Missing 神隠しの物語 (電撃文庫)

著者 :
  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840218665

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ1作目。
    オカルティックなホラー。
    メインは各キャラクターの紹介。
    ここからどんどん事件に巻き込まれるんだろうなという予感。
    大きな組織も出てきて、壮大になりそう。

  • 過去に神隠しにあったと言う、魔王とあだ名される高校生。
    彼の周りで起きた怪異に対し、論理的思考でもって立ち向かう。

  • ・2004
    ・2015/07/31



    小学生の時にクラスメイトが読んでいて出会った物語。
    あれから、何度も読み返したけれど、
    今になって思えばライトノベル独特の、ちょっと厨二病とも取れるような表現や演出があって、冷静にみつつも、ホラーテイストはやっぱり好みです。
    甲田さんは後書きでホラーをかいているつもりはないとよく仰ってるのですが……
    そして、この文体と、雰囲気にマッチしたイラストがさらに世界観を作り上げていて、尚更ハマってしまう。

    つい最近妹が、実はこっそりわたしに隠れてMissingシリーズを部屋で読んでいたことが判明。
    なんでもっと早く言ってくれなかったの?!(嬉しい)
    とびっくりしました。
    小学生当時からはだいぶ経ってしまったけれど、学校の七不思議はいつの時代も色あせない、ちょっとしたノスタルジー。
    妹にも貸しながら、またこの長い物語を読み返したいと思います。

  • 中学生で読むと中2病をこじらせます。でも今でも一番好き。民俗学+学園モノ+メルヘンのほんのり痛々しい青春です(とおる)
    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 懐かしい!
    学生時代に友人に借りて読んでいた小説です。

    空目恭一、木戸野亜紀、日下部稜子、近藤武巳、村神俊也の五人と、あやめとの出逢いの一冊。

    この厨二くさい設定が当時は好きで好きで。
    久しぶりに読みたくなって全巻大人買いしました!
    よく読んでたなぁ…。

    識ることで視えるようになる。

    そんな神隠しの物語。
    あやめを現に取り込む為の物語。

    次は呪いの物語です

  • 十数年ぶりに読了。当時としても、若干厨二病的な部分も否めない部分はあるけど、やっぱり面白い!
    一巻は神隠しという題材もあってか少々のスパイスホラーという感じ。登場人物もまだまだ顔見せ程度。
    続きが楽しみ。

  • "神隠し"は存在する。
    異界とのつながりは社会から秘匿され平穏な日常が続いている。
    その秘に触れし少年少女らの話。

    スリルはあって設定も面白そうなのだけどよくついていけなかった。
    一件落着したということなのだろうか。
    あやめは何者。特殊能力のようなものはどこから来るのか。
    合理的に考えようにも仕方ないかね。
    長いシリーズなので今後面白くなってくるのだろうか。

  • 繊細なイラストに惹かれ表紙買い

    文体も独特
    個性的な高校生達が怪奇現象にひかれていく

    絵と文章がお互い惹きあっているように感じる
    面白かった

    元々単発だったのかこの巻だけで完結しているといっても違和感はない
    シリーズになってもスリルがあって面白かったが、ラストがバッド気味なのでめでたしで終わるこの巻が一番安心できるのかもしれない

  • 学生時代に一度読んだ

    最終話のあとがきを読んでもう一度読み返したいと
    ずっと温めていたお話

    改めて読むと…

    やっぱり感情移入しやすいキャラクターは変わらない
    ただ、キャラクターたちが感じていることが理解できるようになっている
    自分とは正反対のキャラクターでも…

    いま私たちが生きている世界がすべてではないかもしれない
    自分が気付かない間に何かが起こっているのかもしれない
    いつもと違う何かを感じた時
    こことは違う何かに触れたのかもしれない

    小説の世界に入っていけばいくほど
    本を閉じた時
    言いようのない感覚が
    ジワジワ
    胸に広がっていく

    ジワジワ
    怖さが、
    不気味さが
    胸に広がっていく

    ホラーだけど、
    友情も考えさせられる

    また、ゆっくりと
    最終巻まで読みたいなと思う

  • 中学生の頃にハマって読んでいたシリーズ。
    この旧版をどうにか揃えたまま放置していたら、新装版が出版!ということで、旧版と新装版を読み比べる。やはり懐かしさを感じる。

    作者のデビュー作ということもあるのか、趣味全開に「怪談」、今回は「神隠し」を登場人物に語らせまくる。こんなに論理的に怪談について語っていたとは、覚えていなかった。中学生の頃の自分は、武巳と稜子と同じぐらい理解出来てなかったと思う。…今も出来てる自信はない。逆に、そういったキャラがいることで感情移入しやすく、難しい文章があっても読めるのかもしれない。

    難しい文章があっても読める要因はそれだけでなく、やはりホラーな場面や対峙する場面。
    ジワジワと近づく恐怖は、読者をもハラハラさせる。未知の存在や大人に対して高校生ながら挑む姿は、中高生が好むのではないだろうか。

    変わらず厨二病心をそそられる作品。

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著者プロフィール

1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー。著書に『断章のグリム』『時槻風乃と黒い童話の夜』『夜魔』『ノロワレ』『霊感少女は箱の中』シリーズなど。

「2022年 『Missing13 神降ろしの物語〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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