- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840220606
感想・レビュー・書評
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ストーリーはよく出来ていて面白かった。世界観の説明が長いと思ったが、読み終えてそれも伏線だったのだと納得。
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銃に戦闘機ありで時雨沢の趣味全開という感じ。ストーリー展開はある程度想定範囲か。アリソン&ヴィルの時雨沢さんが書く暴走系少女と無口切れ者男子コンビは、キノ&エルメスに読み慣れていたためか新鮮。あとアリソンの親とカッコウの托卵の伏線も気になるので次巻も読む。
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まずは、
いくらなんでも、かっこよすぎるやろー!(゜ロ゜*)
ベネディクト!おまっ、惚れてまうやろー!
以上感想でした、なんて。
しょっぱなに叫びたいくらい、格好良い飛行機乗りが出てきました。
ではアリソンの話に戻りまして。
主人公は、豪快で男前かつ可愛い軍人アリソンと、真面目で記憶力抜群の学生ヴィルのお二人。
二人が住む大陸は、大陸を真っ二つに割る、長い川と山脈を境界線として、ロクシェとスー・ベー・イルという大きなふたつの国に別れておりました。
両国はもう長い間いがみ合っており、互いに“河むこうの人間”は酷い奴らだとばかり思っておりました。
しかし、ある日学生生活を送っていたヴィルのもとへ、幼なじみで空軍パイロットとなったアリソンがやってきて、散歩に出たふたりは“ホラ吹きじいさん”と呼ばれる変わり者の老人に出会います。
変わり者のじいさんは家に送ってほしいとサイドカーに乗ったふたりに声をかけ、二人は礼としてじいさんの家でお茶をご馳走になることに。
噂どおり、ホラ吹きじいさんは嘘っぱちばかりを嬉しそうに喋り、アリソンはじいさんのホラを素直に「それも嘘なんでしょう」と嫌味もなく切り返す。
そんなアリソンに気をよくしたのか、じいさんは「これだけは本当のことだ」という話を、二人にきかせてくれました。
それは約三十年前のこと。ロクシェとスー・ベー・イルが激しい戦争をしていた頃、ホラ吹きじいさんが国境ですごい宝を発見していたという話。
それは長年折り合いのつかない両国の戦争を止められるほどの宝だというのだから、アリソンとヴィルは興味津々。
幼なじみの二人は、ついに宝のありかを知ることとなるはずが…。
ウロ覚えですが、あらすじはこんな感じ。間違ってたらご免なさい。
とにかく、キノといい本作といい、時雨沢さんの書く物語は独特の雰囲気がある。
やわらかな春の、窓を開け放った部屋にふわりと入ってくるそよ風、光を浴びてふわふわに干したクッションの香り、そっと差し込む木漏れ日、みたいな。
あぁ、表現が下手くそで申し訳ないんだけど(´Д`)なんかね、とにかくやわらかいの。
それだけじゃなく、冒険モノに不可欠な宝やそれを狙うライバル、ハラハラドキドキの侵入とか、楽しい要素がもりだくさん!
人情とかロマンとか…あぁ、もうとにかく、楽しかった。本当に楽しかった。 -
ヴィル大好きなアリソン可愛すぎるww壮大なストーリーで、最後まで読まずにはいられない作品でした。
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金髪少女の横暴。
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アリソンの性格が可愛くて大好きです。
面白くて何回か読み返しました。 -
多分持ってる
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全巻読了。
話の筋もしっかり通ってるし、ストーリー展開が上手く飽きさせない。
レシプロ機、銃器好きなのでその辺が詳しく書かれていたのも楽しめた。
ただ、自分は短編のキノの旅の方が好きかな。 -
アリソン、リリアとトレイズ、メグとセロンに続く話の一番初めの作品。
ひとつの大陸の、決して相容れない二つの地域。
一巻のラストはとても納得する終わり方。