キノの旅 (3) The Beautiful World (電撃文庫)

著者 :
  • メディアワークス
3.57
  • (398)
  • (372)
  • (1210)
  • (22)
  • (4)
本棚登録 : 4637
感想 : 190
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840217095

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2019.10.28 読了


    シリーズ3巻目。

    切ないような やり切れないような話が
    多かったような。

  • 城壁のない国、機械人形の話が心に残った。
    最後にせつなくなる系の話が好きみたい。

  • 城壁のない国
    無知は大罪、薬は怖い

  • 第1話「城壁のない国」は、麻薬によって土地に縛り付けられた人びとの話。第3話「同じ顔の国」は、クローン人間の国の話。第4話「機械人形の国」は、自分が機械人形だと信じている老婆が登場する。第6話「終わってしまった話」は、旅人を襲撃する海賊になるための試練に失敗した男の話。

    第2話「説得力」には、キノの師匠の老婆が登場します。

    ときおり、この物語の静謐な雰囲気に触れたくなります。

  • 第一話「城壁のない国」麻薬の怖さを伝えるのに効果的。切ない。第四話「機械人形の話」人間のために働く機械と機械のために働く人間の話。そして誰もいなくなった。第五話「差別を許さない国」差別をやめようという人ほど差別的という矛盾。井の中の蛙。
    次々とよく思いつくな。異色だけど、変わらず風刺が効いてるショートショート。wikiによると、作者はバイクとガンとアニメのマニアで、作品の根源は銀河鉄道999だとか。なるほど、線路とシリーズは続くよどこまでも。

  • キノの旅は笑うセールスマンかもしれない。

    ふと、そんなことを考えてしまった。
    ストーリーの細かい部分が全く頭に残らないんだけど、そのエッセンスみたいなものは強烈に心の奥底に刻み込まれている。そんなイメージ。

  • とにかく淡々としている。何か教訓めいたことを残そうとか、愛と勇気と冒険とワクワクドキドキを届けようとか、そういう主張がないのが良い

    ただただ旅を続ける、キノとエルメスの話

    でも読んでいると人間の愚かさや弱さ、そしてときには力強さが垣間見えるのが本当に面白い

  • 相変わらず、すいーすいーっと読める。一個一個の話は面白げなエピソードも多いんだけど、すいーすいーと通り過ぎるので、思いのほか心に残らないのが残念・・クローンの国の話とか、常識を引っくり返してる感じで好き。

  • いつものこの感じがたまらなく好き。

  • 新年一発目のレビューは、キノの旅シリーズの三作目になりました!

    今作は〈2〉と比べて結末が暗めだったり、切ない話が多いかな?

    特に『城壁のない国』などは、ラストがとても切なく悲しい。

    それでも読後感は不思議と嫌な感じはあまり残らず、むしろ色々と考えさせられてしまう。

    『終わってしまった話』は……まんまと騙されました(笑)

    キノの旅は毎回あとがきも面白いのだけど、今回のあとがきはかなり好き♪

    キノの旅を読む度に、ライトノベルも侮れないな!と思います。

著者プロフィール

2000年『キノの旅 the Beautiful World』でデビュー。アニメ『ソードアート・オンラインII』の銃器監修も担当。

「2023年 『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXIII ―フィフス・スクワッド・ジャム〈下〉―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

時雨沢恵一の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
綿矢 りさ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×