イリヤの空、UFOの夏 その4 (電撃文庫 あ 8-9)
- アスキー・メディアワークス (2003年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840224314
作品紹介・あらすじ
伊里野と一緒に逃げ出した浅羽。二人の前にはかすかな幸せとその幸せを圧倒する様々な困難が待ち受けていた。次第に破壊されていく伊里野を連れ、疲弊した浅羽が最後にたどり着いた場所は…!逃避行の顛末を描いた『夏休みふたたび前・後編』と『最後の道』。榎本によって明かされる様々な謎。伊里野は浅羽の目の前から姿を消し、そしてその代償のように平穏な日々が戻ってきた…かに見えた。だが…!感動の最終話『南の島』。以上、「電撃hp」に大好評掲載された四編に文庫書き下ろしのエピローグを加えて、ついに伊里野と浅羽の夏が終わる。ボーイ・ミーツ・ガールストーリー、完結。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
何も知らずに世界の思惑通り生きて、それでも、自分の気持ちはホンモノだと胸を張って叫びたいと思う。
おっくれってるうーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!! -
イリヤ!イリヤ!イリヤ!イリヤぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ… あ… っあっー!あぁああああああ!!!イリヤイリヤイリヤぅうぁわぁああああ!!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!伊里野 加奈たんの白髪ショートの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説4巻のイリヤたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ… ああ… っあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!!
アニメOVA化されて良かったねイリヤたん!あぁあああああ!かわいい!イリヤたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
イ リ ヤ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!
うぁああああああああああ!!そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!
園原基地ぃいいいい!!この!ちきしょー!やめてやる!!
現実なんかやめ…て …え!?見…てる?表紙絵イリヤちゃんが僕を見てる?
表紙絵のイリヤちゃんが僕を見てるぞ!イリヤちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のイリヤちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのイリヤちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはイリヤちゃんがいる!!やったよ晶穂!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのイリヤちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ絵里ちゃんぁあ!!シ、椎名ァー!!水前寺ィイイイイイイ!!!夕子ォオオオオ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよイリヤへ届け!!UFOの空のイリヤへ届け! -
最終巻。長かったようで短かった夏休み。何もなくなってしまったかのような読後感とともに余韻に浸れる。エピローグがすべて。「主人公がいるから死にたくない」のではなく「主人公のために死ねる」ヒロイン。こうして世界は救われる。
出てくる登場人物も皆素晴らしかったです。特に水前寺先輩はカッコよすぎますね。晶穂もかわいかった。浅羽の両親も味があったし、榎本や椎名先生もよかったですね。あとはサブキャラ達もよかった。それにしてもイリヤがお守り代わりに浅羽の文房具もってたりとかしてたなんて切ないです。素直じゃなかった二人が素直になったら真実だけつきつけられてさようならという感じですかね。彼あるいは彼女にとってのハッピーエンドとは何だったのかを考えさせられます。とても良質なボーイミーツガールでした。
どうでもいいけどMr.childrenのHEROがちょっと思い浮かびました。浅羽は誰か一人の命と引き換えに世界を救ったわけですから。ただ一人彼女にとってのHEROにはなれませんでしたけど。 -
完結編.本シリーズによって「イリヤ」といえばこの「イリヤの空 UFOの夏」という図式が成り立ち,多くの語り系クラスタに“セカイ系”というネタの燃料と与えたという(?)伝説のSFラノベ.ヒロインイリヤへの痛めつけの具体的な描写をほとんどせずに彼女の過去の凄惨さを描き,主人公にラノベ界屈指の精神的攻撃を実行するという,痛々しさは健在.しかし最後の「南の島」で感動の完結へと結びつく構成がすごい.エピローグでの浅羽の最後の最後の行動にただただ感動.こうして浅羽の長い夏が終わるわけだが,水前寺に始まり水前寺に終わる,見事な全4巻だった.2003年8月刊行だが,毎夏に読みたい本.
-
なぁーっ!まとめようとしたら本のタイトルになってもうたぁーっ!イリヤで夏でUFOで空なんだあーっ!あっでも部長が一番、かっこよかった<br /><br />
-
シリーズ完結編。そしてイリヤは…という感じの結末だった。今日のタイトルは、そんな気分だったのでつけてみたんだけどね。もう「終わらない夏休み」は流行らないか…(笑)4冊読んで、秋山瑞人の文章は大変に読みやすいという結論に達した(笑)表現がちょっと以前に読んだ重松清に似た『分かりやすい文章を書くことの難しさ』を克服している感じだね。難しく書くことは、慣れると意外に簡単に書けるが、端的だが表現が綺麗で何をしているのか分かる文章ってのはめちゃくちゃムズイ。その点に関しては、ある種の知識が必要な部分もあるが、良い文章だと思う。
◇ ◇ ◇ ◇
ラストが泣けそうで、泣けない!あと一歩を超えなかったのは、中学生が主人公だからだよなぁ…と、勝手に想像。最後の返しのインパクトが少なかったけど、その替わりに脇役たちの心情がイタイ感じで書いてある。読み終わったので、アニメ版も視聴してみよう〜っと。