- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840220606
作品紹介・あらすじ
巨大な大陸が一つだけある世界-その大陸は二つの連邦に分けられていて長い間、戦争を繰り返していた。その東側の連邦に暮らす、学生ヴィルと軍人アリソンは、二人とも17歳。ある日ヴィルは、アリソンと一緒に街外れまで行き、そこでホラ吹きで有名な老人と出会う。その老人は二人に"宝"の話をする。『戦争を終わらせることができる、それだけの価値がある宝』-。しかし、二人の目の前でその老人は誘拐されてしまう。そして…。「キノの旅」の時雨沢恵一&黒星紅白が贈る新作長編!胸躍るアドベンチャー・ストーリーの幕が今上がる。
感想・レビュー・書評
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シリーズが完結したらしいと知り、子世代まで読んでみたくなって中学以来の再読。当時ものすごく気に入った記憶があったけど、今読んでも面白かった!アリソンの金髪碧眼の美少女で飛行機乗りっていうキャラが好きです。かっこいい。ヴィル含め、キャラが妙に肝が座ってるので冒険モノとしては問題ありかもしれないけど、安心して読める。とても綺麗に終わります。
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東のロクシェ、西のスー・ベー・イルに二分され戦争を繰り返している世界。ロクシェの優秀な学生であるヴィルと、空軍飛行士のアリソンが、戦争を終わらせることのできる”宝”を探して冒険するお話。
アリソンのアグレッシブさが半端じゃないところと、”宝”のことを教えてくれたお爺さんの色々切ないところが印象的。
元気が出ないなーって時に読み返してアリソンに元気をもらってます。 -
NHKでアニメをやっていて気になったので購入。
アリソンとヴィルどちらもかっこいいです。
ラノベ系はあまり読まないですがこの作品は面白かったです。
戦争系といえばそうなんですが暗い話ではなくさっぱりとしています。 -
戦争を終わらせるだけの価値がある“宝”を巡って、飛行士アリソンと少年ウィルの旅がはじまる…
展開が早い。最後に息切れした感じがする。 -
少年と少女が冒険し、世界が広くなり世界をひっくり返す物語。実に僕好みの物語。
暴走気味の飛行少女と、彼女の全てを受け入れて守ろうとする少年。過去に囚われ過去から解き放たれる大人。架空の国の歴史にまつわるお話。
硬軟のバランスが絶妙で心地好い読後感でした。 -
ルトニ川と中央山脈によって隔てられたロクシェとスー・ベー・イルの二つの国は、長年戦争を繰り返してきました。ロクシェの人びとは「河向こう」のスー・ベー・イルを「悪の帝国」と呼んで憎んでおり、それと同じように、スー・ベー・イルでも「河向こう」のロクシェを憎んでいます。
ロクシェの空軍パイロットの少女アリソンと、いつも彼女に振り回されている幼なじみのヴィルが、両国の間の緩衝地帯に、戦争を終わらせることのできるようなすごい宝が眠っているというおじいさんの話に導かれて、両国にまたがる冒険へと旅立つことになります。
アリソンとヴィルが交わす洒脱な会話は、『キノの旅』のキノとエルメスを思い出させるが、そのぶん、こっちではキャラの作り込みが目立っています。あと気になったのが、アリソンに行為を寄せるベネディクトの登場にも、いっこうにヴィルが動揺しないことでしょうか。少しくらいはやきもきしたらどうかといいたくなります。 -
【再読】
結末は覚えていたけど、改めて読むとそこに至るまでの道中はスゴくいろいろ上手くいってる。良い人は良い人、悪い人は悪い人。行動すれば良い方向へ。そしてラストもスッキリと。扱う題材が題材だけに、そんなにサクサクいくものかな?と気になることも何回かあった。でも、嫌味のないストーリーや、くどくどした説明が少ないさっぱりとした世界観、アリソンとヴィルの魅力的なキャラクター、、気付けばこの作品に惹かれている自分がいる。全体的にちょうどいい塩梅なんだよなー。この後のシリーズも読もう。ただこの1冊がキレイにまとまりすぎていて、この先どう展開していくのか、期待と不安が半々… -
アリソンシリーズ、大好きでした!!
無茶するアリソン、それをサポートしてくれるウィル。キノも哲学的で好きでしたが、アリソンシリーズはキャラがみんなとにかく可愛くて、いい子たちで、大好きでした。かっこいい女子、大好きなのです。 -
アリソンシリーズの中で、一番キレイな作りの物語だった。