キノの旅〈9〉the Beautiful World (電撃文庫)

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著者 : 時雨沢恵一
制作 : 黒星 紅白 
  • メディアワークス (2005年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840231725

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キノの旅〈9〉the Beautiful World (電撃文庫)の感想・レビュー・書評

  •  自分(たち)に都合の悪い情報に耳をふさぐ「電波の国」は、情報受領リテラシーの意味を鋭く投げかける。特に、フェイクニュースと叫んだ者勝ちになっている状況であればなおさら。

     「作家の国」は著者の願望(嘘)。

     自然保護も自然破壊も何れも「人為」という点では共通項で括れる「自然保護の国」。
     コピペ文化を嘲笑いつつ、それとは異質というべきな史料探究への鋭敏な目の意義に光を当てる「日記の国」。
     「裸の王様」キノの旅版「続・戦車の話」。

     ただし、自殺者の心性に思いを馳せず、社会性のみ活写するだけの「殺す国」はイマイチ。

  • なってないひとたち
    城壁の話
    悲しみの中で・b
    記録の国
    いい人達の夕べ
    作家の旅
    電波の国
    日記の国
    自然保護の国
    商人の国
    殺す国
    続・戦車の話
    むかしの話
    説得力Ⅱ
    悲しみの中で・a

    彼も1話分でてきましたが、師匠も結構でてきました。
    記録の国は、もういい加減終わらせたらどうでしょう?
    一人ぐらい放置しても、いい気がしますが。
    いい人達、は使える言い訳を先にしてくれたから?
    お酒に酔っているから、というのは
    言い訳にはなりません。

    作家は…すごく離れていたらばれませんが
    出版社にはばれてしまうやも、です。
    電波の国は、彼が訪れる所は、どうして毎回
    こんな落ちなのでしょう?
    日記は、孫が疑問に思っているという事は
    制度が終わったのか、別の国に来たのか。
    自然保護は、可能性を潰した、状態。
    未来を信じていない、とも言えます。

    商人の国は、国に入る前に…。
    しかし、商売なんて互いが幸せならそれでよし。
    殺す国は微妙ですが、幸せならいい…のでしょうか?
    戦車は久しぶり、ですが、まだ頑張っていたようです。
    真実を知ってしまった、瞬間。

    むかしの話、は彼らの話、なのは分かるのですが
    全部を体験したことと思ったら…この人は
    一体どういう人なのでしょう?
    そもそも、訪ねてきた人が、違う人??
    説得力Ⅱのお琴の人は、もしかしなくても
    師匠と一緒にいた人、でしょうか?

    そして悲しみの中で、の最初のプロローグ。
    あそこでこう繋がっていくのか、と思うと
    この国、怖いです。

  • 「昔の話」に出てくるおばあさんって...そういうことなの??
    時折出てくる旅の教訓は割とためになる。戦う時に常にいえることは「不意打ちをする」ことだそうな。確かに殺されちゃったら元も子もないわけで、それって結構現実にも当てはまることじゃない?

  • 【資料ID】155598
    【分類】913.6/Sh29/9
    文学のコーナーに並んでいます。

  • あなたのその悲しみは やがてあなたになる
    ―Do You Love You?―

  • お師匠様がかつて訪れた国にキノが訊ねたりとその対比もおもしろうです。

  • 図書館で借りた本。
    「記録の国」生まれ変わる前の記憶を持つ男の苦悩の話
    「作家の旅」キノが訪れた国の人気作家とキノが知り合った話。作家の人気の秘密をキノが暴く。
    「電波の国」遠い昔、奴隷として生活していたころの名残で、電波の影響を受け続けている国の話。
    「戦車の話」以前にあった戦い続ける戦車の話のその後。
    他、短編

  • 「なってないひとたち」
    「城壁の話」
    「記録の国」
    「いい人達の夕べ」
    「作家の旅」
    「電波の国」
    「日記の国」
    「自然保護の国」
    「商人の国」
    「殺す国」
    「続・戦車の話」
    「むかしの話」
    「説得力Ⅱ」

    現代社会の問題を風刺したような作品が多い気もする。
    「説得力Ⅱ」が好き。答えは選ぶんじゃなく自分で作るものだと教えてくれる。

  • 発売当初からずっと変わらず愛している作品です。ひとつひとつのお話が輝いてます。最近の浮ついた同系列文庫だと思わず老若男女が楽しむべき一冊ですね。

  • 再読

    【記録の国】
    何度死のうと自分だけ記憶が継続していく話。
    確かに発狂するなあ

    【作家の旅】
    確かに儲かるかもしれないけれど、一種の才能が必要だとは思うな

    【電波の国】
    シズの話。悪いことをするのは電波のせいって国。
    悪いことするには便利な国だとは思うけど。。。

    【自然保護の国】
    師匠の話からのキノの話。
    こういうつながりは読んでて楽しい

    【殺す国】
    殺される側も、ソレを手助けする側もどちらも狂ってるな。
    まあ、被害を受ける国はいい迷惑だ

    【続・戦車の話】
    前に出た戦車の続き。
    コレはもう続いてなくて残念だ

    【むかしの話-Tea Talk-】
    副題的にティーの老後な話なのかな?
    訪ねてきた旅人とは誰を指すんだろ?
    (例えば実はキノは歳を取らない設定とか)
    そんなところも今後が楽しみ

    【説得力Ⅱ】
    勝てば王道な話。
    キノが修行中なので幼くて楽しいです

    【あとがき】
    まじめだ

    【うらがき】
    キノ、エロい。
    シズ、バカだ。
    他の人の感想にある通り図書館だと対応が大変そうだ

  • 久しぶりにラノベが
    読みたくなって
    何年も続きを読んでなかった
    「キノの旅」シリーズを再開。

    結構忘れてたけど
    それでも楽しめるところがいい。

    「自然保護の国」が好き。

  • おもしろかったけど、レビューを書く頃にはあまり記憶に残ってない;;
    すべておもしろいので、細かく感想を書く必要がないというか(単なる言い訳)

