都市シリーズ 閉鎖都市 巴里<上> (電撃文庫 か 5-7 都市シリーズ)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840213493

作品紹介・あらすじ

字情報によってのみ存在が可能となった都市-巴里。この都市は、最も安全に情報を作り、秘め、発信するために、少年も自ら結界を張っていた。しかし、第二次世界大戦中、独逸軍の爆弾の爆発により、時空の連環が生じ、巴里は1944年の1年間を繰り返す閉鎖された都市となってしまった。そして、時は現在-。米国から重騎士の訓練を受けたベレッタは、曾祖父が遺したアティゾール計画を探るため、留学生として、1944年の巴里へと旅立った。はたしてベレッタという異分子を受け入れ巴里はどう変化していくのか?占領下の巴里が解放され、連環が消えた時、世界に訪れる真の危機とは!?川上稔が贈る都市シリーズ第5弾。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台は仏蘭西の巴里。<<重騎>>に騎乗する女性が主人公。文体が日記とか手紙形式なので直接会話が交わされるって場面があまりないんだけど、読みやすかったです。頼まれたからといって、現代から第二次世界大戦中の中に行こうとする気持ちはわからないけど、それを含めて彼女の強さなのかな?彼女がどんな選択をし、世界がどうなるのか下巻が楽しみです。

  • 川上氏の書く話の中でも、導入が断トツで難しい作品。ていうか、慣れ、あるいはかなりの柔軟性を持った人でないと意味わかんないだろコレっていう。
    人に薦めづらい。
    日記体小説を呼んだことある人なら入りやすいんだろうか?

    でも、個人的には全ライトノベルの中で一番好き。巴里がなかったら、この年になってもライトノベルに可能性を信じている自分は、いなかったんじゃないかな。
    感想は下巻の方に。

  • 都市シリーズ第7作目。またもや文字表記世界の登場。<BR>
    『文字情報によってのみ存在が可能となる都市―巴里。数百年も自ら結界を張り、言詞爆弾により時空の連環(メタフィジコーズ)が生じ、巴里は1944年の1年間を繰り返す。(あらすじより)情報と時間に閉ざされ1944年を永久に繰り返す閉鎖都市―巴里。重騎師ベレッタは曾祖父の残したアティゾール計画を追って99年の現代から巴里へ旅立つ。(文庫本あおりより)』<BR>
    Closed CITY Paris<BR>
    イラスト:さとやす(TENKY)<BR>
    1999年11月25日初版 P386<BR>
    読み返しBGM:(ゲーム)ZUNTATA"Burning Road"

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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