猫泥棒と木曜日のキッチン

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著者 : 橋本紡
  • メディアワークス (2005年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840231589

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猫泥棒と木曜日のキッチンの感想・レビュー・書評

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  • みずきと健一とコウちゃんのお話。

    この作家さんは初読みだけど、
    すごく読みやすい。
    他のも読んでみたいなと思った。

  • 橋本さんの作品を初めて読みました。

  • タイトルや表紙の可愛らしさに騙された。

    内容はとっても重く、サラサラと書かれているけど、時折読み進めるのが辛くなるような内容も一部あった。

    でも多分、何日もしたら頭にこの内容は残らないだろうなぁ。

    2017.9.11読了

  • 恋多きお母さんが家出した。

    17歳のみずきと弟のコウだけの生活に
    時々遊びに来てくれるみずきに恋する健一。

    近所の交差点で相次ぐ猫の轢死体を、
    みずきと健一は持ち帰ってきては、庭に埋葬するようになった。

    惚れやすいお母さんのこと、自分の父と、コウちゃんの父の存在。
    サッカーを怪我で引退してしまった健一。

    不妊手術しないまま子猫を捨てている猫屋敷からの猫を、
    これ以上不幸を増やさないために、盗んでくるまで。

    10代向け、だなあ。
    久しぶりに著者の本でも、、、と思ったけど、
    案の定というか、自分は年を取ってしまった。

    弟の6歳のコウちゃんは多分年長だと思うけど
    なんで一人で帰宅してくるのか謎。

  • あとがきにもあるんだけど、親が子を捨てる物語で、子が親を捨てる物語。

    突然いなくなってしまうことを受け入れてしまうようになってしまったみづき。

    捨てられ、死んでしまった猫を埋める時、今まで出なかった涙が溢れてしまう。
    止めようもなく溢れてしまって…。

    日常の嫌なことや、嬉しいことをほっこり書いてあって、好きだった。

  • タイトルから、もっとほっこりした話を想像していたが、読み始めると意外にもヘビー。

    青春の爽やかさや透明感が、そのヘビーさに混ざり合った話なのだが、それが私の中ではうまく消化できず、読後感は好みではなかった。

    親に捨てられた主人公の高校生みずきの、淡々とした様子と逞しさに驚きを感じる。
    みずきの母や同級生の健一くんなど他の登場人物たちも、家庭内暴力、生活を一変させるような怪我などを経験しており、その置かれている状況の厳しさの割にみなそれを淡々と受け止めすぎている感じがした。
    作者は、それを諦めや割り切りを知り過ぎている逞しい生き方として描きたかったのか。それとも何かが足りなくても強く生きて行くことができるということを描きたかったのか。

    若い世代の読者のほうが共感できる内容かもしれない。

  • 10年前に描かれた本である、ということを考慮に入れないといけない。15歳のころ。いのちを大切に、ということ、家族の絆、ということが声高に言われ、社会はきっと薄暗かった。それは今もほとんど、変わっていないのだけれど。

  • お母さんが家出した、わたしたちを置いて。お父さんはずっと前にいなくなった。けれどもわたしは大丈夫。弟のコウちゃんと二人で生きていく。友だちの健一君だって応援してくれる。そんなある日、わたしは道ばたで「絶望」に出会ってしまった―。失くした希望を取り戻すために、拒まれた願いを実現させるために、高校生・みずきの戦いと冒険が始まる。生きることへの励ましに満ちた物語。
    ---------------------
    橋本紡さんらしい、透明感と切なさが染みる内容。
    母親が出て行き、弟とふたりの私が、取り乱すことなく毎日を生きて行く。空気感を持った主人公は大好物だ。

  • これをさらさら読めるという気持ちは、わからない。
    単純に私の経験してきたことがヘビィだったから、
    だから読み進める事が出来なくなっただけかもしれない。

    タイトルの童話めいた印象に比べて、内容はつらい。

    40代の出奔した母親・DVを平気でぶつけた義父。
    出て行った彼らをあてにしようもなく、子供だけで
    生きている高校生、みずき。

    彼女に片思いしている、負傷でサッカーを断念した健一。

    彼らはどういうわけか、轢死している猫達を、みずきの
    家で埋葬している。

    命が壊れる描写。
    暴力が振るわれる瞬間。

    それを描きたい小説ではないのに、生々しすぎて
    こころの底にみずきが抱えた痛みが、迫りすぎて。

    読んでいて吐いた。
    拾ってきた子猫を介抱するところで止まったのだが
    おそらく助かるまい。

    お話の主軸としては、そこが大事なのではない。
    そこを主人公たちが越して、恋しあっていく状況を
    丁寧に描きたいのだろうに。

    そこまで読み進める事ができなかった。

    時に恋は、万能の力を生む。

    でも

    恋でどうにかなる問題ではないようなことを
    ここでは描いていると思うのだ。

    読み進めれば、もっといい読後感があったのだろう。

    これをフィクションとして読めるということは、ごく普通の
    日常を読者の方が過ごしていらっしゃるということだ。
    私のような読者は珍しいだろう。

    あまりいいレビューではないが、この本が小説として
    ダメだということでなく、私に合わなかったというだけだと
    申し上げておく。

  • 青春ものにしては面白かった。もっと大人の主人公の話が個人的に好きだけど。
    2人は最終的にくっつかないんじゃないかなとも思う

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猫泥棒と木曜日のキッチンの作品紹介

お母さんが家出した。あっさりとわたしたちを捨てた-。残されたわたしは、だからといって少しも困ったりはしなかった。サッカーを奪われた健一くん、将来女たらしになるであろう美少年の弟コウちゃん。…ちょっとおかしいかもしれないが、それがわたしの新しい家族。壊れてしまったからこそ作り直した、大切なものなのだ。ちょうどそのころ、道路の脇であるものを見つけて-。

猫泥棒と木曜日のキッチンの文庫

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