海の底

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著者 : 有川浩
  • メディアワークス (2005年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840230926

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海の底の感想・レビュー・書評

  • 有川浩さんの小説が好き。
    哀しくて零れ落ちてしまう涙、堪えないといけない涙、そして笑顔とともにある涙。
    面白い小説でした。

    お話は、
    桜祭りで一般に開放された横須賀米軍基地に突如海から巨大生物の大群が襲来し、次々と人を襲う。
    自衛隊員2人(夏木、冬原)は逃げ遅れた子供たちを連れ、米軍基地内に停泊していた海上自衛隊の潜水艦でろう城することに。
    米軍、内閣、警察上層部の思惑を絡み合い、潜水艦に取り残された者は...

    まず巨大生物が生きている人を次々に捕食していく描写が結構エグい。
    シーンを想像すると鈍い恐怖が沸き起こってくる。
    現代社会に巨大生物ってなんだよ、興ざめる...ってコトにならなかった。

    極限の密室で過ごす子供たちの描写がすーっと入ってくる。
    子供ってこういうコミュニティを作っちゃうし、素直だったり素直じゃなかったり。

    もちろん恋愛ありです。有川浩さんの恋愛の甘さがほんと心地良い。
    そして、アホなお偉いお役人と反体制なカッコイイ漢もでてきます。

    怪獣に、青春に、自衛隊ネタに、恋愛まで。
    またまたてんこ盛りでした!
    満腹!

    自衛隊三部作「陸・空・海」完食しました!
    いや〜おいしかった!
    有川浩さんの作品を1つでもいいなーと思った方は、ぜひご賞味ください!

  •  第一部の敵は空からやってきた塩の塊だったけど、今回は、巨大エビ!?エビって・・・
     ガシャガシャキシャーって、海から出てきて、もんのすごい速さで陸を移動して、人を食らうエビ。ぎゃあー,怖い。エビのハサミで、人の腕とか足とかちょん切られるし。ぎゃー。

     県警と自衛隊の間にも軋轢というか、テリトリー争いというか、出張る順番というか、とにかく暗黙のルールみたいなものが、こんなに存在していることを初めて知った。

     機動隊とはいえ、重火器は使えない。使えるのは、盾とガス弾くらい。自衛隊が出れば、一発で撃滅できるのに、出動命令が出ない。そんな中で、烏丸さんが下した決断がすごかった。これ、事件解決後に叩かれただろうなあ。かつての管総理のように・・・

     
     しかし、今回も夏木さんと冬原さんのコンビはいいオトコたちだった。直情型の夏木と、策士型の冬原。そして子どもゆえの残酷さを存分の発揮させる子どもたち。彼らが相模レガリスこと巨大エビのせいで、潜水艦にとじこめられた6日間。どきどきしました。

    夏木三尉があまりにも自分をごまかすのでハラハラしたけど、そこは森尾望の女子側の底力と冬原さんのえげつなさでカバー。 
    私は、どちらかというと、冬原さんのような仕事の仕方がしたい。

  • 戦艦大和のことを『最強の戦艦と謳われながら戦場に到着すらせずに沈んだ』とだけ説明してのけている。
    これぢゃあ、まるで大和が就航してすぐの出撃で沈んだみたいぢゃないかぁ。ひどい!
    浩さん!現代の自衛隊には親しみあっても、旧軍には全然興味ないのだろうか。なんか嫌悪感すら漂うぅぅ。

    そんで、えっとよぉ、ぢつわオレは結構横須賀の近くに住んでたのだけど、そのレガリスなんとかってのは喰ったことがねえなぁ。
    しらぁ~、住んでたってそれいつの話よ。すまぬ。ざっと35年は前だわな。再び住まぬ、いやスマヌ。

    レガリスは臭くて喰えないそうです。でもこの作品を映画にして欲しいなぁ、と思ったのは私だけでしょうか。
    いまなら「CGなしで映りました。だからナマの迫力です!」ってコピだけで漏れなくOKの様な気がする。

    CGはぜってぇー映画滅ぼす。早くきづいてくれぇ~。CG嫌い!
    あれま話題が違う方向へいっちまったのでこの辺で。
    すまんこってす。すごすご。

  • 有川浩さんの自衛隊シリーズの、空の中と、海の底を読みました。海の底はちょっとグロテスクなところもありますが、私はすごく好きです。人の心理がいろいろあるってことがうまく表現されていて、すっごく良かったです。

