塩の街 wish on my precious (電撃文庫 あ 16-1)
- メディアワークス (2004年2月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840226011
作品紹介・あらすじ
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。男の名は秋庭、少女の名は真奈。静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。そして-「世界とか、救ってみたいと思わない?」。そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。第10回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作。圧倒的な筆力で贈るSFラブ・ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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面白かった!
秋葉さん、堪らんんんんん!
秋葉さん、素敵すぎる。
好きにならん筈無い。真奈が恋しちゃうの分かる。
自然の摂理。
塩害さえなければ、確かに交わらぬ2人だったし、実らぬ恋だったかも。
秋葉さんの立場的に、相手に女子高生って、ほんと塩害でも無ければ無いよな。
秋葉さんの昔の話とか聞きたかったなー。
入江、ぶっ飛んではいたけど、やってることも立ち回りも必要なことだから、損な役回りではあるよな。
塩害後の番外編が角川版だとあるらしいから読まなきゃ。 -
有川浩の自衛隊三部作の一つ。この一作だけラノべなので、気軽に読めます。毎度のことですが、政府とか自衛隊のお偉方が情けないのが気になります。でも、面白いから、ま、いっか。
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突如宇宙から飛来した結晶体によって、日本は危機をむかえていた。
愛する人と、世界の平和
あなたはどちらを取りますか?
有川浩さんのデビュー作です。後から出たハードカバーは読んでいたのですが、元も読んでみたいと思い手を伸ばしました。
今に比べると、電撃文庫でもある通り、「ライトノベルなんだな」って感じます。
悪い意味ではないですよ。
でも、最近の有川作品を知っている人には、ちょっと違和感があるかもしれませんね。
これは、読むならハードカバーもしくは、そのハードカバーを文庫にしたものをおススメします。
そして出来るなら。『海の底』、「空の中』、『クジラの彼』も合わせて読むことをおススメします! -
図書館に偶然有川さんの本があったので借りてみました。
絵はイマイチだけど、真奈ちゃんがすごく一途で可愛かった〜。図書館戦争といい塩の街といい、有川さんの作品に出てくる男性って、なんでこんなかっこいいんだろう! -
有川浩二冊目。これまた面白かった・・・!
東京湾に巨大な塩の柱が落ちてきて、人々が塩になっていく。食い止められない。その中で二人で生きていた男と、女の子の周囲に巻き起こまれていくおはなし。
前回の空の中は空自で今回は陸自。つっても空飛んでるけど。
今回もまたキャラがイイ。最後の方にちょこちょこっと出てきただけの人もなんだかとても印象に残っている。
著者本人があとがきでも書いていたけど、皆自分のために戦ってて、まわりがそのおかげで救われるんだよね。。すごい世界だ。
一ヶ月くらいまえに文庫(ノンラノベ)が発売されたばっかりで、そっちには書き下ろしもあるそうな。書き下ろし部分読んでみる!
あと、有川浩って女性なんだってはじめて知りましたとさ。自衛隊好きの女性か・・・ -
有川さーん!
読んだデビュー作。
最初はやっぱデビュー作らしいな~ふーんって感じで
今回のめんずはイマイチだな~
とか思ったんだけど・・・
ちょおまきたこれ!
ツンデレめんず秋庭さーん!!
有川わーるど定番ツンデレめんず!!!!!
多分人によってはもうこのパターンやめようぜとゆぅ方もいるだろぉけど
毎回そのツンデレっぷりがたまらなく好きなので私は良いです!
そいえばレインツリーのめんずはツンデレぢゃなったからあんま好きになれなかったのか!
話は塩害ってのが世界で流行ってそれを食い止めるって話なんだけど(あばうとすぎるw)
まあ読んでください
真奈って高校生のヒロインがね
年もかけ離れた保護者代わりの秋庭のことを大好きなのに何も知らない自分に悔しく思い、
命をかけて離れていきそうなときに
「秋庭さんのこと、知りたいです」
ってゆーの!
そこで秋庭さん
「俺がどんな奴かなんてことは、お前が一番知っていると思ってたけどな」
けどなって~~~~~~~~~~~~
ぎゃああああああああああ~~~~
ってなりましたw
妄想乙w
けど表紙やちまちまあるイラストが好きぢゃないょ!
作者の希望あってのイラストらしいですが
小説は画がないからより一層脳内が刺激されるってのに!
とにかくきっと今の有川わーるどの原点の作品なんだと思います~
(20090803) -
巷で話題の大人気作家、ということで、また、以前から『Story Seller』のようなアンソロジー本で短編作品を読んでいたことも手伝って、ようやく有川浩という作家に興味を覚えてきた昨今。…お恥ずかしながら、まともに有川浩作品を読んだのは、これが初めてです。何から読めばいいか分からなかったので、とりあえずデビュー作から、と思い、これを購入してみました次第。――実際に読んでみたら、これはもう“スゴイ!”のヒトコトですね! デビュー作でコレは、本当にスゴイと思う。なんなんだろう、この読み手を惹きつける吸引力は。目次を見た限りでは短編連作っぽい雰囲気だったので、とりあえず1章だけ、てなつもりで読み始めたら、もう止まらず、一気に最期まで読み切ってしまいました。しかも私、SFとか軍モノとかさほど好きなジャンルでもないのに、なんでこんなにスイスイ読んじゃえるの? ってくらいの勢いで。冷静に考えたら、ストーリーは、個人的には嫌いじゃないけどちょっと陳腐かもしれないし、先が見えるカンジもあるし、設定も“強引じゃない?”って部分があったりもするけど…やっぱ、これぞ作者の筆力、っていうものなんだろうなあ。それでも違和感なくぐいぐい読ませてくれちゃう。この作者の“読ませる力”は、ホントにすごいと素直に思えました。ほかの作品もゼヒ読んでみたいです。
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さすがに若書き。甘くて倒れそうになった。塩なのに。(06/11/06)
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デビュー作はファンタジーが入ってたのか!なるほど、デビューからツンデレ、甘々、こっちが照れるような内容なんだなぁ~なんて、思いながら、結局、最後まで一気読み。最後は切なくなってしまい泣いた。