空の中

著者 : 有川浩

• メディアワークス (2004年10月30日発売)

感想・レビュー・書評

[majinglangさんの感想 · 2018年12月9日]

いやー。おもしろかった。宮じいがいいね。あとがきによると実在のモデルがいるとか。素敵。

内容的には私の苦手なパニック物に分類されるんだけど（人がバンバン死んでいるし）、【白鯨】が魅力的な設定だったので、ぐいぐい引き込まれた。

なんてったって、悠久の生を生きている生物！すごい。よくこんなことを思いつけるもんだなー。しかも多重人格って。おもろ！！

瞬には、イラっとさせられた。途中まで、謎の生物フェイクに洗脳されているんじゃね？とも疑っていた。

真帆も、こんな高校生ありえないと思いながら読んだ。話の展開上必要なキャラだったというだけの感想しか持たない。

しかし、高知の人々の魅力的なこと。宮じいはじめ、佳江も、佳江の両親も、いいなあ。

[sarubobo-papaさんの感想 · 2018年11月13日]

自衛隊三部作といわれる「空」編。

純国産ジェット機の開発機や、自衛隊機が高度２万メートルで突如爆発するという事件が続発する。

ジェット機開発プロジェクトの春名高巳と、自衛隊機事故当時ペアを組んでいた自衛隊機女性パイロット武田光稀三尉は、再び事故現場へ向かい、巨大で未知なる生物と遭遇する。

一方、事故空域近く高知で、事故にあった自衛隊機パイロットの息子、斎木瞬と幼なじみの天野佳江も、事故で剥離した未知なる生物を捕獲していた。

この未知なる生物はともに会話をすることができ、学習能力を持ち、あらゆる波長を操る生物だった。また高速での飛行やなど、軍事転用できるような能力も。

人類はこの未知なる生物との共存はできるのか？

SFの面白さも残しつつ、春名と武田、瞬と佳江の心模様を切なく描いている。

一番のキーマンは宮じぃかな。

[のがままさんの感想 · 2018年10月12日]

わくわくどきどきしながらあっという間に読破。宮じぃの大ファンになりました。春名ちゃんと光稀ちゃんのコンビもとっても素敵であったかいラストにほっこり。♪デュークとフェイクも親子っぽくて素敵で春名ちゃんたちみたいに遭遇してみたいなと思った。空の世界はやっぱり素敵です。

[みーちゃんさんの感想 · 2018年6月16日]

わかりにくい話を単純化

[アヤメさんの感想 · 2017年10月10日]

飛行機事故が相次ぎ、知能のある生物が発見される。
自衛隊と、親を亡くし不安定な子供たちが未知の生物に対して対抗していく話。

中だるみする場面もあったが、知能のある生物が見つかるという設定も面白くて良かった。
ただまさかこの作品が、ラピュタを見て考えた作品だとは気付かなかった笑

[まさやんさんの感想 · 2017年9月14日]

今まで読んだ有川さんの作品とは、ちょっと作風が違うなぁと感じました。。

[ぱぱいや33さんの感想 · 2017年8月13日]

何つーかあまりにSFチックで途中リタイアしそうになった。やっぱこの最初の自衛隊３部作で有川浩を知っていたら、好きにはなってなかったかもしれない。エッセイにも出てきたけど、宮じいは本当に素敵。こういう大人が近くにいれば、子どもはかなり救われる。お父さんが死んだ後の瞬が痛々しくてそれもリタイアしそうだった一因。高巳と武田三尉のペアはいかにも有川浩だ。

[mitasayuさんの感想 · 2017年6月4日]

2017.6 有川さんの初期の作品の様ですが、ごちゃごちゃしすぎですね。まぁ読みにくいといったらない感じ。まぁ有川さんの作品ですから許します⁈

[theamaries1994さんの感想 · 2017年5月4日]

2017.4.24読了

[hiropopさんの感想 · 2017年1月31日]

現実味がなさすぎて、いまいち入り込めなかった。
だけど、やっぱりどのキャラクターも魅力的だしよかった。


200X年、二度の航空機事故が人類を眠れる秘密と接触させた。「変な生き物ゆうたわね?そやね?」―秘密を拾った子供たち。「お前を事故空域に連れて行く。話は現場を見てからだ」―秘密を探す大人たち。秘密に関わるすべての人が集ったその場所で、最後に救われるのは誰か。

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。