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この作品からのみんなの引用
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"この場所を知らず 夢の地を目指し
夢の地に着いて この場所を知らず"
―Wherever I go, there I am.―
― 11ページ -
女は、泣きはらして真っ赤になった目で微笑んだ。
「この世に、神様も仏様もいないんだって。だから奇蹟は起こらないんだってこと。人間の問題は人間の手によって解決されるべきだって分かったの。だから、つまり・・・・・・。いつか優しい魔法使いのお婆さんが、一振りで私の願いを叶えてくれると思っていた・・・・・・。私のお父さんもお母さんも、お互いに何もしないで、いつもあんなに仲がよかった訳じゃない。たぶん・・・・・・。いいえきっとそうだわ」
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困っている人がいて、自分が助けることができるとする。その場合、自分がそれをするのに、あまり大きな理由が必要だとは思えない。
― 165ページ
みんなの感想・レビュー・書評
二人の国の凄まじいオチには冷や汗。あと仕事をしなくていい国は納得いくようでちょっと違うような。でも読後感は悪くない。分かれている国は分かれていた方が問題なくて幸せで、それでいいんだなと思わせる。面白かったです 。
■書名 書名:キノの旅〈4〉the Beautiful World 著者:時雨沢 恵一 ■概要 人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。 短編連作の形で綴られる、第4弾。 ▼収録話 「紅い海の真ん中で・b」 「像のある国」 「×××××」 「二人の国」 「伝統」 「仕事をしなくていい国」 「分かれている国」 「ぶどう」 「認めている国」 「た... 続きを読む »
私たちが暮らしている場所には、その場所その場所のルールがあります。それは法律で決められていたり、伝統的なものだったり、形は違っても "守らなければならないこと" や "決してやってはいけないこと" は存在します。キノが旅をして周る国々でももちろんこういったルールはあります。しかし中にはそのルールに不満を持っている人もいるわけです。 そういう人た... 続きを読む »
紅い海の真ん中でa、b 廃墟となったもう二度と訪れる事のない国の近くの草原で、いつかと同じようにしながらキノが歌う話。 像のある国 これから伝わる御伽噺の話。 ××××× 連れて行って欲しい子どもと連れていけないキノの話。 二人の国 家庭を持っていないと一人前とは見なされない、離婚が社会通念上認められていない国の話。 伝統 猫耳の国で頭にリンゴを乗せて生活する国。至って通常営業で... 続きを読む »
「像のある国」「×××××」「二人の国」「伝統」「仕事をしなくていい国」「分かれている国」「ぶどう」「認めている国」「たかられた話」「橋の国」「塔の国」
友達が貸してくれて、生まれて初めて読んだラノベ。それから夢中になって、今じゃ自分でも本を出すようになったからなあ。偉大なる一歩目だった。
相変わらず二輪車でぶいぶい言わせておりまして、今回は大雑把に風習をさらった印象。文章そのものは軽くでも読めるけれども、いろいろ考えることもでてきてそれはそれで。
10月27日読了。キノとエルメスが奇妙な国々を旅するシリーズ第4巻。作り手側としては、このスタイルの小説だとネタ切れには困らなさそうだ。(いや、そうでもないか?)「シズ様と陸」なる新キャラ(以前の巻にも出ていたっけ?)も現れ、今後に向けて万全の態勢と言える。「分かれている国」「橋の国」などの話は寓意にあふれ面白い。(「二人の国」などはイマイチだが・・・)
あっという間に読了しました。今回は話の数が多いので、一つ一つの内容はいつもに増して短いです。
今回のテーマは「風習」。言葉だけを捉えると重みがある良い印象を受けますが、逆にそれに囚われている人々を見るとゾッとする…そんな内容でした。『それ』を守らなくてはならない、あって当然だ、無いなんて考えられない…という、ある意味信念でもあり、妄想でもあり。でも、その当事者たちにはそれしかないのですから、違う考え方をすれば「運命だった」ということにもなるかと思います。そう感じさせるお話もありました。前作が「生きる」という大きな枠組であったなら、今回はそこから少しクローズアップされた感じですかね。
文句なしに面白かったので、星5つです。
時々語られるシズの話は中々好き。
陸が語り手なので、飽く迄陸目線で、シズの内面が必要以上に見えてこないのもまた良いと思う。
機械がなんでもやってくれるので、人は仕事をしなくて良い。
しかし、何もしないでは金が貰えないという発想は空恐ろしかった。
技術がいくら進歩して、ツールがいくら優れたものが発明されようとも
それを使用する人間が進歩しないことには
結局は無駄で非効率で、不便な結果が待っている。
現代の我々は仕事の上にストレスを貰っている訳で
感慨深い話だった。






