ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫 ふ 3-9)

著者 :
  • メディアワークス
3.68
  • (83)
  • (111)
  • (165)
  • (14)
  • (3)
本棚登録 : 819
感想 : 77
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840231824

作品紹介・あらすじ

「人間じゃなくて"爆弾"?」「はい、そうです。最新型ですよ〜」。ある日、空から落ちてきた50ギガトンの"爆弾"は、なぜかむかし好きだった女の子に似ていて、しかも胸にはタイマーがコチコチと音を立てていて-「都心に投下された新型爆弾とのデート」を描く表題作をはじめ、「くしゃみをするたびに記憶が退行する奇病」「毎夜たずねてくる死んだガールフレンド」「図書館に住む小さな神様」「肉体のないクラスメイト」などなど、奇才・古橋秀之が贈る、温かくておかしくてちょっとフシギな七つのボーイ・ミーツ・ガール。『電気hp』に好評掲載された短編に、書き下ろしを加えて文庫化。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 時間についてとても考えさせられた。
    ふと、もうあの学生の頃には戻れないんだなーとか60歳になったら…などなど…とても貴重な体験ができた。
    本を通して自分を見つめるきっかけになりました。

  •  爆弾少女、若返り風邪、図書館の神様など、ちょっと不思議な青春を描いたボーイ・ミーツ・ガールのライトノベル短編集。

     主人公の少年と時間軸を変えて出逢う少女、という共通したテーマが根底にあるが、それを感じさせないくらい、どの作品も個性が光っている。ライトノベルでこういう短い作品群は珍しいので、とても興味深く読むことができた。
     個人的には「トトカミじゃ」(ほのぼのした雰囲気が良い)と「三時間目のまどか」(謎が解けるラストへの展開が秀逸)が好き。

  • なかなかよかった。

    個人的には『3時間目のまどか』と『むかし、爆弾が落ちてきて』が特に面白かったかな。

  • 古橋作品の中で珍しく完結している作品。
    SFテイストで様々な形の“ボーイ・ミーツ・ガール”が楽しめる短篇集。

    どの話も、高いクオリティでどれをとっても楽しめる。
    青春モノ特有の空気感を感じることが出来る良作。

  • なかなか面白い設定だった。

  • 全て時間モノか、なるほど!と思ったのはあとがきを読んでから…。あまり深いこと考えずにサクッと読めた。「三時間目のまどか」が特に面白かったかな。ただ、どの主人公も世話好き?何でも受け入れちゃう性格のように感じられて、ヒロイン以外の部分でもバリエーションが欲しかった。

  • 大森望が2013年1月5日付け読売新聞夕刊の「ラノベくらぶ」で「オールタイムベスト級のライトノベル短編集」と紹介していた。市の図書館にあることが分かったので、借りてみた。ちょっと気恥ずかしい思いをしながら読んだ。「トトカミじゃ」と「三時間目のまどか」と「むかし、爆弾がおちてきて」がいいかな。初めて読む作家だと思い込んでいたが、巻末の著作リストを見たら、そうか、「サムライ・レンズマン」の作者だったのか。
    収録作品:「ある日、爆弾がおちてきて」、「おおきくなあれ」、「恋する死者の夜」、「トトカミじゃ」、「出席番号0番」、「三時間目のまどか」、「むかし、爆弾がおちてきて」

  • 時間をテーマにしたボーイ・ミーツ・ガールSF短編集。
    さらさらっと読める。
    図書館の神様「トトカミじゃ」がかわいかったー。
    「むかし、爆弾がおちてきて」も良かった。

  • どの話も切なすぎる。
    「おおきくなあれ」「トトカミじゃ」「出席番号0番」は笑ってしまった。
    「ある日、爆弾がおちてきて」どうせなら、爆発してしまえばよかった。
    「恋する死者の夜」女の子にとっては幸せだと思うけど、男の子にとってはどうだろうか?
    「三時間目のまどか」オチにちょっとほっとしてしまう。未来は変えられた。
    「むかし、爆弾がおちてきて」ちょっとした運命のいたずらだと思うとなんか辛い。
    「時間もの」のバリエーションの量の多さに驚くとともに、一つ一つの話がとても丁寧に作られていた。

  • 個人的点数: 75点

    時間をテーマにしたSFボーイミーツガールの短編集。

    ライトノベルさらには短編集ということもあって、サクサク読むことができた。

    個人的に時間をテーマにした話は好きなので全体的にとても面白かった。

    特に気に入った話は、図書館の神様と出会う話の「トトカミジャ」と、窓に写る少女との物語の「三時間目のまどか」が良かったです。

    ハッピーエンドが好きなのかもしれません(笑)

    2017.01.08   読了

全77件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

第2回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞。『ブラックロッド』(電撃文庫)でデビュー。著書多数。

「2017年 『ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

古橋秀之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×