Missing2 呪いの物語 (電撃文庫)

著者 :
  • メディアワークス
3.63
  • (122)
  • (95)
  • (289)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 1240
感想 : 82
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840219464

作品紹介・あらすじ

木戸野亜紀の部屋に送られてきた一枚のファックス。奇怪な文字と紋様で埋め尽くされたそれは、実はとんでもない代物だった。亜紀の周囲で次々と起こる異変。混乱する亜紀を救うため"魔王陛下"こと空目恭一が動き始めるが…!人気の現代ファンタジーシリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シリーズ2作目。
    今回のテーマは呪い。
    呪いって精神的に追い詰めることだと思う。
    仲間のすばらしさを実感。
    機関が登場する。
    今後戦うことになるのか。

  • 中学生の頃にハマって読んでいたシリーズ。
    この旧版をどうにか揃えたまま放置していたら、新装版が出版!ということで、旧版と新装版を読み比べる。やはり懐かしさを感じる。

    今回は「呪い」「犬神」の話題。
    人物の心情や怪我の描写、不気味さの表現が、恐さを増幅させていると、改めて感じる。1巻よりも怪我の描写が多いこともあり、痛々しい。ジワジワと襲ってくる恐怖も、シリーズを進めていくほど強くなっていく。十叶や神野といった得体の知れないものとの関わりは、「本物」故の不気味さがある。

    厨二病心をそそられる作品。

  • このシリーズで一番好きな話。
    読んでてとっても指先が痛くなる

  • ・2004
    ・2015/08/02

    【再読】シリーズの中で一番好きな巻です。
    木戸野ちゃんのバックボーンが知られる回。
    設定構成、とても好きです。
    1巻にもまして、かなり厨二ラノベ要素が炸裂します。
    小学生?中学生?の私、よくついていけた……。

    とはいえ、やっぱり毒舌キャラクター系の精神崩壊は始末が悪いですね。
    内にこもって誰も頼らず、最終的に取り返しのつかないところまで崩壊する。
    それがラノベの醍醐味といえばそうなのかもしれませんが、実際にいたら迷惑この上ない気がします……。
    ホラーにありがちな今ここでいえば良いものを黙ってるから厄介なことになった、というパターンなど。

    改訂版の予約も済ませてあるので、そちらも楽しみに待っています。
    呪いのファックスは呪いのファックスとして活きるようなので現代令和に蘇る呪いのファックスは如何なるものか、読むのが楽しみです。

  • ガラスのケモノ、木戸野亜紀のお話。

    送られてきたFAXには呪いの力があった。
    呪いと狗神と、そして機関との戦い。
    空目とあやめのタッグが今回は光ってた!

    俊也が凄く頑張っているから、今後報われてほしい。

    個人的には武巳と稜子の二人が普通っぽくて好きなんだけど、今回、魔女である戸叶詠子が言った「二人の魂も面白い形をしている」が凄く気になるので、今後わかればいいな。

    次は首くくりの物語。
    稜子が表紙だから、稜子の物語なのかな。
    楽しみ!

  • 1巻よりも、面白い!
    空目ありきのシリーズではあると思うから、一巻は消えてしまっていたからなぁ。

    グロ描写、ホラー描写もいい塩梅に入っていて、今回のメインの亜紀は、キャラクターの中でも、1番深みがあるキャラクターだと思うので、それもよかった。

    ガラスのケモノ。

    こんな子、現実でも程度の差はあれど、居るよね‥

  • 人間より本が大事と言いながら、「面倒くさい」という理由で本の管理を図書館に任せない。直射日光が当たらなくても、蒸し風呂のようになってしまう部室に本を置いておくのは結局本のためにならないよ。
    本当に理由が「面倒くさい」なのなら、結局それは本より人を大事にしているってことになると思うよ。
    実際、本は人に使われてこそ意味があるものなので、人間より本が大事なんてことはあり得ないのだけどね。

    この方の絵は人物の見分けをつけるのが難しいなあ…。

  • 亜紀のもとに、呪いのFAXが届くはなし。
    あやめ登場の1巻は再読の時にそれほど怖くなかったので、ホラー耐性付いてると思ったのですが。どうやら勘違いだったらしい(笑)2夜目の受信時から事件解決までのホラー描写の上手さといったら。空目の厨二病要素はラノベらしいが、魔術の知識の豊富さや不安を煽る表現の上手さはレーベルの枠を超えてもっと広い読者層にも読んでほしいと思う。呪いのFAXおよび狗を同時に解決させる場面の、村神の活躍に少し笑った。亜紀の部屋へ乗り込む場面といい、武巳が思わず感嘆の声をあげるのも分かる。

  • 久しくライトノベルを読んでなかったので忘れていたけど、通常の小説と同じスタンスでよんだらあかんのだね…現実問題は無視しなくては。
    とりあえずまとめ買いしてるから最後まで読もう。

  • 表紙の子が被害にあう話。
    この人の過去の話と絡めて、物語が展開する。おもしろいキャラ設定と思いながら読んでいて、その設定が活きるのがおもしろい。

全82件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー。著書に『断章のグリム』『時槻風乃と黒い童話の夜』『夜魔』『ノロワレ』『霊感少女は箱の中』シリーズなど。

「2022年 『Missing13 神降ろしの物語〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

甲田学人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×