ブギ-ポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1098
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840218962

作品紹介・あらすじ

君は知っているかな、あのホーリィとゴーストの伝説を?あの若い男女二人組の犯罪者はあまりにも誤解されすぎている。強盗、騒乱、破壊活動を繰り返した彼らは別に悪いヤツじゃあなかった。衝動で暴れていた訳じゃない。世の中に反抗してた訳でもない。二人はただひとつの選択をしただけ-それは"だって、ほっとけないし"という気持ち。だが哀れな世界の敵"ロック・ボトム"を解放しようとした彼女らの行動は数々の悪を呼び寄せ、遂には死神であるぼく、ブギーポップとの対面を呼ぶ-悪に依存せず、正義に従順でもない二人組が、後先考えない陽気な犯罪と空回りのあげくに辿り着く先は生か死か?あるいは-。

感想・レビュー・書評

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  • 「ブギーポップ」シリーズの第11弾です。

    結城玲治(ゆうき・れいじ)という少年が、スクーターを盗んで男たちに追われている濱田聖子(はまだ・せいこ)と出会い、おかしな事件に巻き込まれていく物語です。二人は、「スリム・シェイプ」というイタチのアニメーションの指示にしたがい、「ホーリィ&ゴースト」という二人組の窃盗団として、世間をさわがせることになります。

    その場のノリで突っ走ってしまいがちなホーリィと、ちょっと冷めた目線でそんな彼女をながめつつサポートするゴーストという二人の役回りを中心にして、わちゃわちゃ感のあるストーリーが展開していきます。シリーズ中では比較的肩の力を抜いて読むことのできる内容で、本シリーズのコアなファンにはすこしもの足りないと感じられるのかもしれませんが、個人的にはキャラクターの魅力が前面に押し出されている作品が好きなので、強い印象を受けました。

  • 面白かったといえば面白かったが、シリーズの中では今回は微妙だったかもしれない。特に話が進まなかった事もあるが、少しごちゃごちゃしすぎて何がなんだかよくわからない状態になってしまった感かある。ホーリィ・ゴーストも少し出来が良すぎるように感じた。

  • 私はジョジョのこと全然わからない勢だけど、面白かったよ!

  • 「"明日"ってえのは"今"のことよ、ゴーストーー」
    上遠野先生、相変わらず荒木飛呂彦大好きね。

  • 分かりやすく、ジョジョへのオマージュが散りばめられていた

  • 均衡と犯罪と衝動の話。ブギーポップシリーズ第十弾。ピカレスク小説のような犯罪小説のような、だけどやっぱりブギーでポップ。別に血沸き肉躍るようなバトルも脳汁ほとばしるような心理戦も特にないケドこの不条理なのにあたりまえな感じがどうにも好きなんだな、コレが。形態としては事件を勃発させた当事者たちが排除される巻き込まれ型でもあり、抑圧的で変わり映えのしない生活をなんとかしようと咄嗟に首を突っ込むタイプでもある。何気にブギーポップが殺人を犯してるけど普通の人間を殺したのはこれが初めてだったろうか?ピート・ビートって名前が出てきたからここからビートのディシプリンにリンクするのかな

  • 読み直し。

  • 一度読んだはずだけど、結末を余り覚えていない作品。

    接点のなかった一組の普通の男女がちょっと退屈した日常から抜けだそうとしたら犯罪者として指名手配されつつ世界の危機と戦う羽目になっちゃったお話。
    個人的にこういったお話は割と好きだし読んでて楽しかったな。

    さて、コレに続くのはビートか

  • 高校時代に親友から借りた本
    この二人いいな。

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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