- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840232784
作品紹介・あらすじ
晶と硝子が"無限回廊"の侵蝕を退けて一カ月。晶は幼馴染みの森町芹菜たちと、硝子はクラスメイトの友人たちと、それぞれ平穏な日常を送っていた。しかし、そんなある日-晶の親友である"有識分体"柿原里緒の元へ突然、"無限回廊"が直接その姿を現す。事態は、"目覚まし時計"速見殊子や"アンノウン"佐伯ネアを巻き込み、破滅へと進んでいく。生と死の間を彷徨う者から伸びた糸と、それに絡めとられていく日常。晶たちは、再び始まった侵蝕を止めることができるのか!?穏やかな日常と狂った非日常との間で揺れ動く、ほのぼの×ダークな新感覚学園アクションノベル、シリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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色々と不穏な空気を孕ませながら物語を終始駆け巡った殊子。結局彼女パーソナリティはどれなのでしょうか。物語の始めは黒幕かと思わせるほどなのに。やはりこのれじみるは比較的後味がいい。たとえ最後には晶が化け物と言われても。こんなに沢山の命が失われたとしても。
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表紙の理緒と小町(猫)と携帯ストラップがひたすら可愛い。
レジミルで一番好きなのは理緒ですが、表紙の通り、理緒が頑張る回。
今回の話の核になる鴛野在亜という少女。
引っ込み思案でまとにコミュニケーションを取れず、太陽のように明るい親友に憧れながら、その陰のようにくっついていることしかできない。
そんな彼女の「変わりたい」願望を、ネチネチ系愉快犯もとい敵役がちょっかいかけて、キーワード「自殺」「流血」なえげつない「虚軸」にしてしまうわけですが、そんな彼女の性格、願望たる虚軸でさえ、他人事のように思えず、ちょっと羨ましいような苦々しいような気持ちで読んでいました。
えげつない手段をあからさまに使ってくる敵ですが、主人公が好きになれないせいか、むしろ敵のほうが可愛く思えてくる不思議。 -
この小説は虚軸の説明をなくしたら半分のページでおさまるんじゃないかと思えるくらい冗長だ。戦闘中に敵が親切にも自分が使う技を説明し、それを聞いた主人公がさも自分がもとからすべてを知っているかのようにその情報を使って敵を倒す。
余裕の笑みを浮かべる主人公がいちいち寒々しい。主人公以外は結構いいキャラしてるのに、もったいない。
エピローグを冒頭に持ってくるのは良。 -
4840232784 329p 2006・1・25 初版
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2巻です。
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根幹は前巻で名前だけ上がっていて
登場しなかった2人の虚軸が登場しました。
目ざまし時計、速水殊子とアンノウン佐伯ネアです。
どちらも好きなキャラクターですね。
殊子の飄々とした所も、ネアの発言も。
物語は城島硝子の友人の一人、姫島姫を中心としたストーリーでした。
城島晶の敵である無限回廊が姿をちらつかせ始めます。
最終的には姫島姫も救われるのではないかと考えていたのですが、
よもやあんな展開で保留になるとは思いましせんでした。
残酷な展開ですね。
一等好きな舞鶴蜜の活躍の控えめな回でしたが、
次以降活躍の場が設けられるそうで楽しみです。 -
いよいよ、物語がダークになっていく・・・ちょっとまどろっこしい。巻を追うごとに死人が増えるのかなww
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硝子が徐々に感情を持ち始めている表現がうまい。
にしても、HPの短編読んだ後だけにひめひめが泣ける。