  • 友人から「巨大なザリガニの大群が横須賀を蹂躙する怪獣小説」と薦められて手にしたのが本書であり、私にとって有川浩のファーストコンタクト作品。 確かにお化けザリガニの群れや機動隊、自衛隊も出てくるが「怪獣小説」とも違い、ベタ甘、戦闘、ライトノベルといったエンタメ小説の美味しい要素をかき集めた「幕の内弁当」的な設定は《活字の漫画》。
    春の基地祭で一般に開放された横須賀米軍基地に突如、海から巨大生物の大群が襲来し次々と来場者を襲い「捕食」し始めた。米横須賀基地に「間借り」している海上自衛隊潜水艦基地の自衛隊員2人は逃げ遅れた子供たちを連れ、米軍基地内に停泊していた海上自衛隊の潜水艦に籠城する事を余儀なくされる。一方、港町「横須賀」は突如現れた巨大生物の襲撃により修羅場と化す。治外法権を盾に日本本土及び日本国民の犠牲も省みず爆撃を画策する米軍や政治的判断を優先させる政府、警察上層部の思惑、上陸して横須賀沿岸を蹂躙する巨大ザリガニの群れに対して非力な武装での場違いな「治安維持行動」(自衛隊ではないので≪戦闘≫ではない)を強いられる機動隊、未曽有の事件に後手後手に回る警察の対策本部、その社会的立場から即応を許されない陸上自衛隊の焦燥といった様々な視点からシュミレーション的な演出で物語は進んでいく。
     主人公たちのドラマを描くうえで横須賀アメリカ海軍基地内に《間借り》している自衛隊の艦船という事で「アメリカの領土内」で起きた事件に対して治外法権により、警察による救済措置が取れないという政治的制限から主人公たちを「孤立」させる場所として海上自衛隊の潜水艦の艦内を選び、その艦内に「籠城生活」を強いる要因として突然変異した巨大エビ(サガミ・レガリス)の大群を設定し、ストーリーを収束させるために陸上制圧部隊の機動隊と自衛隊の描写、インターネット掲示板を使った情報戦など、着眼点や発想はユニークでドラマチックな本書。
    しかし、一冊の話の中で「艦の中」と「艦の外」という2つの場所と「軟派」な心理劇と「硬派」の怪獣小説の視点でそれぞれストーリーが単独で進行する様子はビジュアル的で「一粒で二度美味しい」を狙った趣向ではあるが初期のプロット段階での練り込み不足から視点が散漫になり、全編を通して木に竹を継いだような作劇で一つの話として消化し切れず、作者は何を伝えたくてこの作品を書いたのか?という話の核となる部分がまったく視えない。また、広く張り過ぎた伏線の回収という点においても荒技的に収束される部分も多く、面白いスチュエーションも生かされずに終わってしまい、作品のテーマやメッセージの発信よりも”ノリと勢いでお話を書きました”的ト書き小説は「欲張り過ぎ」な読了感で結局、艦内に子供達を籠城させる為だけに怪物を出した緊張感のない作品という印象しか残らなかった。「ページ数の割に内容が空っぽ」という《風船》のような小説。

  • 自衛隊3部作の3作目。海上自衛隊の潜水艦乗りが主人公。

    有川浩さんの作品で一番「海の底」好きです。
    実はどこかの短編集で「クジラの彼」という作品を読んでそれが「海の底」の番外編のようなお話でした。とっても甘々で面白かったので本家も読みたいと思って読んだのがきっかけです。
    そうしたら甘々ラブラブな「クジラの彼」に比べたらシリアスで残酷なシーンもあって本当びっくりしました。でも臨場感のあるストーリー運びに私も夢中になってしまい、とにかくハラハラしながら読みました。登場するキャラクターも格好良くて本当に楽しめました。読後感も爽やかで最高のエンターテイメントだと思います。

    有川さんは今ではほんわかするようなヒューマンドラマを多く手がけているけれど、有川さんの初期の作品はSF的な要素も強く、とてもシリアスでハラハラします。でも適度にラブも加わってて本当に面白い。
    もっとSFもの書いたらいいのに。

    でもこの本読んだらしばらくカニ見たくなくなるかもね!

