の続編、テレビ等で売れ出した頃からの鈴井さんの話。
「水曜どうでしょう」や映画監督としての経験の話がメインで、やっとお馴染みのどうでしょう班やTEAM NACSの面々が出てくる。
・・・あれ、ちょっと期待してたんだけどAIR-Gのゴイスの話はないのか。ちょっと肩透かし感。
あと、自分が北海道を出てからは鈴井さんの情報にあまり触れる機会がなかったんだけど、そうか韓国に行ったりしてたのかー・・・