ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840222938

作品紹介・あらすじ

君にはツキがあるかい、それとも万事うまくいかない感じかな?変なジンクスがつきまとい、何をしていいか分からないって経験はないかな?だが逆に、ジンクスを自由に身につけることができるとしたら、その人間は運命を我がものにできるということになるのかも知れない。君は運命を手に入れたら何をするだろうか…街の奇妙な店が売るものは、人に楽しみと不安を等価値に与え、何処とも知れぬ場所に導くだろう。だが、その先に待っているのは口笛を吹く死神で-運命を操ろうとする者たちと、それを眺める者と、それを断ち切る者たちが奏でる断音符だらけの耳障りな交響曲が悪夢と未来を同時に歌う-。

感想・レビュー・書評

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  • 「ブギーポップ」シリーズの第12弾です。

    資産家の娘である楢崎不二子(ならさき・ふじこ)は、運命を読みとることのできる不思議な能力をもつ「オキシジェン」という男に出会います。不二子は、彼の能力を駆使して「ジンクスショップ」を開店し、やがてその店のうわさがすこしずつ世間にひろがっていきますが、彼らを中心にいろんな思惑をもった人びとの運命が絡みあうことになります。

    今回のストーリーは、「ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師」と同系統だといえるかもしれません。ただ、本巻の事件はもっと小規模であるにもかかわらず、登場人物が多くて、「ペパーミントの魔術師」にくらべると若干まとまりが悪いようにも感じてしまいました。

  • 登場人物多すぎィ!
    イラストなんか急に変わったし、死神はバッタバッタと○しまくるし変な雰囲気の話だった。
    糸が切れたの?

  • サピエンス全史と通じる、人は認識でできている。

    本は、読めば読むほど横で繋がっていく。
    面白いよねぇ。

  • ライトノベル

  • ジンクスと不安と運命の話。シリーズ第十一弾。前々から名前だけは頻出していた中枢ことオキシジェンというあからさまに重要な人物が初登場する、物語的にも重要な巻のようだが、個人的には霧間凪やフォルテッシモ辺りのキャラが好きで、今巻登場する敵たちも一般人の意識を乗っ取る能力が多くちょっと物足りない。緒方剛志のイラストもなんだか雰囲気が変わった気がする。相変わらず物語としての舞台装置は面白い

  • 統和機構の中枢オキシジェン登場!
    次期中枢を決めるために動き出すお話。
    それにしても、最終的に選ばれたのが彼女とは今後どうなるんだかすごく気になる。

    対象者は能力者ではなくても問題ないということかな?
    あと、殺し屋「ホワイト・ラビット」って世界の敵に該当しうる人物だったのかな。

    単に宮崎藤花の友達だったからなんじゃないかなーとか思ってみたり

  • ブギーポップって秋せつらに似ている。武器、黒い衣装、二重人格、非情な性格。
    統和機構の中枢(アクシズ)、全世界の支配者(キングオブザワールド)が初登場。オキシジェン=柊。世界に張り巡らされた運命の糸を見ることができる能力をもつ者。
    澄矢雅典=ホワイト・ライアット=パスタイム・パラダイスの殺し屋、仲村紀美香=ギミー・シェルター=おとなしい娘、伊東谷抄造=シェイム・フェイス=楢崎家の執事、小宮山愛=スイッチスタンス=ティッシュ配りの娘、4人のMPLSの運命が交錯し、断音符(スタッカート)ばかりで作られた交響曲が奏でられる。

  • そこまで難しい本じゃないし、かといって簡単な本でもないと思います。
    本自体は面白かったけど、終わり方が普通すぎる気がしました。
    もう少し意外なことがあったりすれば、もっと読みたくなったと思います。
    そのため、評価はちょっと低めにしました。
    内容・設定は結構私的には好きなものでした。
    シリーズらしいので、それを読んだらハマれるかもしれないです。

  • そんなには複雑ではない作品。
    そう、ことはジンクス・ショップから
    始まるのですから。

    まあ狙いは「オキシジェン」だったわけで。
    というか中枢が出てきますからね。
    ある意味貴重なお話かも。

    ブギーポップはさりげなく出てきます。
    終盤にはあまり絡まずに。
    でも悪くはない出番でした。

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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