  • 甘い・・・。海の中で開かれる子どもたちと船員の戦い。「十五少年漂流記」の現代版みたいな感じ。

    そして、陸ではザリカニのような巨大生物が次々と横須賀を襲撃。

    潜水艦の中では、恋が始まるし、陸は大変なことだし・・・。

    中々、ハラハラさしてくれて、面白い本です。

  • 自衛隊三部作の海です。


    巨大ザリガニが襲ってくるという、ありそうでなさそうなお話です。

    冒頭で、艦長が部下を逃がすために、

    自分がオトリになったのが印象的でした。

    巨大ザリガニにやられて艦長の腕しか持ちかえれず、

    悲しいのに、艦内に逃げてきた子供達を守る義務があるために、

    泣くことも悲しむことも公にはできない、大人二人が切なかったです。


    生命は不思議なので、いつかこんなビックリな事件もあるかもな~って

    思いながら、読みすすめました。

  • 好きな作品のひとつになりました。

    最初からいきなりのレガリスの襲撃。
    リアルでグロテスクな描写に、正直読む手が止まりそうになりました。
    が、そこはさすが有川さん。
    登場人物たちの魅力がたまらない!
    夏木・冬原コンビももちろん、望、翔、明石・・・・他にもちょくちょくでてくる人々すべてが素敵で少しずつつながっていて。

    手をとめずに読んで良かった。

  • 自衛隊三部作中で一番の出来だと思います。突拍子もない設定で始まりますが、こんな恋がしたい!と思える萌え悶絶な王道ラブストーリー。

  • 読む前、本が分厚くて、あらすじを見た感じだとかたいイメージで、ちょっと抵抗があったんですが、
    潜水艦の中では、逃げ込んだなかにたった一人女子高生がいて、その子の恋や
    子供たちの関係の変化など、とてもおもしろかったです。

  • 空の中を読んだ後にこの本を読みました。個人的には、海の底が面白い。

  • おもしろかった。
    が・・・・ジュブナイルものかと思っていたらパニックものだったよ、ぎゃ~~~~!!っと
    人喰い巨大エビ(あれ?カニだっけ?)に悲鳴。
    冒頭の夏木と冬原のやりとりに、お、おもしろそうっと読み進んでいたら、突然の惨劇に、か、かりるんじゃなかった、っとメッチャ後悔。
    ふつーに殺されるのならまだいいんだけど、喰われる、とか怖すぎなんですけど!絶対映像化はしないで欲しいわあ。
    が、ここまでよんだら、事態の解決までよまないと、気持ちわるい、悪い夢みそう、と、睡眠予定時間を1時間オーバーして最後まで一気よみ。
    はあ、一応、エビどもは撃退できてよかったーー。
    つーか、機動隊のみなさんかっこよすぎなんですけど!!命張ってんなー。(泣)
    撤退までが任務です、とか、現場、どれだけ誇り高いんだ!そして、艦長~~~~!!
    なんかもういろいろ衝撃的でした。

    そして自衛隊でてきたらあっという間に駆逐です。
    いやー火力が違うね。
    こーゆー非常事態にえてして上の動きっては鈍いもんだが、1人、2人、頭の固まってない人がいるとやっぱ違うよなー、と烏丸さんに思う。頑張って上に行ってね。

    自衛隊、ねえ。まさに今、集団的自衛権が大問題、つーかもう結論ありきで進んじゃってるけど、
    実際のところ、どうなんだろうなあ。
    確かに、手も足も縛られてる組織ではあるんだろうケド、
    あんま自由に動けるようになるとそれはそれで問題ありそうだしなあ。現場の判断で動けるように、とかいうレベルなら必要なような気もするけど・・・・。
    うーん、分からんっ。でもとりあえず、政治家が絶対大丈夫っていう時は疑ってみる必要あり。

    んで、最後はあまあまなハッピーエンド!
    なーるほど、だから忘れてくださいって言ったのかあ。
    いやあ、あの場面まで全く気がついてませんでした。
    望ちゃん、あの時点で既に覚悟決まってたってこと??
    いやあ、結構刷り込み型恋っぽいけど、5年の間に他にいい人現れなかったのかなあ。あ、いや夏木にとっては幸せなことなんだけどさ。

    夏木と冬原ってまんま堂上と小牧だなーっ図書館戦争
    原作は読んだことないんだが、思う。
    そして、あっちも刷り込み型恋っぽいよなーそーいや。

    明石さんと滝野さんの動機腐れ縁コンビがメッチャツボだった。1度や2度ではない、他の無茶な出動についてのお話が読みたい。

  • 頁を開いた瞬間からスペクタクル!
    桜祭に湧く横須賀に突如現れた人を襲うエビの大群。
    咄嗟に避難した潜水艦内の子供たちとふたりの自衛官は果たして救出できるのか?

