AHEADシリーズ 終わりのクロニクル(6)<下> (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840232142

作品紹介・あらすじ

 “軍”の元9th-Gの将軍ハジの糾弾により全てのGの信頼を失ってしまったLow-G。それに対して、各Gは概念核の返却を求め行動を開始し、全竜交渉部隊に再び戦いを挑む。
 一方、出雲へと向かった佐山と新庄はそこで8th-Gの全竜交渉を行い、更にはTop-G崩壊の鍵となった新庄の母親・由起緒の過去を知るために堺へと向かうこととなった……。
 その後に佐山が取り行おうとしている“最終手段”とはどのようなものとなるのか、その場で明らかにされる衝撃の真実とは!? 全竜交渉の結末は!?

感想・レビュー・書評

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  • Top-Gの提案により、各Gの代表者たちが一堂に会し、Low-Gのおこないを吟味する裁判が開かれることになります。この申し出を受けて立つことになった佐山は、「理性」によってLow-Gをはじめとする全Gの未来を示そうとし、これに対してハジは「感情」によってうしなわれてしまった過去におけるLow-Gの責任を追及します。

    裁判の結果、両者の獲得票数は拮抗したことを受けて、いよいよLow-GとTop-Gの最終決戦の幕が開かれることになります。

    全Gの代表者たちを前にしての佐山の交渉が今回の読みどころでしょうか。裁判の過程で積みのこしになっていた新庄由起緒の意図がついに明らかになり、最終巻に向けてお膳立てが整えられることになります。

  • "ついにやったー!"と拳を握りしめてエロい新庄くんを凝視すべきか、
    「あああああああ」と声を上げ慟哭の涙をながすべきか。

    改めて全てのGと全竜交渉を行い、その中でTop-GとLow-Gの関係が完全に明かされる巻。
    この真相には全竜交渉部隊の全員がいたから辿り着いた答えだと思うし、新庄の導いた衣笠・天恭の正体には少し鳥肌が立った。
    それにしても会議ってのは退屈なイメージがあるけど、"終わクロ"はそんなトコでも全く退屈しないな!

    結局最後はLow-Gと軍との戦闘になったけど、その組み合わせと結果は中々に予測が出来ないもので楽しかったです。
    "大久保って誰だ!?"

    今までとは違って、今回はラス前ということで慟哭で終了したこともあり、次の最終巻がどういう展開になるのか、
    早く本気で向き合わねば

  • 4840232148  611p 2006・2・10 3版

  • 会議が開催され、10Gとの個人戦
     途中、新庄のエロあり。
     ラストの戦いの結果は、、、、この後、どうなるのか。

     しかし、最終巻は厚いし、最近ではなかなか手に入らない感じなので、かなり先になりそう。

  • いよいよ最終決戦!といきたいけどもう少しあるようで。前にも書いたけどこの作品の根幹はやっぱり交渉だなと再認識。会議の描写がおもしろかったです。バトルはまさかの怪獣大戦争みたいになった出雲には驚いた。大久保って(笑)

  • すべて最終巻に続く巻。この辺りからうっかり集中するあまりに涙腺刺激されまくりでいかんともしがたいです。
    草の獣かわいいよ草の獣。えっちひお!

    全世界交渉の場とか、あそこのやりとりはたまらないですね! すごく血沸き肉踊る感じです。なんとなく、決起以降ハジがあからさまな敵意を向けることがないことも印象的でした(あれでも十分敵意といえば敵意以外のなにものでもないけど)
    佐山・浅儀のすべてとか、九年前の真実とか。
    そういえば、命刻の両親はやっぱりそのまま佐山の両親の本物なのかしらん。

    気の抜けるシーンとかあるけど、戦闘中にギャグ折りこんでも勢いを殺さないのはすごいよなあ。そういうのが好きなんだけど(笑)
    しかし全ては最後に収束されるというか、結局そういう事になるのかっていうか。
    決して新庄以外には見せなかった姿を顕にして叫んだのは、やっぱり見せる相手の新庄が失われるっていう、だからだったんだろうか。

  • 意味ありげな終わり方が非常に印象的ですね。
    これからどうなってしまうんだろう…

    明らかにシリアスなはずなのに
    どうがんばってもセクハラ変態ごにょごにょな
    内容が見受けられます。
    そして逮捕されていたある人に関しては
    ここに及んでもステーキ言ってるし(笑)

    見どころは
    決戦のところでのある対決。
    世界を変えすぎてます。
    こんなことが現実でなくて良かったと
    感じた瞬間です。

  • <感想>
    これが川上稔かっ
    超展開来ましたよっっっっ

    まさか、こう終わりますかっ

    それにしても裸体を普通に載せて良いのか。このご時世……

    いやぁ5巻あたりかたもう神ですなぁ・・・

  • もう何もいえることはありません。

    ただ黙って次の最終巻を待つだけです。

    ..........1000ページ超えてるって、凄すぎですよ、川上さん。

  •  滅びの本当の理由を探る…圧倒的に時間の足りない中、各Gとの質疑応答は続いていく…そしてその時間ぎりぎりの瞬間、世界創生の謎が明らかになり…!?
     終わり方が、最終巻に引っ張るような形なので、満足感は他のものより薄く、その代わり期待感が溢れる。
    一ヵ月後に最終感が出る予定なので、楽しみである。

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著者プロフィール

第3回電撃ゲーム小説大賞<金賞>受賞作『パンツァーポリス1935』にて作家デビュー。代表作は『風水街都 香港』『機甲都市 伯林』を始めとする「都市シリーズ」や『終わりのクロニクル』シリーズ、『境界線上のホライゾン』シリーズなど。

「2022年 『EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の超能力学園OO〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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