  • ほとんどの話がとても面白かったです。

    で、個人的に最高だったのが『殺す国』です。読んでいて、最後のひとことに驚いて一気にお気に入りの話に(笑)。これは良かった。

    あとは
    『むかしの話』

    『悲しみのなかで』
    が特にですね。

  • ストーリー 3 登場人物 2 言葉遣い 3 描写 2
    伏線回収率 2 感情移入 3 熱中度 2

    中だるみ巻。次を買うのをやめようかと思った。
    が、あとがき(もはや文庫に収まっていない)が良かった。
    15話も作らないで長めの話をもっと増やしてほしい。
    短さ故の雑さが目立ってしまった。
    「電波の国」が一番良い。またシズか。

  • 短くてたくさんの話が出てくる巻。
    'あー、なるほど'ってなる話が多く、良策集。

    "なってない人達"

  • 殺す国・自然保護の国が印象に残った。

    キノの旅は、やっぱり人の愚かさとか奇妙さを極端に描いたものだと思う。
    だからこそ、共感できたり、その国の人に反感を抱いたりするんだと思う。

  • 913.6 シ  登録番号8444

  • ■書名

    書名:キノの旅〈9〉the Beautiful World
    著者:時雨沢 恵一

    ■概要

    人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。
    短編連作の形で綴られる、第9弾。

     ▼収録話

     「なってないひとたち」
     「城壁の話」
     「悲しみの中で・b」
     「記録の国」
     「いい人達の夕べ」
     「作家の旅」
     「電波の国」
     「日記の国」
     「自然保護の国」
     「商人の国」
     「殺す国」
     「続・戦車の話」
     「むかしの話」
     「説得力Ⅱ」
     「悲しみの中で・a」

    ■感想

    本巻は、中編、長編は無く、全て短編で綴られています。
    登場人物も、大体3組(キノとエルメス、シズ+ティーと陸、師匠と
    男)が同じぐらいの割合となっています。

    個人的には、以下の話が面白かったです。

     「殺す国」
     「続・戦車の話」
     「むかしの話」
     「説得力Ⅱ」


    なぜか、キノが旅に出る前の師匠との修行の話は、はずれがなく
    面白いですね。

    「一人旅で何を優先するべきか」という疑問に、物凄く明確な答え
    を提示しています。

    この答えに納得できない人は、この小説は合わないでしょうね。
    基本的には、この答えが、主人公の性格、言動の軸になっている
    ので。

    私は、このような割り切り方は好きです。
    自分一人で自分の身を守るのであれば、善悪なんて、二の次になる
    のは当たり前で、そこを間違えると、死ぬだけですからね。

    ただ、いかんせん残念なのは、この価値観はいいのですが、キノ自
    身が、1巻からあまり成長していないように思える点です。
    少しぐらい行動に変化が出てもいいかな?と思いますね。
    最初から完成されていた人物の旅物語では、やはり限界があると
    思います。
    少しマンネリに感じたのは、こういった理由からだと思います。
    (この点、シズの話は、ティーが加わり展開に幅が出ましたね。)

  • 短めの話が多く、登場人物も多くて楽しめた。

    キノを読む度に思うが、これはけしてフィクションの世界ではなくて
    所が変われば常識やルールも変わってしまうのは
    現実世界でも同じだ。
    そして、狭い世界の中ではこれが常識だと思っていることでも
    外から見ると異常であることもある。
    見識を広げることは大事なことだ、と思う。

    一見”異常”に見えるいろいろな国の民の行動を
    お話として手放しで楽しむというよりは
    ちょっと空恐ろしくなってしまう。
    それもまたキノの魅力なのだが。

    今回のようなあとがきもまたいいなと思った。
    趣向もまた面白い。

  • そろそろマンネリかなぁと思いつつもつい新刊が出ると買ってしまいます。
    キノ旅もどんどん登場人物が増えてきましたね~。
    色々な時代や色々な人の話が出てきてそれはそれで面白いかも。
    今回もあとがきをとても楽しみにしていたのですが、
    読んでみたら
    「あれ、普通じゃん…??」
    後日友達に聞いたところによると、
    ブックカバー裏に何か隠されていたみたいですね。
    でも今友達に貸してしまっているので確かめられません…。

  • 新書購入

     ファンタジー。読みきり。短編。
     キノとエルメスの旅。
     シズと陸とティーの旅。
     師匠と相棒の旅。

     今回もまた、後書きがおかしいというか。
     後書きがまともなので、変なところに漫才を入れてみた、というのか。
     毎度のことながら、この作者の遊び心には楽しませてもらいます。
     今回も時間軸を無視しきってますね。
     気に入りは、自然保護の国、の皮肉でしょう。そんなことだろうとは思いましたが。
     作家の国も好きです。オチが特に。

     やっぱりいつものように、御伽噺のように世界が進んでいきます。

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キノの旅〈9〉the Beautiful World (電撃文庫)の作品紹介

空には、暖かい午後の太陽が浮かんでいました。なだらかで大きな丘を登った時、丘の向こうが見えた時、キノは驚きの声を出しました。「あれ?なんでだろう」急ブレーキをかけられて止まったエルメスも、「おや」やっぱり驚きました。そこには国がありました。広い草原に、城壁が見えました。白い城壁が、大きな円を描いていました。-キノとエルメスが辿り着いたのは、城壁が続く大きな国。そこに国があるとは聞いていなかったので驚きつつ、入国するための門を探して走り続ける。しかし…(『城壁の話』)他、全15話収録。

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