リバーズ・エンド (電撃文庫 は 2-9)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.46
  • (58)
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  • (213)
  • (8)
  • (5)
本棚登録 : 768
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840219976

作品紹介・あらすじ

拓己は十四歳の中学生。そんな彼の携帯に突然メールが送られてくる。あなたの町に海はありますか-?拓己は戸惑うが、やがてメールの送り主である唯という少女と、心を通わすようになる。雪の降る夜、息が白くなる朝、騒々しい昼休み、何度も何度もふたりは『言葉』を交わしつづける。なにもかも不確かな世界の中で、ただ互いの『言葉』だけがリアルだった。ひとときの優しさ、ぬくもり、そして-。彼らは気づいていなかった。その時、なにかが始まろうとしていたことに。第4回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞の橋本紡が贈る気鋭の新作ついに登場。

感想・レビュー・書評

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  • 現実感のない現実にうちのめされるグロテスクな世界。改行の多い文章が、川に流されるような読書をもたらす。

  •  論理ではなく、雰囲気を感性で愛でる作かなぁ。

     「極黒のブリュンヒルデ」に類似する基本設定に、「最終兵器彼女」で紡ぎ出されるキャラクターの関係性をはめ込んだ作。
     しかし、ラスト近辺の急展開がそれまでの受験期中学生の重苦しい閉塞感を描いてきた物語を、変な方向で崩してしまった感は残る。
     ライトノベルの範疇に含まれる本作なんだろうが、作風とテーマがそぐわないのに、悪い意味でそのフォーマットに乗せてしまったよう。全く惜しいなあ。

  • セカイ系純愛SF、かな。
    恋愛物苦手な自分ががっつりハマッた物語。
    学園ものラブストーリーのような雰囲気からラストの展開への変化に鳥肌立った。
    盛り上がりを見せ始めた所で次巻、という感じだったので、続きが気になります。

  • 読み終えたけど、まだ伏線がいっぱいあるような気がしてならない。

  • 雰囲気はあるけど、正直雰囲気だけかな、って感じがしなくもない。小説の体はしてるけど、散文という感じ。
    最終巻まで読んだことがあるからラストがどうなるかは知ってるけど、もやもやが最後までついてまとう。

  • 本編全5巻。5巻後のことを描いた巻「リバーズ・エンド after days」がある。「after days」まで読んで完結した感じがする。

  • 橋本さんの作品は温かいハッピーエンドのイメージが強かったので少し驚きました。この巻だけでもきれいに終わっているけれど本題はこれからなのかな。最終的にはハッピーエンドになるのかな。でもここからどうするのだろう、大切なものを全て失ってしまっても人は立ち上がれるのだろうか。
    もう少し追いかけてみることにします。

  • 再読。

  • 流れが退屈という理由で1巻のみで切ってしまうのは勿体無い。話の本筋に入るのは2巻から。よくわからないまま世界を救うために戦わされることになり、よくわからないまま戦いが終結する話。戦い自体は、はっきり言ってぶん投げエンドだったが、この話の本質はそこではなく理不尽な状況に於ける人間の感情の機微。できれば若いうちに読んでもらいたい、切なくて儚い少年たちのお話。

  • なんかいいな。楽しい話ではないんだけどね。

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