- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840231589
作品紹介・あらすじ
お母さんが家出した。あっさりとわたしたちを捨てた-。残されたわたしは、だからといって少しも困ったりはしなかった。サッカーを奪われた健一くん、将来女たらしになるであろう美少年の弟コウちゃん。…ちょっとおかしいかもしれないが、それがわたしの新しい家族。壊れてしまったからこそ作り直した、大切なものなのだ。ちょうどそのころ、道路の脇であるものを見つけて-。
感想・レビュー・書評
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思っていたより残酷で後味が悪い。子供の感情を捉えていながら、完全に大人目線の話。家庭を持つくらいの年齢で読むべきだったかなあ。世間の評判につられてほぼ絶版?の単行本を手に入れたけど、手を出すのは早すぎたかもしれない。また数年後に改めて読もう。しかしハッピーエンドともバッドエンドともいえない、こういう話を久しぶりに読んだ。ダークだなー
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タイトルや表紙の可愛らしさに騙された。
内容はとっても重く、サラサラと書かれているけど、時折読み進めるのが辛くなるような内容も一部あった。
でも多分、何日もしたら頭にこの内容は残らないだろうなぁ。
2017.9.11読了 -
みずきと健一とコウちゃんのお話。
この作家さんは初読みだけど、
すごく読みやすい。
他のも読んでみたいなと思った。 -
根底には、児童虐待や育児放棄など社会問題外食潜んでいるのに、明るくてコミカルでさえある作品だった。
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3.0
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装丁とタイトルが気になり図書館で借りた。
最初の方は重々しく生々しい内容に驚いたが、後半は読みやすかった。
20歳になったから、親になったから大人になるんじゃなくて、年齢的にも立場的にも子供であっても大人にならざるを得ない子は沢山いるんだよなぁと感じた。
後書に書かれていることにも納得。 -
本当にドキドキする物語
これが青春だったら趣が深過ぎるのではないかと感じる -
「これは親が子を捨てる話です。そしてまた、子が親を捨てる物語でもあります。」
暗いテーマなのに明るく温かいお話です。
とても読みやすくて一気読みしてしまいました(笑)
家族とは、と考えさせられました。
またいつか読み返したい1冊です。