怪談実話 盛り塩のある家 (幽BOOKS 怪談実話)

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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840148054

感想・レビュー・書評

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  • この作者さんの名前はよく目にしていたのですが、今回初めて読みました。
    怪談によくある“投稿”集ですが、文章をおこしているのがこの作者さんなのですね。
    空き時間に読むのにちょうどいい怪談集です。
    話の後日談や、盛り塩の注意点が文末にあったりしてなかなか良い。

  • 「佐藤さんの家」「静かなマンション」「再会」「うしろの気配」「最後まで聞いて」「寒い部屋」「丘の上の墓地」「鏡視」「黒い帽子の男」が怖いです。

    「年間三件」はほっこりでもないけど、怖いというには不思議な話。聞いといて良かったかな。

    連鎖する怪談。拡散する怪談。召喚する怪談。
    これらにより怖さを感じるようになりましたね。上に挙げたのが、そうとは必ずしもいえないですが。
    それもこれも「残穢」のせいです。

  • やっぱり文章に安定感あるな〜。
    普段から何かあったら怖いから
    実話怪談系は必ず一日では
    全部読まないようにしてるけど
    これは続けた方が良さそうだ…

  • 飲み屋のトイレに入ったきり霧のように消えた友人、薄汚れたホテルの部屋を駆け抜ける足音、便器に坐り込んでいたもう一人の「わたし」、ドライヤーの音に紛れ込んだ低い女の声…。読み終えても、決して背後を振り向かないでください。この怖気、じわじわ、きます。妖気が滲み出る迫真の怪談実話集。(アマゾン紹介文)

    時々ピリッと来るお話があるものの(「あんたが呼んだ」「最後まで聞いて」)、それ以外は…。
    いわゆる『実話』系が合わないのかも。「〇〇のAさんが~」という語りだしより、「私の話だ」という始まりのほうがわくわくできた。

  • 久しぶりに紙の本を読みました。階段短編でリハビリだわ。

  • 夜は怖いかも、と昼間読みました。
    不思議なお話も短編の中にあり引きずりません。
    贈りもの、が好きです。
    目に見えず理屈もわからないけれど、そこにいる気配は信じたい。
    でもちょっと怖いかな。

  • この人の話は怖いというかえぐいというか

  • オーソドックスな恐怖体験が多いのでかえって実話らしく感じる。丘の上に水子地蔵=墓地がある話が印象に残った。

  • 図書館本。
    読み終わってから気が付いた。この本持ってる……。
    記憶力のなさが一番怖い。

    そういえば、この本を電車で読んでたんだけど、『バキッ』って音がして鞄の中の鏡が割れていた。
    100均に買いに行ったら、一回り小さくなっていた。

    恐ろしや値上がりの波。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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