    これを読もうという方は覚悟してください。
    読み始めたらもう止まらない。
    息もつかせぬこの展開。
    何も言うことはない。
    とにかく読んで。
    話はそれからだ。

  • 特撮ヒーロー物の世界かな(笑)夏木さん青いね〜とか思いながら読んでました。冬原さんと夏木さんのコンビ最高でした(^^♪
    多分望ちゃんも冬原さんと同じタイプですけど夏木さん良いんですか?(笑)尻に敷かれるの決定ですよ(笑)

  • 有川浩の小説です。

    ”クジラの彼”を先に読んで、どうしても読んでみたくなりました。

    舞台は横須賀。

    桜祭りの当日、潜水艦”きりしま”に緊急出航の指令。
    しかし、既に出航できない状況になっていた。

    その頃、陸上では、大型ザリガニのような生物が多数上陸して、
    人々を襲い始めていた。

    ”きりしま”の乗員、”夏木”と”冬原”は総員退艦の命令に沿って、
    離艦して上陸したところ、巨大生物に襲撃されている子供の集団に遭遇。
    立場上、見捨てるわけにもいかず、艦長と共に救助に向かう。

    艦長が犠牲になるも、子供は無事にきりしまへと避難する事ができた。
    そこから、救出までの間、潜水艦のなかでの歪な避難生活が始まる・・・。

    ”塩の街”を含む、有川浩による自衛隊3部作の一つです。

    読もうと思った切欠は、”クジラの彼”で登場する、
    ”冬原”と”夏木”が本編である”海の底”でどのような
    活躍をしてきたかを知りたかったなのですが、

    想像通りの活躍で非常にうれしく思います。

    しかも、この”夏木”と”冬原”が”図書館戦争”の
    ”堂上”と”小牧”のコンビとダブるところがあって、
    非常に楽しめました。

    それに物語である筈なのに、日本における”自衛隊”もしくは
    ”自衛官”の立場を正確に描かれている点、
    有事に際しての政府の腰砕け状態など、しっかりと取材して
    いるんだろうなと伺える点が多くあり、説得力を
    強めていると思います。

    ただ、残念なのは、”夏木・冬原”のコンビの活躍が、
    艦内の保父的役割が多く、戦闘での活躍が少ない点です。

    もう少し英雄的な戦闘などの描写も欲しかったですが、
    艦乗りなのでいたし方ないのかな・・・。

    そんな事は差し引いても非常に読み応えのある小説でした。

  • はじめて読んだ有川さんの本を、文庫本で再読。怪獣と戦う機動隊のメインストーリーに、閉じ込められた潜水艦の中の、子ども達の日常的な人間関係の話を挟み込む塩梅がとてもうまい。現在のような「日常×日常」路線ばかりではなく、またこの作品や図書館戦争のように、「非日常×日常」路線の作品に帰ってきてほしいなあと強く思った。エピローグにおける子どもたちの成長具合や、現在のベタアマ路線のさきがけのようなエンディングも良かった。このくらいにほろっとやるのがやっぱりいいんじゃないかなぁ。

  • 巨大エビが人を襲ってくるというパニックもの。
    何かの特撮かと思う大胆な設定は面白かったと思う。
    個人的には潜水艦内部に取り残された子供達の団地のイジメうんぬんよりも、警察側の明石や烏丸などのやりとりの方が興味深く読めた。
    何故自衛隊がすぐに危機的状況にあっても出動できないのかとかそういった微妙な部分をもっと読みたかったです。
    個人的な好みとして、冬原のようなスラスラと皮肉が口から出てくるような話し方をする人は、その中身が正論だったとしても個人的には付き合いを持ちたくないなぁと正直なところ思いました。

