※キノの旅2 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-2)
- メディアワークス (2000年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840216326
感想・レビュー・書評
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2019.8.15 読了
連作短編。
時間軸は バラバラですが、読みやすい。
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キノと師匠の関係、過去が気になる…
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長女が読んでるシリーズを後追いで。
何か不思議な感じの寓話風。一話一話で完結するので読みやすい。隙間時間に良いかも。
2巻では火砕流の話と絵描きの話が印象に残った。 -
キノの旅は娯楽小説としてほんとに申し分ないなあと思う。各話ごとにページ数が全然違ったり、形式が違ったり、視点が違ったり、主人公が違ったりする。気まぐれに話が繋がっていたりして、それらの登場人物たちの思惑を邪推しながら読むのも面白い。キノが全く善良な人間であると言い切れないところもいい。エルメスの軽快な発言は尚いい。VC:斉藤壮馬で再生すると、もう、辛い、可愛い。個人的には「人を喰った話」と「帰郷」が好き。どう生きたら幸せになれるかってみんな考えるけど、結局は運と、常に中庸でいることだよなって、改めて思った。
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第2巻では、連作短編8編のほか、口絵に「狙撃兵の話」という短いストーリーが収められ、さらにエピローグの後に第5話「絵の話」の後日談である「続・絵の話」があります。
第2話「過保護」、第7話「本の国」は、多少寓意が効きすぎているような気もします。個人的には気にならない程度ですが、ひとによっては鼻につくと感じるかもしれません。第8話「優しい国」は、キノが普段は見られないほど旅先の人びととかかわっていて、新鮮に感じました。ライトノベルの枠に収まりやすいストーリーといえるでしょう。
反対に、第4話「自由報道の国」、第6話「帰郷」では、ストーリーの展開からへだたったところにキノが置かれていて、シニカルだけれども透徹した雰囲気をかもし出しています。「自由報道の国」は、多少説教くさいエピソードになるのかな、と予想していたのですが、いい意味で裏切られました。 -
キノの旅、第二弾。秀逸な話は「過保護な国」「優しい国」
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『何が正しいのか?誰が正しいのか?
何か正しいのか?誰か正しいのか?』
「優しい国」。
とても優しくて、素敵な国。
キノがキノらしくない国でもあったかな? -
読むと書くとでは大違い。
でも、書く人がいるか読めているのだ。
読める人は書けることのすばらしさもまた理解できるはずだと私は思う。
彼らは本当に読んでいるのだろうか。 -
ほのぼのした話もあれば、背中がひやっとする話もあるなぁ。
優しい国は、悲しくなった…ううう。