アリソンII 真昼の夜の夢 (電撃文庫 し 8-8)

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 2025
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840223072

作品紹介・あらすじ

巨大な大陸が一つだけある世界-。その大陸は中央にある山脈と大河で二つの連邦に分けられている。その東側の連邦に暮らす、学生ヴィルと軍人アリソンは二人とも17歳。ヴィルの冬期研修旅行を聞きつけたアリソンが、ある計画を立てて、結果ヴィルとアリソンは一緒に過ごす事に…。そして、二人は偶然ある村にたどり着く。最初愛想のいい村人達だったのだが、出されたお茶を飲んだ二人は昏倒し、とらわれてしまう。実はその村は…!?「キノの旅」の時雨沢恵一&黒星紅白が贈る書き下ろし長編!胸躍るアドベンチャー・ストーリー第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 王家の絶えた小さな王国、訳ありな村、囚われるふたり、迷い込む英雄、首都へと連れて行けと訴える村娘、暴かれる陰謀、真昼の夜、偽物たちの物語。
    巧いなー面白いなーとぐいぐい読む。説明し過ぎず淡々としながら、過不足なしの爽快な読後感。

  • アリソンとヴィル、ベネディクトの大発見によって、ロクシェとスー・ベーイルの戦争が終結してから半年後の物語です。

    ヴィルはアリソンに強く勧められて、イクス王国への研修旅行に参加することになります。ところが、旅行先に現われたアリソンに強引に連れ出され、壁画発見の「英雄」となったベネディクトと再会します。

    アリソンとヴィルの二人はイクス王国の観光に出かけますが、とつぜんの吹雪によってゆく手を阻まれ、近くの村を訪ねることになります。一方、任務を抜け出してアリソンたちの後を追ったベネディクトも、やはりその村に住むフィオナという女性に出会います。ところが、ベネディクトが彼女に首都でおこなわれる演説会のポスターを見せたところ、彼女は自分を首都に連れていってほしいと、必死でベネディクトに懇願しはじめます。やがてヴィルたちは、十年前に謎の火事によって断絶したイクス王家とフィオナとの関係を知ることになります。

    ストーリー自体はそれなりにおもしろく読めましたが、第1巻でいきなり戦争が終結したところからどんな物語が始まるのだろうか、という期待があったので、ふつうのストーリーで拍子抜けしてしまいました。

  • アリソン〈2〉真昼の夜の夢 (電撃文庫)

  • これはこれで悪くないんだけど、どうしても1巻より盛り上がりが少ないように感じてしまう。あの話より大きな展開は難しいか、、。次が最終巻、ここからまたどうやって話を進めていくのか気になる。
    ちょっと引っ掛かったのは、議員さんが急に自暴自棄になったこと。もう少しマシなやり方は無かったんだろうか。大衆の面前で、なおかつ王女様に詰め寄られたから、もう終わりだ!と思ったのかな?頑張れば疑惑はグレーなまま、逃げきれそうな気はするけど…笑。
    相変わらずキャラクター同士の掛け合いは楽しく読めた。話している言語の違いで口調も変わるのが分かりやすく、面白かった。

  • 空軍のアリソン、学生のヴィル、壁画発見の英雄ベネディクト、そして今回謎の女性が登場!
    舞台はロクシェのイクス王国。選挙戦真っ只中のイクスで再会する3人。とある村で「首都につれていって」と懇願する女性に出会い…。
    今回も作者様の飛行機愛乗り物愛がちりばめられています。ヴィルをふりまわすアリソン、アリソンにふりまわされるヴィル、そしてちょっぴり寂しいベネディクト。
    面白い、面白いです時雨沢さん!何度読んでも面白い!それが”アリソン”です!

    2012/00/00

  • 偽物のお話。
    本物じゃないけど、偽物とも言い切れないお話でした。
    本物と偽物の境ってのは、中々ない物語な気がしました。

  • 再読。偽物たちのお話。相変わらずヴィルのいろんな能力が高いなと思ったり。英雄には英雄なりの苦悩がある、偽物ならば尚更ということですね。「ぐーで殴る」を見事実行してみせたベネディクトさんが素敵でした。主要人物が出揃ったところで、次の最終巻へレッツゴー

  • アニメより劇的だけど、ものすごく壮絶。アニメにするにはちょっと難しいでしょうね。
    それとヴィルくんの活躍がすごい。どうしてあれで6位なんだ?;p

  • 第1巻が割と綺麗に終わっていて
    続編でどう物語が展開されるのか掴みきれないまま
    読み始めて中盤あたりまでそんな状態が続いたので
    物語に入り込めないまま終わりになってしまった。

    ただ、振り返ってみれば割と悪くない話だったなという気はする。

  • カー少佐大活躍!アリソンが欲求に忠実でこっちの期待を裏切らない。しっかりエンターテイメントだし、この巻も本当にスッキリまとまっていて気持ちいい読後。
    「真昼の夜」が上手く使われていて、印象的なシーン。

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著者プロフィール

2000年『キノの旅 the Beautiful World』でデビュー。アニメ『ソードアート・オンラインII』の銃器監修も担当。

「2023年 『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインXIII ―フィフス・スクワッド・ジャム〈下〉―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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