  •  期待を裏切らない有川さん・・って、すごい!これだけの展開を、飽きさせずぐいぐい引っ張るパワーにのせられて、睡眠時間削られました。
     
     「それにしてもなぜ毎回、怪獣にベタな青春だの恋愛だの混ぜんのよ、と思われる向きもあるかと思いますが、私にこれ書くなってのは息するなってのと一緒なのですみません」
     いやいや、それにやられます!!(笑)

     やっぱり非常事態には国は日和る。そして報道は邪魔をする。でも、冬原や夏木、明石や烏丸のような”平時にいびつ、でも有事に必要な人材”がしっかり動いてくれる・・・いろいろあっても最後にはちゃんと印籠が出てくる。これが読後の爽快感を呼ぶのかな~。

     大人だけじゃないな、まとめ役の望や補給長となった茂久、圭介もそれぞれにそれぞれの働きをしたんだ。
     実は、世の中そんな風にまわっているのかも。我が家の子どもたちだって三人三様・・それぞれに役割を与えられて、この世に生を受けているんだ、きっと。お勉強も運動も出来て、性格もよくて、・・・そんな優等生を望みがちだけど。んー深い。

     自衛隊三部作・・「空」「海」をまったく順序がバラバラに読みまして。「塩」を早く読みたいけど、やらんといかんことが山盛ですっ!

  • 自衛隊三部作の一つ、くらいしか前情報なしに手に取ったので、はじめの展開にびっくりした。しかもこれ三部作のうち三番目という。話がつながってるわけじゃなさそうだけど、せっかくなら順番どおりに読みたかった。ちゃんと調べとけって話だけど(´Д`)

    説明が多くてかったるくなりかけたけど、どの登場人物も個性的で楽しめた。巨大エビと言われても、頭の中でどうしてもでっかいザリガニしか想像できず、もし本当なら相当ホラーだなーと思った。
    どなたかのレビューにもあったのだけど、私も圭介のその後が気になった。もちろん圭介だけじゃないけど、あの事件でその後の人生が最も大きく変わったのは彼な気がする。

    ぜひ他の自衛隊三部作も読みたい。あと後日談があるという「クジラの彼」も!

  • 自衛隊三部作。
    他の二作に比べて、話に勢いがある。物語の早々に巨大エビが登場して、すごい勢いで話が展開するので、グイグイ読める。

  • 誰ですかライトノベル作家なんて言ったの。
    クジラの彼から入って、三部作を読め読め誰しもの感想に書いてあって。やっと読めました。
    でもライトじゃないよ!全然!

    海自よりも地上のレガリスの脅威を防ぐための警察内部と機動隊の話&自衛隊のが長いです。そしてそのシーンを延々と事細かに書ける素晴らしい情報収集力。そして海自陸自警察と機動隊全部ごっちゃになってる私のような読者にも興味を持たせてなおかつ理解させる技量。
    夏木さんじゃないですけど言葉を選ぶのがあんまりうまくないのできれいな感想が書けないのがもどかしいですが。

    最初から腕だけ遺して食われ死ぬシーンとかかなりハードです。。残酷でものすごくリアル。足はさみで切られちゃったり... 関目さん(クジラかなんかで出てきたと思うのは気のせい??)の腕の骨折のシーンとか... 自衛隊出動で数時間で殲滅となった時の住之江さんのいたたまれさが本当に胸にきました。これはフィクションだってわかってるけど、基本日本の防衛は規則でがんじがらめになってると思います。中国との尖閣問題でも中国漁船に衝突されて注意と威嚇のみって。
    これ読んで、少しでも国の対応のもどかしさを喚起された人がいたらいいな。防衛庁か政治家になって欲しい。とは行き過ぎかもしれないけど。

