- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840230438
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパで錬とフィアが「世界樹」事件に巻き込まれようとしている頃、祐一、ディー、セラの三人は、「賢人会議」の手がかりを求め、崩壊したシティ・メルボルン跡地の地下都市に潜入していた。一方父の旧友からの依頼で、同じくメルボルンを訪れた錬の兄姉・真昼と月夜は、サクラという少女と引き合わされる。ただシティを存続するためだけに生み出され死んでゆく魔法士の子供達を救うため、シティに闘いを挑むサクラ-彼女こそアルフレッド・ウィッテンが生み出した最後の魔法士、そしてもう一人の『元型なる悪魔使い』だった-。
感想・レビュー・書評
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この巻では1巻から天樹真昼と月夜の姉弟が、3巻からディーとセラ、そして黒沢祐一が再登場となり、さらにサクラとイルという2人の主人公が登場して人物関係がより一層複雑化することに。
サクラとイルは対照的なキャラクターで、サクラが「魔法士」というマイノリティーのために戦う側であるのに対し、イルは「人間」というマジョリティーのために戦う側という設定になっている。2人とも同じ「魔法士」であるのにその目的が異なるのは、結局は「最初に守りたかったもの」が何だったのか、という分かれ目に尽きる。何か1つでもボタンの掛け違えがあれば、2人はまったく逆の立場になっていたかもしれない。
ディーは「魔法士」のセラを守るためにサクラの側につくことになったが、一時的に「兄弟」であるイルのもとへ身を寄せたときに、そのままイルとともに行く選択肢もあったはず。やはりその辺りの流れもボタンの掛け違いが原因なのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
切ないなー
イルの正義もわかるし
サクラのしてることもわかる
正しいことって人それぞれなんだな
唯一無二の誰もが納得する正しいことってないのかな
この話の中だけでなく僕らが生きているこの世界にも
命の重さってはかれない -
さすがに内容を覚えていない・・ 読み直さなければ
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ウィズ5上。
錬と同じもう一人の悪魔使いの話。
フィアを助ける事が出来た錬。
助けられなかったサクラ。
前巻までに賢人会議という言葉が何度も出てきたけど、とうとう登場です。
それによって新たに登場した幻影イルも物語に絡まってきて、これまでのキャラも分断されて、大きく話が進みます。
そんな中で、うまく感情や気持ちが伝える事が出来ないディーとセラがやっぱり悲しいです。 -
Iと対になる作品で、時系列的には?とほぼ同時期にあたる。IとIIIの主要キャラクターが登場する。フィアを救えた錬と異なり、かつてマザーコアとしての運命を背負わされた少女を救えなかった「賢人会議」こと「サクラ」と、シティに住む人々のため戦う「イル」との戦い、そして、真の強さとは何かを求めるディーが下した決断が描かれる。舞台は2198年10月シティ「メルボルン」跡地。
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もう一人の原型なる悪魔使い
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2006, 1,24 読破 + 天樹兄弟キター。久々の祐一が素敵です。ディー・・・、もはやヒロインは君だ。
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1〜5巻 ツンデレ登場
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結構壮大なお話。早く下巻が出ないかな、とウキウキ☆
毎回どこか悲しくなるけれど、読みたくてウズウズしますね!
錬くんとディーくんが好きです☆