猫泥棒と木曜日のキッチン

著者 :
  • メディアワークス
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感想 : 132
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840231589

感想・レビュー・書評

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  • 思っていたより残酷で後味が悪い。子供の感情を捉えていながら、完全に大人目線の話。家庭を持つくらいの年齢で読むべきだったかなあ。世間の評判につられてほぼ絶版?の単行本を手に入れたけど、手を出すのは早すぎたかもしれない。また数年後に改めて読もう。しかしハッピーエンドともバッドエンドともいえない、こういう話を久しぶりに読んだ。ダークだなー

  • みずきと健一とコウちゃんのお話。

    この作家さんは初読みだけど、
    すごく読みやすい。
    他のも読んでみたいなと思った。

  • 3.0

  • 装丁とタイトルが気になり図書館で借りた。

    最初の方は重々しく生々しい内容に驚いたが、後半は読みやすかった。
    20歳になったから、親になったから大人になるんじゃなくて、年齢的にも立場的にも子供であっても大人にならざるを得ない子は沢山いるんだよなぁと感じた。

    後書に書かれていることにも納得。

  • 橋本さんの作品を初めて読みました。

  • 恋多きお母さんが家出した。

    17歳のみずきと弟のコウだけの生活に
    時々遊びに来てくれるみずきに恋する健一。

    近所の交差点で相次ぐ猫の轢死体を、
    みずきと健一は持ち帰ってきては、庭に埋葬するようになった。

    惚れやすいお母さんのこと、自分の父と、コウちゃんの父の存在。
    サッカーを怪我で引退してしまった健一。

    不妊手術しないまま子猫を捨てている猫屋敷からの猫を、
    これ以上不幸を増やさないために、盗んでくるまで。

    10代向け、だなあ。
    久しぶりに著者の本でも、、、と思ったけど、
    案の定というか、自分は年を取ってしまった。

    弟の6歳のコウちゃんは多分年長だと思うけど
    なんで一人で帰宅してくるのか謎。

  • 10年前に描かれた本である、ということを考慮に入れないといけない。15歳のころ。いのちを大切に、ということ、家族の絆、ということが声高に言われ、社会はきっと薄暗かった。それは今もほとんど、変わっていないのだけれど。

  • 青春ものにしては面白かった。もっと大人の主人公の話が個人的に好きだけど。
    2人は最終的にくっつかないんじゃないかなとも思う

  • 読みやすかったしまあまあだったけどあんまり心には残らない話。すぐ忘れると思う。

  • みづきと健一くんとコウちゃん。
    母親が出ていってから、この3人はまるで家族のように暮らすようになる。
    そんな時、自分を変える何かをみづきは道路の脇で見つけた。

    静かな文体で綴られる、酷くも優しい世界のお話。

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