    この横須賀レガリス事件は結局クジラの最後のシーンで冬腹が彼女の上司を臭さで撃退(笑)するところなんですね。
    冒頭で亡くなった艦長がまさかその彼女の友達の叔父だったとは。いたたまれない死に方だったからなおさら。
    しかし、これだけ全国ニュースで流れてた体なのに、彼女はレガリスの話を知らなかったのかな?どういう設定だったか忘れちゃった。最初から最後まで冬原も彼女いない感じで振る舞ってたからクジラ〜の前の話かと勝手に思ってたし。絶対もう一回読み直さないと。
    クジラに収録されてる夏木さんと望の話もこれを読んだあとに読むと万感なんだろうなー翔がしゃべれなかったのも知らなかったし、どういう風に成長したのか読み直したい!冬原が結婚して子供できても夏木と望は始まってなかったっていうのはまあ驚きだったけど.. 笑
    なにはともあれ、潜水艦の中に逃げるというのは良い策だったと思うんですが。普段から何十人もの人が寝起きしてる場所だから、食料とか必要最低限の生活の保証はされるし、レガリスの攻撃からも守られるから絶対安全だし。
    フィクションだってわかってるけど、ニュースのコメンテーターでそういう話が出てても良かったのに!ってフィクションにすごいイライラしてました笑

    クジラ〜で海が一番楽しみだったんですが、塩と空も読まないと!

  • 自衛隊三部作の三作目、海自編。

    海自的要素は想像以上に少ないですw
    ちょっとテンポが良くないですが、合間に入るミリタリヲタのチャットログが良い閑話休題になりました。

    レガリスの描写はなかなかグロくて大好きなエビが暫く食べられないやも・・・と危惧しています。(まぁ多分食べますがw)
    レガリスまんじゅうには人の図太さを感じましたが、茂久父の「レガリス丼」は爆笑しましたw

    夏と冬の掛け合いは時に漫才に、時に男の友情物語になりアツイです。
    先にこの二人のスピンオフで恋愛小説読んでるので、思い出してニヤニヤしてしまいました。

    でも三部作の中ではやっぱり勢いと吸引力のあった「塩の街」の出来が良すぎて残る二作品は若干出来が落ちます。
    「塩の街」がラノベだったことも大きいかもしれませんが。
    長編をぐいぐい読ませるにはまだちょっと筆力が足りないのか。
    助長的になりがちなことは否めません。
    今回はLOVEの要素が少なかったのもあるかな?w

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ少年少女の運命は!?海の底から来た『奴ら』から、横須賀を守れるか―。

    これは海のそこから来たやつらと人間の戦いの形をとって描かれているけれど
    本当は、日本の構造と戦う自衛隊と警察の機動隊の物語が隠れていた。
    戦えない自衛隊が戦える武器を持ち、戦える機動隊が戦うための武器を持たない。
    そして米軍の顔色を見ながら、官僚が無理難題を押し付ける。
    自衛隊の立場はっきりさせてあげたくなりました。
    普通に冬原&夏木と子供13人の潜水艦での生活が、みんなを成長させていくさまが見える。
    望と翔はこの事件がなければ愛情を取り違えたまま大人になり、ほかの子供たちも真の自分の価値を見つけるまで長い時間がかかってしまったのだろうと思う。
    「眼下の敵」を見たくなった。

    それにしてもグロテスクでとても前半は読むのに苦労しました。
    なのにラストのあのすがすがしさ。有川節全開だった気がします。

  • 自衛隊3部作。どれも「あり得ない!」というような荒唐無稽な非常事態で、今回のもまた…。巨大エビ来襲!漫画のようだけど、描かれる凄惨な場面は、とても笑えるものではない。

    巨大甲殻類の来襲から逃れて潜水艦に立てこもった自衛官2人と13人の子ども。狭い空間の中でさまざまなできごとが起こる。子どもたちも意外に深い事情を抱えていて、2人の大人と関わっていく中で少しずつ変化していく。
    若い自衛官、夏木と冬原の名コンビがいい。

    一方、陸上では警察と自衛隊の縄張りという傍から見れば滑稽な線引きによって、事態がなかなか解決に向かわない。現場を熟知した明石と、派遣されてきた烏丸参事官の二人の大人がかっこいい。そしてさらに、悲痛な決意で任務を遂行しようとする機動隊の面々。フィクションとはいえ、思わず頭が下がります。

    しかし、こんな混沌とした状況の中にもラブ要素を忘れないのは、さすが有川浩。ベタ甘とはいかないけど、にやにやさせてもらいました。この話の続きがぜひ読みたいと思うのは、私だけではないはず。

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海の底の作品紹介

横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ少年少女の運命は!?海の底から来た『奴ら』から、横須賀を守れるか-。

海の底の単行本

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