山手線に新駅ができる本当の理由 (メディアファクトリー新書)
- メディアファクトリー (2012年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840146968
作品紹介・あらすじ
山手線の新駅とその計画の概要がわかる・新駅を入り口に、「駅と街づくり」の関係について学べる。・都市政策や街づくりがどのように行われるのかがわかる。・1つの街づくりによって、日本がどう変わるのかがわかる。
感想・レビュー・書評
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発刊から10年経っています。新しい駅は、高輪ゲートウェイの事かな?著者の思ったようにはなかなかならないものです。
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最終章がちょっと熱くなりすぎな気がするけど、その手前まではまぁだいたい理解できた。
これマメな、的な話を素直に楽しむ本、かな。 -
山手線の品川駅と田町駅の間に新しい駅ができるそうで。何でこんな所にできるのかというと、上野駅までしか来ていなかった宇都宮線、常磐線、高崎線を東京駅まで延伸させ、東海道本線と直通運転させるからなんだそうで。あれれ、それとこれとどんな関係が??笑 なんだか風が吹けば桶屋が儲かる、みたいな感じですが、そこはちゃんと繋がっているんですね。面白いです。
しかし、確かに東京でこれほどの広さの場所を再開発できる機会はもうあまり無いのかもしれませんが、でも再開発していろいろ建設してどうのこうの、というのはどうもバブリーな感じがして、本当にそれでいいのかなぁ、という気もしないでも無いです。 -
レビュー省略
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品川の開発がどんなインパクトを与えるのか、イメージしやすく、わかりやすくまとめられている。
特に、六本木ヒルズを初めとした都内の開発がどんな経済効果をもたらしたのか、具体的なデータがあって、説得力がある。
東京圏への人口集中を前向きに捉え、品川の開発を視点は共感できる。
だが、高層ビルが林立する開発を失敗というならば、もっと具体的な開発案と経済効果の比較検討を示すべきではないだろうか?
107ページのグラフを見る限り、汐留再開発や品川東口再開発は、それぞれ事業費を差し引いて6000億円の生産額を誘発しているのだから、いずれも大成功だと思う。
都市はあくまでも生産の場であって、建築家の自己表現を目的とした場ではないのだから、本来求められる機能を逸脱したデザインに走らないことを期待したい。 -
都市政策が専門の著者が、品川の先にできる駅がもたらす再開発の重大なインパクトについて語ったもの。武蔵小杉や西日暮里など、東京周辺の駅の昨今の開業事情についても載っている。
この著者はそれなりの学歴を持って、今も大学院の要職についているような人なのに、何というか冷静さを感じさせない、興奮しぱなっしの論調に、少々閉口した。すごい経済効果があるから、絶対失敗しないように、こんなことやってこんなことやってあんなこともやればいいよね、さらにさらに…、というような感じだった。特に最後の「おわりに」では「未来予想・品川が国際都心になる日」というのがあって、あまりの勝手に想像の翼を広げ過ぎていて、失笑物だった。著者とのテンションが合わないと、意外と辛い読み物になると思う。(15/06) -
請求記号:SS/518.8/I14
選書コメント:
山手線に50年ぶりに新しい駅ができるかもしれないこと、知っていましたか?新しい駅ができるとこんな”すごい効果”があるんです。
(東松山図書課 閲覧担当) -
山手線の通勤ラッシュ解消のため東北縦貫線を開通。不要になった品川車両基地を有効活用。たまたま山手線の中で最も駅間距離が長かった品川―田町間に駅を新設。ここまでは誰でも思い描けるシナリオ。著者はこれに独自の山手線新駅の理由を加える。都心が品川へと神の手が働いているというものだ。東海道本線、羽田空港、ウオーターフロント、リニア新幹線、東京駅との役割分担・・・・・・。荒唐無稽と一笑には付せないリアリティーがある。新駅には日本起死回生の起爆剤としての期待が熱い視線となって注がれている。
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田町と品川間に山手線の新駅ができることについて記載されている本。
新幹線の停車や、リニアモーターカー新駅の設置など、品川が大きく着目されているが、東海道線と東北線・高崎線が直通運転することにより、品川の車庫が不要となり、そこに駅を作るというもの。
さっと読むことができました。