キノの旅 (3) The Beautiful World (電撃文庫)
- メディアワークス (2000年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840217095
感想・レビュー・書評
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2019.10.28 読了
シリーズ3巻目。
切ないような やり切れないような話が
多かったような。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
城壁のない国、機械人形の話が心に残った。
最後にせつなくなる系の話が好きみたい。 -
城壁のない国
無知は大罪、薬は怖い -
第1話「城壁のない国」は、麻薬によって土地に縛り付けられた人びとの話。第3話「同じ顔の国」は、クローン人間の国の話。第4話「機械人形の国」は、自分が機械人形だと信じている老婆が登場する。第6話「終わってしまった話」は、旅人を襲撃する海賊になるための試練に失敗した男の話。
第2話「説得力」には、キノの師匠の老婆が登場します。
ときおり、この物語の静謐な雰囲気に触れたくなります。 -
第一話「城壁のない国」麻薬の怖さを伝えるのに効果的。切ない。第四話「機械人形の話」人間のために働く機械と機械のために働く人間の話。そして誰もいなくなった。第五話「差別を許さない国」差別をやめようという人ほど差別的という矛盾。井の中の蛙。
次々とよく思いつくな。異色だけど、変わらず風刺が効いてるショートショート。wikiによると、作者はバイクとガンとアニメのマニアで、作品の根源は銀河鉄道999だとか。なるほど、線路とシリーズは続くよどこまでも。 -
とにかく淡々としている。何か教訓めいたことを残そうとか、愛と勇気と冒険とワクワクドキドキを届けようとか、そういう主張がないのが良い
ただただ旅を続ける、キノとエルメスの話
でも読んでいると人間の愚かさや弱さ、そしてときには力強さが垣間見えるのが本当に面白い -
いつものこの感じがたまらなく好き。
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新年一発目のレビューは、キノの旅シリーズの三作目になりました!
今作は〈2〉と比べて結末が暗めだったり、切ない話が多いかな?
特に『城壁のない国』などは、ラストがとても切なく悲しい。
それでも読後感は不思議と嫌な感じはあまり残らず、むしろ色々と考えさせられてしまう。
『終わってしまった話』は……まんまと騙されました(笑)
キノの旅は毎回あとがきも面白いのだけど、今回のあとがきはかなり好き♪
キノの旅を読む度に、ライトノベルも侮れないな!と思います。